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今月の舩井勝仁の言葉

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目が合わせられない 経験

巻頭言の執筆を半年の間、兒玉裕子さんにインタビューしてもらって
書いてもらっていたのですが、諸事情があり、また自分で執筆させて
いただくことになりました。にんげんクラブもおかげさまでいろいろ
な動きがありますが、今月はそんな変化のご報告をさせていただきま
す。

大きな変化は今月の会報誌からKan.さんに登場していただくシリーズ
が始まることです。

昨年の舩井フォーラムで半日間に渡りワークショップをしていただいた
Kan.さん。おかげさまで大好評でした。約1000人の会場が早々に売り
切れになったので、今年は9月24日(日)の大ホールをほとんど1日
Kan.さんのワークショップにしてみることにしました。かなり大胆な
企画になりますが、半端ではないKan.さんのエネルギーを1人でも
多くの人に体験していただこうと思って企画させていただきました。
楽しみにしていただければと思います。

ここまで大きな企画をするからには、Kan.さんに真正面からぶつから
なくてはいけないと思い、いろいろとお話しさせていただく機会を増や
しています。

赤塚高仁さんに言わせると私は上澄みをすくってそれを見事にまとめる
天才だという変な褒め言葉を頂いたことがあります。もちろん、おちょ
くられているのですが、さすが赤塚さん、風刺の利いた言葉の中にも私
を怒らせないだけの愛情がちゃんと込められていることを感じるので、
自虐的にというわけではありませんが、時々使わせていただいています。

もう少し表現を柔らかくすると、他の先生方のエッセンスをくみ取り
それをまとめて分かりやすく伝えることができるというのが私の得意技
ということになります。Kan.さんのことも昔はこの技を使って分かり
やすく伝えていたつもりになっていました。よく覚えているのは、2年
ぐらい前にご講演をお聞きして、そのときに話されていたエピソードで
す。

昔の日本の掃除ははたきでほこりを落として、ほうきで掃き、ちりを
取り、それから雑巾で拭くというものでした。掃除機という便利な機械
が日本の家庭に普及したのは昭和40年代ぐらいのことでしょうか。
それまではほとんどの家は畳の部屋に板の間の廊下という構造でできて
いたからかも分かりませんが、そんな方法で日々の掃除が行われていま
した。雑巾で拭きとるのはともかく、はたきでほこりを落とすのはいま
の私たちの感覚からいうと、ほこりをかき回しているだけでかえって部
屋を汚くしているだけのような気がしてしまいます。

でも、昔の日本の家は確かにそれできれいになっていました。それどこ
ろか、私も小学生の頃の記憶にありますが、年末になると大掃除をして、
それでお正月を迎えるととても神聖な気持ちがするほど物理的なだけで
はない清潔さが保たれていました。Kan.さんはこの現象を物理的にき
れいに部屋を掃除しているというよりは、当時の日本人なら誰でも持っ
ていた精神性の高さからくるものだという説明をされていました。
なるほどなあととても納得したので、どこに書いたかは忘れてしまいま
したが、そのエピソードを紹介させていただいたのです。

私が知っている人の中で、最初にKan.さんにのめりこんでいったのは
兒玉裕子さんでした。
師匠として尊敬していた舩井幸雄が亡くなり、相前後して何度かの流産
というとても辛い経験をした後にやっと授かって7カ月まで育っていた
お子さんを死産することになってしまった、兒玉さんは私から見ている
と現実逃避の世界に逃げ込んでしまうように、どんどんKan.さんや
Kan.さんが実践しているクンルンネイゴンの世界にのめりこんでいき
ました。

持ち前の頭の良さとバランス感覚で一応の社会生活には順応していまし
たが、世間一般の付き合いは必要最低限にして、この世の本質を究める
以外のことにはまったく興味をなくしてしまったようでした。ちょうど
そんな時期にKan.さんやその師匠のマックス・クリスチャンセン師に
出会って目覚め、クンルンネイゴン以外のことにはほとんど実質的な
興味を失ってしまっていました。

私は持ち前のいい加減さでたとえ相手がKan.さんであっても上澄みを
すくいながら楽しくお話しさせていただいていたのですが、彼らを崇敬
していた兒玉さんはインタビューをさせていただいているときも明らか
に緊張していて、当時の私から見ると助け船を出さなければインタビュー
にならないように映っていました。他の人のインタビューのときはそつ
なくこなすのに、ちょっと困ったものだと思っていました。

でも、最近になってKan.さんとの接触頻度が格段に高まり、それに
伴って私の理解度も格段に進んできたからでしょうか、私もKan.さん
に対応するときにとんでもないぐらい緊張するようになってしまった
のです。

先日は、『ザ・フナイ』でも2人の対談を掲載させていただくことに
なってお話をさせていただいていたのですが、まるで何年か前の兒玉
さんのように、しどろもどろになってしまって、一体何を聞いたか
さっぱり覚えていない状態になっていました。

何よりも驚いたのは、インタビューの後にお食事もご一緒させていた
だいて4、5時間一緒に過ごさせていただいたのですが、ずっと目の前
に座っているのにほとんどKan.さんに目を合わせることができません
でした。普段はたとえ相手がどんなに偉い人であろうとも物怖じする
ことがないのが特技ぐらいに思っていたのに、なぜか目を合わせるこ
とができないのです。いろいろお話しさせていただいて世間一般的に
言うKan.さんの情報はそれなりに集めさせていただいたのですが、
肝心の本質的なことがさっぱり頭には残っていないのです。

インタビューをまとめてくれることになっているのは、最も信頼して
いる腕利きのライターの方なので、多分、きれいにまとまったきちん
としたインタビュー記事になって仕上がってくるとは思いますが、自
分でもずいぶん驚くようなエピソードです。印象に残っているのは隣
の兒玉さんのやっと私の気持ちを分かってもらえましたか? という
ニコニコとした笑顔です。Kan.さんのエネルギーの大きさに圧倒さ
れるというとても楽しい経験をさせていただけたのだと喜んでいます。

あんまりきれいにまとめてしまうとKan.さんの伝えようとしている
ことの本質は伝わらないといまは思っています。そんなKan.さんの
世界を実感していただくにはやはりワークショップに参加していただ
くのが一番ですが、いつもやっていらっしゃる100 人ぐらいでやられ
るワークショップはすぐにいっぱいになってしまってプラチナチケット
になっています。さすがに3000 人の会場なら希望される人はみなさん
参加していただけるのではないかと思います。

参加される人の準備ができていたらたとえ1対3000であってもKan.さ
んはちゃんと一人一人と向き合ってくれることが可能なのだと思います。
いままでこんなすごい方は私は見たことがありません。Kan.さんは
若い頃に私がとても尊敬している、インド哲学の巨人とも2年ぐらい
生活を共にしたことがあるという話をされていました。その他にも、
様々な聖者との交流から獲得された能力は私の上澄みをすくう能力とは
まったく違う本質的なものがあります。

そんなKan.さんとにんげんクラブの距離がここまで近くなったことに
心から感謝させていただきたいと思います。たった半年で、兒玉さんは
私の巻頭言から卒業して、Kan.さんの原稿をまとめることになったの
も必要必然なんでしょうね。

目が合わせられない 経験

巻頭言の執筆を半年の間、兒玉裕子さんにインタビューしてもらって
書いてもらっていたのですが、諸事情があり、また自分で執筆させて
いただくことになりました。にんげんクラブもおかげさまでいろいろ
な動きがありますが、今月はそんな変化のご報告をさせていただきま
す。

大きな変化は今月の会報誌からKan.さんに登場していただくシリーズ
が始まることです。

昨年の舩井フォーラムで半日間に渡りワークショップをしていただいた
Kan.さん。おかげさまで大好評でした。約1000人の会場が早々に売り
切れになったので、今年は9月24日(日)の大ホールをほとんど1日
Kan.さんのワークショップにしてみることにしました。かなり大胆な
企画になりますが、半端ではないKan.さんのエネルギーを1人でも
多くの人に体験していただこうと思って企画させていただきました。
楽しみにしていただければと思います。

ここまで大きな企画をするからには、Kan.さんに真正面からぶつから
なくてはいけないと思い、いろいろとお話しさせていただく機会を増や
しています。

赤塚高仁さんに言わせると私は上澄みをすくってそれを見事にまとめる
天才だという変な褒め言葉を頂いたことがあります。もちろん、おちょ
くられているのですが、さすが赤塚さん、風刺の利いた言葉の中にも私
を怒らせないだけの愛情がちゃんと込められていることを感じるので、
自虐的にというわけではありませんが、時々使わせていただいています。

もう少し表現を柔らかくすると、他の先生方のエッセンスをくみ取り
それをまとめて分かりやすく伝えることができるというのが私の得意技
ということになります。Kan.さんのことも昔はこの技を使って分かり
やすく伝えていたつもりになっていました。よく覚えているのは、2年
ぐらい前にご講演をお聞きして、そのときに話されていたエピソードで
す。

昔の日本の掃除ははたきでほこりを落として、ほうきで掃き、ちりを
取り、それから雑巾で拭くというものでした。掃除機という便利な機械
が日本の家庭に普及したのは昭和40年代ぐらいのことでしょうか。
それまではほとんどの家は畳の部屋に板の間の廊下という構造でできて
いたからかも分かりませんが、そんな方法で日々の掃除が行われていま
した。雑巾で拭きとるのはともかく、はたきでほこりを落とすのはいま
の私たちの感覚からいうと、ほこりをかき回しているだけでかえって部
屋を汚くしているだけのような気がしてしまいます。

でも、昔の日本の家は確かにそれできれいになっていました。それどこ
ろか、私も小学生の頃の記憶にありますが、年末になると大掃除をして、
それでお正月を迎えるととても神聖な気持ちがするほど物理的なだけで
はない清潔さが保たれていました。Kan.さんはこの現象を物理的にき
れいに部屋を掃除しているというよりは、当時の日本人なら誰でも持っ
ていた精神性の高さからくるものだという説明をされていました。
なるほどなあととても納得したので、どこに書いたかは忘れてしまいま
したが、そのエピソードを紹介させていただいたのです。

私が知っている人の中で、最初にKan.さんにのめりこんでいったのは
兒玉裕子さんでした。
師匠として尊敬していた舩井幸雄が亡くなり、相前後して何度かの流産
というとても辛い経験をした後にやっと授かって7カ月まで育っていた
お子さんを死産することになってしまった、兒玉さんは私から見ている
と現実逃避の世界に逃げ込んでしまうように、どんどんKan.さんや
Kan.さんが実践しているクンルンネイゴンの世界にのめりこんでいき
ました。

持ち前の頭の良さとバランス感覚で一応の社会生活には順応していまし
たが、世間一般の付き合いは必要最低限にして、この世の本質を究める
以外のことにはまったく興味をなくしてしまったようでした。ちょうど
そんな時期にKan.さんやその師匠のマックス・クリスチャンセン師に
出会って目覚め、クンルンネイゴン以外のことにはほとんど実質的な
興味を失ってしまっていました。

私は持ち前のいい加減さでたとえ相手がKan.さんであっても上澄みを
すくいながら楽しくお話しさせていただいていたのですが、彼らを崇敬
していた兒玉さんはインタビューをさせていただいているときも明らか
に緊張していて、当時の私から見ると助け船を出さなければインタビュー
にならないように映っていました。他の人のインタビューのときはそつ
なくこなすのに、ちょっと困ったものだと思っていました。

でも、最近になってKan.さんとの接触頻度が格段に高まり、それに
伴って私の理解度も格段に進んできたからでしょうか、私もKan.さん
に対応するときにとんでもないぐらい緊張するようになってしまった
のです。

先日は、『ザ・フナイ』でも2人の対談を掲載させていただくことに
なってお話をさせていただいていたのですが、まるで何年か前の兒玉
さんのように、しどろもどろになってしまって、一体何を聞いたか
さっぱり覚えていない状態になっていました。

何よりも驚いたのは、インタビューの後にお食事もご一緒させていた
だいて4、5時間一緒に過ごさせていただいたのですが、ずっと目の前
に座っているのにほとんどKan.さんに目を合わせることができません
でした。普段はたとえ相手がどんなに偉い人であろうとも物怖じする
ことがないのが特技ぐらいに思っていたのに、なぜか目を合わせるこ
とができないのです。いろいろお話しさせていただいて世間一般的に
言うKan.さんの情報はそれなりに集めさせていただいたのですが、
肝心の本質的なことがさっぱり頭には残っていないのです。

インタビューをまとめてくれることになっているのは、最も信頼して
いる腕利きのライターの方なので、多分、きれいにまとまったきちん
としたインタビュー記事になって仕上がってくるとは思いますが、自
分でもずいぶん驚くようなエピソードです。印象に残っているのは隣
の兒玉さんのやっと私の気持ちを分かってもらえましたか? という
ニコニコとした笑顔です。Kan.さんのエネルギーの大きさに圧倒さ
れるというとても楽しい経験をさせていただけたのだと喜んでいます。

あんまりきれいにまとめてしまうとKan.さんの伝えようとしている
ことの本質は伝わらないといまは思っています。そんなKan.さんの
世界を実感していただくにはやはりワークショップに参加していただ
くのが一番ですが、いつもやっていらっしゃる100 人ぐらいでやられ
るワークショップはすぐにいっぱいになってしまってプラチナチケット
になっています。さすがに3000 人の会場なら希望される人はみなさん
参加していただけるのではないかと思います。

参加される人の準備ができていたらたとえ1対3000であってもKan.さ
んはちゃんと一人一人と向き合ってくれることが可能なのだと思います。
いままでこんなすごい方は私は見たことがありません。Kan.さんは
若い頃に私がとても尊敬している、インド哲学の巨人とも2年ぐらい
生活を共にしたことがあるという話をされていました。その他にも、
様々な聖者との交流から獲得された能力は私の上澄みをすくう能力とは
まったく違う本質的なものがあります。

そんなKan.さんとにんげんクラブの距離がここまで近くなったことに
心から感謝させていただきたいと思います。たった半年で、兒玉さんは
私の巻頭言から卒業して、Kan.さんの原稿をまとめることになったの
も必要必然なんでしょうね。

門前の小僧

にんげんクラブの皆さまこんにちは。
経済や政治の話題が多い巻頭言ですが、今回の巻頭言では、勝仁会長に、
特別に舩井幸雄会長の思い出について語っていただきました。
本やブログなどいろいろな媒体でも書かれていますが、勝仁会長にとって、
人生で最も理解ができなくて、最も苦手だった人物が舩井幸雄会長なのだ
そうです(とはいえ、「最も苦手」のその言葉の奥には父に対する深い
深い愛情も、籠っておりました)。


秘書として数年関わらせていただいた私としては、舩井会長は理不尽に
怒ることは絶対にないし、長所を褒めて伸ばしてくれて、得意でやりたい
仕事を自由にやらせてくださって、なんと素晴らしい上司だろう、と
心から思っていましたが、父と息子としての関係である勝仁会長の立場
からすると、息子にしかわからない苦労や重圧がたくさんあったようです。


まずよく驚かれるのが、勝仁会長は子供の頃から、舩井会長にずっと
家でも敬語で喋っていたそうです。父が家にいると家の中は常に緊張感
があって、いないときはとてもリラックスしていたと言います。
お父さんはいつも忙しいので、お父さんの時間を一分一秒でも奪わない
ように舩井会長の奥様(勝仁会長のお母様)はとても気を遣っておられ
たとか。「お父さんは偉いんだよ」と子供たちにいつも言って聞かせた
そうです。

ご飯を食べる時も、食卓にすべてのご飯が並んですぐに食べられる状態
になってから、書斎で本の執筆や仕事をしているお父さんを呼びに行く、
というのが当たり前でした。
そんな家庭で育ったので、勝仁会長は結婚してから奥様に「ご飯ですよ」
と呼ばれて、そこからお皿や箸を並べ始め、時には並べるのを手伝わされ
ることにかなりのカルチャーショックを受けたとか。


また、お父さんと外食に行った際には、メニューを選ぶのに時間をかけて
悩むというのは舩井家ではありえないことで、食べたいものというよりも、
なるべく早く運ばれてくるものを頼む、というのが恒例だったそうです。

舩井会長は家族を外食に連れていくのが意外とお好きだったそうですが、
自分が食べ終わってしまうと、たとえ2歳の孫がまだ食べている途中で
あったとしても、さっさと席を立って出ていってしまわれるそうです。


そんな祖父であり、父だったので、子供の頃から勝仁会長は、食べる
スピードは大人に負けるから、お父さんよりも早く運ばれてくる品物を
頼んで、お父さんが食べ終わるまでには食べきる、というクセがついて
いたそうです。

奥様との初デートの時は、忘れられない思い出があるそうで、まず
メニューを選ぶのに時間がかかることにビックリされました。
おそらくそこまで時間はかかっていないと思われますが、勝仁会長から
見ると、30分くらいメニューを選ぶのに時間を使ったように感じたそう
です。さらに初デートですから、緊張して相手を気遣う余裕もまったく
なく、いつもどおりに急いで料理を食べ終わって奥様のほうを見ると、
まだ奥様は割り箸を割っていなかったのだそうです。これには勝仁会長も
カルチャーショックでしょうが、奥様も唖然とした顔で勝仁会長の顔を
眺めていたそうですから、同様にかなりのショックだっただろうとお察し
します。

私も秘書だった頃に、何度か舩井会長と奥様に食事に連れていっていた
だきました。舩井会長は、熱海のホテルの中に入っている居酒屋さんが
一番のお気に入りで、その居酒屋さんが大好きな理由は、「注文した
品物がすぐに出てくるから」でした。舩井会長の外食でのこだわりの
ポイントは何十年も変わっていないのですね。


舩井会長が亡くなられて三年たって、お父さんが苦手だったという意識
はなくなってきましたか? とお聞きすると、うーんと悩んだ後に、
「正直に言うと、父がいなくなって、気が楽になりました」とのこと。

というのも、社長として会社の経営を任されてはいても、実際に社長の
仕事をさせてくれたのは、舩井会長が亡くなる半年前くらいの、本当に
ご自分が何もできなくなってからでした。それまでは、何だかんだと
言っても、やっぱり舩井会長がすべての意思決定をされていました。
そしてすべてを任せるようになってからは、「毎週来い」と勝仁会長を
熱海に呼んでおられました。何を話すわけでもないけれど、とにかく
来いとのことで、一時間くらい喋って帰るときには、「来週はいつ来る?」
と必ず聞かれたそうです。


最晩年の舩井会長は、口が痛くてほとんど筆談での会話でしたが、
痛いながらも喋る一言一言に、とても重みがありました。さらに千里眼
と言ってもいいほどに、直観力は冴えわたっていたようで、いろいろな
ことがわかるけれど言葉にはしない、というように見えました。


身体は不自由でも経営のアドバイスは怖いほどに鋭くて、勝仁会長が
初めての不動産投資で、ある不動産を買おうとして舩井会長に相談した
ところ、「失敗するけど、ええわ。お前の勉強になるからやってみ。
一億円くらい損するけど、ええ授業料や」と言われたそうです。

結果はやっぱりその通りになったそうで、その不動産投資では結局一億円
くらいの損をしました。でもその時に失敗したことで、何をしたらいけない
のかがわかり、その後勝仁会長は不動産投資がとても得意になったそうです。


「あの時に最初に失敗していなかったら、きっと調子に乗って別の物件で
もっと大きく失敗していたと思う。
あの失敗は本当にいい勉強になったから、ここまでの流れが全部、
舩井会長には見えていたんでしょうね」と勝仁会長はしみじみと語って
おられました。

経営者としても思想家としても偉大な父を持ち、その経営を任されたり、
生き方をお父さんと比べられたりしたら、その重圧はすごいものだろう
な......と、思います。その父と子の関係を身近に見ていた私としては、
舩井会長から息子である勝仁会長への愛情も、勝仁会長から父である舩井
会長への愛情も、言葉を超えたところでとても感じられました。

親子であると同時に上司と部下でもあったので、「勝仁はわかっていない」
と時には厳しいことをおっしゃられても、ご本人のいないところでは
「かっくんは、前世でも俺の息子だった」と嬉しそうにおっしゃっていた
りして、とても期待していらっしゃいました。

「親父の本は、中学生の頃から全部かかさず読んだけれど、僕は反発も
あって舩井幸雄からちゃんと学んでいないから門前の小僧なんですよ。
舩井幸雄のことがわからないし、ここできれいな言葉も言えないんです。
そりゃあ、模範解答を言えと言われればいくらでも褒めることはできます
けれど。亡くなってからも、一年間くらいは毎日夢に出てきて、ああしろ
こうしろ、って指示を出してきて、嫌でしたよ。それがまた的確なんで
すよね」
と、勝仁会長はいろいろな感情を込めて愛情たっぷりにおっしゃって
いました。


門前の小僧、と言いながらも、一年間毎日舩井会長の夢を見るほどに、
そこまで舩井幸雄会長に正面から向き合っていらっしゃる方は勝仁会長
以外にいないと思います。父の背中を見つつも、自分は自由に自分らしい
生き方、やりかたを貫く。その姿勢は、やっぱり親子で似ているなぁ、
とお話しをお聞きして思いました。

そして門前の小僧が実は一番熱心で師匠のことをわかっていた、という
昔話をどこかで聞いたことを思い出しました。


株式会社 にんげんクラブ会長 舩井 勝仁
  ×
作家・エッセイスト 兒玉 裕子


天道と人道

2017年に預金封鎖は起こるのか

にんげんクラブの皆さまこんにちは。
先日、岩手県花巻市で泊りがけの社員研修がありました。今までに日帰
りの社員研修はありましたが、遠方での宿泊はこの十数年で初めてだっ
たので、とても貴重な体験でした。
勝仁会長は、当初は社員研修にするつもりではなく、たまたま年明けす
ぐの三連休に岩手県に視察に行く予定があったので、三連休ならばせい
ぜい来ても2~3人だろうと思って社員の方々を視察に誘ったそうです
が、蓋を開けてみたら17人もの希望者が集まったので、それならばと
本格的な研修旅行となったそうです。

今月の巻頭言では、社員研修の際に勝仁会長が社員へ向けて講演され
た内容をご紹介したいと思います(社員向けと言っても通常の講演会
と同様、政治や経済のお話がメインでした)。

勝仁会長が、ここ数カ月の中で最もショックを受けたことは、やっぱ
りトランプ氏が新大統領になったことだそうです。2016年の6月
からずっと次期大統領はトランプ氏だとはっきりと断言して、本にも
書き続けたのは副島隆彦先生だけだったということで、副島先生には
よりいっそう頭が上がらなくなったとのことでした。勝仁会長の心情
は、頭を丸めて謝りに行かなければいけないと思ったほどだそうです。

2017年新年早々の1月5日の仕事初めは、副島先生との3時間に
も及ぶ鼎談取材だったそうで、印象的な仕事の幕開けだったのだとか。

副島先生に2017年はどのような年になるかをお聞きしたところ、
経済の面での結論としては大きな金融危機などはなく、「だらだらこ
のままいくよ」とのことだったそうです。

ところで、小川雅弘さんと、メッセンジャーの村中愛さんによると、
2017年は経済危機が起きて、預金封鎖になるというのが今年の予
測なのだそうです。そのため預金封鎖の本を書きなさいと勝仁会長は
アドバイスを受けて悩んでいたそうなのですが、お正月にいろいろと
考えて出した勝仁会長の結論は「2017年は預金封鎖は起こらない」
だそうです。
小川さんと村中さんからは、「勝仁さんが起こらないと言ったことの
逆のことが起こるのだから、預金封鎖は起こるよ」と言われたそうで
すが、さて結果はどうなるでしょう。
個人的には預金封鎖は起きてほしくないので、「起きない」と潔く
言いたいところですが、今は何が起こるかわからない時代なので
「わからない」という言葉で逃げたくなります。
こんな時代は予測をしなければならない立場の人は大変だなぁと思い
ます。

政治的な四つの立場


副島先生によると、政治の思想は四つに分けられるそうです。
一つ目は、自然法(Natural Law)。
これは、王侯貴族のための政治です。たとえば、神様が決めた絶対的
な王様がいて、その人に従っていく政治で世の中は変わらない、とい
う思想だそうです。
もともとは天孫降臨をしてきた神様や龍族だったといわれる日本の
天皇陛下を中心としていく政治とか、龍から玉を授けられて歴代の王
になっている中国の歴史などがこれに当てはまります。

二つ目は、自然権(Natural Rights)。
これは、フランス革命やアメリカの独立宣言がこれに当てはまるそう
です。今の世の中は、この自然権によってできているそうで、トランプ
新大統領もこの思想だそうです。

三つ目は、人権(Human Rights)。
これは、日本国憲法や、国連宣言がこの人権に基づいて作られています。
すべての国民は健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。
というのが、人権です。この思想がいいと言われがちだけれど、現状で
はこれは無理だというのが最近わかってきたそうです。すべての国民が
健康で文化的に暮らすのはいいけれど、じゃあそのお金は誰が出すの? 
という問題があって、うまくいっていないようです。
社会的マイノリティや、LGBTといわれるゲイやレズビアンなどの人た
ちの権利を守る、というのもこの人権に基づいています。

四つ目は、人定法(Positive Law)。
実は自然法というのはなくて、法は人間が決めるのだ!という思想です。
リバータリアンと呼ばれる人たちのことで、銃規制に反対する人たちで
す。自分の暮らしは自分で守る、その代わり連邦政府はいらない、税金
は納めない、軍隊もいらない、という思想です。
冷戦のころ、ソ連が攻めてきたらどうするのですか? と聞かれると
「猟銃で打ち落とす」と応えたという潔さがあるのだとか。

この四つのうち、自分はどの立場を取るのかという軸がはっきりして
いないと、国際的には知識人と認められないのだそうです。
副島先生は、四番目の人定法の立場を取っていらっしゃるそうです。

副島先生から「勝仁君もどの立場を取るのかはっきりさせなさい」と
言われた勝仁会長は、初めは二番目の自然権かなと思ったそうですが、
しばらく考えてから一番目の自然法がいいんじゃないかなと思われた
そうです。
舩井幸雄会長は、天地自然の理に従いましょうと言っていたし、宇宙人
のような人だったから、一番目が自分の方針としても、会社の方針とし
ても合っているのかもしれないと思われたようです。

研修会でこのような話をお聞きして、政治の話はやっぱり難しいなぁ
と思いました。立場を決めるどころか理解するのも難しいので、自分
は国際的な知識人となることは今のところ不可能だな、とも思いまし
た。そもそも一番目は、王侯貴族の政治であれば、自然法(Natural
Law)ではなくて、王様法(King's Law)とすればいいのに、どうし
てこれが自然法になるのかよくわかりませんでした。
副島先生の本などを詳しく読めば、その点がわかるのかもしれません。


天道と人道


ところで舩井幸雄会長は「天地自然の理に従いましょう」とおっしゃっ
たけれど、天地自然の理だけに従いましょうとはおっしゃっていません。
人間は自然の中で裸では生きていけない存在だとも言っています。

かの二宮尊徳翁は、この世には天の道と人の道があるとわかりやすく
説いてくれています。天道は、自然そのものですから、そのままでは
人間は生きていくことができません。天道で天変地異が起こることも
ただ自然現象として起こるのであってそこに善悪はありません。
それに対して、人道は、家を作ったり、服を作ったり、畑を耕したり、
人間が人間らしく暮らしやすくしていく道です。

天道に従わなければならないけれど、人道も大事です。わかりやすく
言うならば、秋の日に落ち葉が落ちるのが天道、その落ち葉を朝に掃
いて掃除をするのが人道である、と言っています。落ち葉を掃く人間
がいなければ、そこは人間が住むことができないけれど、朝に掃いた
にもかかわらず、落ち葉が落ちるからと言ってずっと掃き続けること
は、天道に反するとのことでした。
今の現代社会は、落ち葉を掃除するのが面倒だから、いっそ木を切っ
てしまいましょうと言いかねない、行き過ぎた人道の世の中です。

人間は自然がないと生きていけませんから、天道と人道の両方を大切に
して、絶妙なバランスをとりつつ生きていくのが、大事なことのようで
す。

勝仁会長の講演の後に社員が1人ずつコメントする時間があったので、
天道と人道の話を少ししたら、勝仁会長はすごくいい話だと言って喜
んでくださいました。さも自分が考えたかのように喋ったけれど、
たまたま前日に読んだ二宮尊徳翁の本からの受け売りです、と白状す
ると笑っておられました。

結局政治的には一番目、二番目、三番目、四番目のどの立場が良いの
かよくわかりませんが、人間の人間性が高まっていけば、どの政策や
立場であれ世の中は平和になっていくのかもしれませんね。

かみ合わない

にんげんクラブの皆さまこんにちは。本書は2017年の2月号ですが、読者
の皆さまのお手元に届くのは、新年が明けて数日たった頃だと思います。

昨年は大変お世話になりありがとうございました。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

本年もよりいっそう楽しいにんげんクラブの会報誌を作っていきたいと思って
おります。


さて、今月の勝仁会長への取材の日は、出張続きで少しお疲れなようでした。
勝仁会長は北海道へ出張に行き、そこで大雪が降ったために札幌からの飛
行機が飛ばず、札幌に延泊をすることになって、翌日はそのまま沖縄へと飛
び、沖縄での滞在は十数時間で東京へ帰ってきてから次の日にこの取材を
迎えたそうです。日本縦断の移動ですね。

日本の北と南を繋いでくるお役目があったのでしょうか。勝仁会長の感覚では、
北海道の神様は怒っているように感じて、沖縄は優しかった、とのことでした。
北海道ではホワイトアウトと表現されるほどの大雪だったそうですから、そう感
じるのも自然なことと思います。お知り合いの方に余市にあるフゴッペ遺跡とい
う洞窟に連れていってもらったそうで、そこには羽の生えた人や、角の生えた
人の絵が描かれていたそうです。羽の生えた人が天つ神、角の生えた人が国
つ神のように見え、勝仁会長には戦っているように見えたそうです。普通はそ
のように解釈しないそうですから、大雪でない暖かい日に訪れても同じように
見えるのか、ぜひもう一度訪れてみていただきたいなと思いました。


世界覇権国アメリカを動かす政治家と知識人たち

今月の取材も、まずは政治のお話をお聞きしました。勝仁会長は、トランプ政権
になると予測をズバリ的中させた副島隆彦先生の本を再度学び直す必要があ
ると思われたそうで、一冊の本を読み始めたそうです。その本とは、『世界覇権
国アメリカを動かす政治家と知識人たち』副島隆彦著(講談社+α文庫刊)です。

まだ途中までしか読んでいないけれど、アメリカの政治について非常によくわか
る本だとのことでした。この一冊の本の内容を理解しているかどうかで、アメリカ
や世界の政治の見方がガラリと変わるそうです。特に知識人の相関関係を表し
たチャート図が非常にわかりやすいとのことでした。

勝仁会長によると、日本以外の先進国の知識人は、英語の文献で勉強をするた
め本書のチャート図のようなものを知っているのがあたり前なのだそうですが、
日本人だけがなぜかこれを知らないから、世界の政治のことがよくわからないの
だそうです。

またこの本に加えて、写真がたくさん掲載されている『世界権力者人物図鑑』
(日本文芸社刊)を読むと、さらによくわかるそうです。


じつは『世界覇権国アメリカを動かす政治家と知識人たち』にはある思い出が
あります。まだ私が舩井幸雄会長の秘書になる少し前の2004年に、ある日
舩井会長から一本の電話がかかってきました。その用件とは、「これから僕の
秘書になる前に、時間があるならばこの本を読んでアメリカの政治の勉強をし
ておきなさい。とてもよくわかる本だよ」と指定されたのが、この本でした。

当時は前職の引継ぎがまだきちんとできていなかったため、秘書になることは
決まっていたけれど正式に入社するまでに少し時間が空いていたのです。
舩井会長の秘書になることは夢にまで見た憧がれの職業であり、これ以上に
ないほどの希望に燃えた状態でこの本を読みました。しかし、横文字が多い
上に政治について全く興味が持てなかったため、私の頭ではどれだけ読んでも
さっぱり理解できず、入社する前から大きな敗北感を味わった一冊が本書でした。

政治を勉強するにはとても優れた本とのことですので、ご興味のある方はぜひ
お読みくださいね。

ちなみに私は、十年以上経った今読んだとしても、やっぱり全然理解できない
だろうことがわかるのでもう読みません。不得意な部分を無理に触るだけ時間
の無駄ですから。私には権力者の人物図鑑を読むよりも、動物図鑑や野鳥図
鑑を読んでいるほうがよほど楽しいのです。でもいつか、ごく自然にむくむくと、
権力者の人物図鑑が読んでみたいなという気持ちがもし湧いたら、読んでみ
ようと思っています。

次のアメリカ大統領がトランプ氏になると決まって、今までの常識とは違うタイ
プの人が大統領になることで、何かわからないけれど、スカッとした気分が
漂っているとのことでした。これと同じことがじつは以前に日本でも起こっていて、
2012年の年末に安倍政権が誕生した時も、同様にスカッとした気分が世間に
漂っていたそうです。

トランプ氏がなぜ今回選ばれたかというと、歯に衣着せず、本音を言うことで
信頼を勝ち取っていったようです。政治の世界では政治の話法があって、言っ
てはいけないことがあらかじめ決まっていて、本音でない会話が続いていくた
め聞いていてじつにつまらないそうなのですが、トランプ氏はそれに従わず
言ってはいけないことも本音で話すので、言葉に力があったようです。

一方安倍首相も、日本の政治家にしては珍しく本音を話すタイプだそうで、
意外と似ているのかもしれないとのことでした。

いろいろとほかにも政治のお話はお聞きしました。印象に残った言葉は、「少な
くともスーツを着て仕事をしている人は、フェイスブックなどの情報ばかりを読む
のでなく、せめて日本経済新聞は読んだほうがいい。新聞で本当のことが書い
てあるのは日付だけなのかもしれないけれど、それでも読まないと仕事をする
うえで話にならない」
とのことでした。

確かにこの意見には賛成です。
どんなゲームに参加するにも、やっぱりルールを知らなければいけないですか
ら、そこに参加するためには、日本経済新聞は必読なのでしょうね。

とはいえ、今のところ私は読んでいません。他の文脈でこの言葉は出たと思って
いたのですが、もしかするとこれは私に対する苦言だったのかもしれないと、今
この文章を書きながら思っています。

そのほかに、沖縄では「模合い」という頼母子講や無尽講のような相互自助シ
ステムがあるお話は面白かったです。
20人くらいの人が集まって、一定額のお金を出し合い、一人の人が当たったら
そのお金を全部もらうシステムだそうです。
ある会では、一人5000円ずつ出し合って、当たった人がそのお金を倍にして
全員の飲み代を払うシステムだそうで、当たったら困るのだそうです。なんだか
面白くてすごく仲良くなれそうですね。

東京のビジネスは合理的なのでほとんどそういうことはなくなったそうですが、
地方ではこのように濃密な人と人との繋がりが、ビジネスにはとても必要だと
いう話がとても面白かったです。
普段あまり人と会わず、本ばかり読んで過ごしているので、そのような経営の
お話はとても勉強になりました。


模合の話は楽しく聞きましたが、大半はあいかわらず話がかみ合わない時間
が続き、取材が終わった後、「兒玉さんと僕は違うということだけはわかった」
としみじみ勝仁会長はおっしゃっていました。
取材の回を重ねるごとに、かみ合わなさを楽しんでいる気がします。

かみ合わない人たちがたまにかみ合うから、そこに新たな何かが生まれて、
人生は面白いのかもしれませんね。

株式会社 にんげんクラブ会長 舩井 勝仁 × 作家・エッセイスト 兒玉 裕子

「2017年はどうなるか」

にんげんクラブの皆さまこんにちは。この会報誌がお手元に届く頃は、年末
も押し迫って忙しく過ごしておられる頃と思います。今月は新年号ということ
で、2017年の予測を勝仁会長からお聞きすることになりました。

ところで、この取材を行ったのは、10月の末でしたから、まだ米大統領選挙
の結果が出る前でした。そしてその時点では、日本の多くの方がそう予測し
たように、次の大統領はヒラリー氏になると勝仁会長は予測しておりました
ため、2017年はヒラリー氏が大統領になった後に世の中がどうなるか? 
と話が進んでいきました。しかしトランプ氏が次期大統領と決定してしまいま
したので、この時お話しいただいた予測は根底から覆されてしまったことに
なります。とはいえ細かい予測は別にしても、大きな流れの金融の仕組みの
お話はとても面白かったのでご紹介したいと思います。

お金が生まれる仕組み

お金が何でできているかというと、原価15円程度の紙でできています。なぜ
この紙に価値があるのかというと、信用があるからです。以前のアメリカは
お金を金に換えてくれましたが、ニクソンショックが起こってから金に換える
ことはなくなり、その代わりに国が紙幣を信用する仕組みを作って紙幣を発
行するようになりました。これを信用創造と言います。今のお金はどのように
信用創造されているのかというと、実は誰かの借金なのだそうです。誰かが
銀行からお金を借りるとお金が生まれ、返済するとお金がなくなります。

銀行の中だけで動いているお金と、銀行の外に出るお金は性質が違います。
銀行は、銀行の中だけで、お金が循環していきます。たとえばA 銀行→ B銀
行→C銀行→A銀行とお金が循環していくこと、これをインターバンク市場と
言うそうです。ぐるぐると循環させながら回っているお金で信用創造をして、
それが外に出て誰か銀行以外に貸し出したときにお金が生まれる仕組みに
なっています。この循環の仕組みを、銀行以外の人たちがやると、A社→ B
社→ C 社→ A 社と物を売って架空の売上を立てることは、循環取引と言っ
て虚偽記載で立件・摘発の対象になるそうです。

世界中の銀行が、インターバンク市場の中でぐるぐるとお金を回し続けてい
て、信用を創造しています。このインターバンクの中だけは、何があってもデ
フォルトを起こして信用を崩してはいけなかったのですが、日本は1997年
に三洋証券がデフォルトを起こして倒産してしまいました。

そこで日本は信用がなくなり、信用創造がつぶれてしまいました。そのため、
ジャパンプレミアムと言って、日本の銀行が海外から資金調達をする際には、
通常より高い利率を要求されるようになったそうです。

世界は、2008年のリーマンショックでこの信用創造が壊れました。

現在の日本が世界で一番国債が多いのは、今の日本人は1997年以降借
金をする人が少なくなったからだそうです。誰かが借金をしてくれなかったら、
お金が生まれず経済が回らないから、仕方なく政府が借金をしてくれている
のだそうです。リーマンショック以降は、アメリカも紙幣をたくさん刷って、国
債がどんどん増えてきているそうです。

お金を血液だと考えてみると

と、ここまで聞いてなるほどなぁと思いました。

金融、経済の話が大の苦手な私の解釈では、こんなふうになりました。私は
お金のことを、人体で言うところの血液のようなものだと捉えています。

すべてのものは、相似象だと思っているので、人体を宇宙にも地球にも応用
できます。お金が血液だったとしたら、脳とか、各種の臓器とか、血液を多め
に使う器官があったとしても、体じゅうに滞りなく、血液は循環したほうが良い
に決まっています。たとえば脳ばかりに血液が行ってしまうと、冷え性になっ
たり、がんができたり、最終的には脳溢血で死亡したりしてしまうことでしょう。

今のお金のシステムは、あるところだけに血液が集まり、あるところには全然
血液が流れない状態と言えます。

勝仁会長のお話をお聞きして、なるほどインターバンク市場というのは、心臓
のようなところなのだなと思いました。心臓が適切に働いているときは良かっ
たけれど、日本は1997年に、世界は2008年に心筋梗塞を起こした。そこ
で、バイパス手術をしたりペースメーカーを入れたり、輸血をしたりして、術後
の復帰に数年かかり、その後なんとか今までもたせてきたけれど、もう心臓と
体はボロボロですよ、という状態が今の経済なのでしょう。心臓のさらなる手
術は難しいから、末端の毛細血管や腸の細菌の力に期待してみようという視
点がクラウドファンディングやビットコインやairbnbやウーバーでしょうか。

このボロボロの体をなんとかするには、現状維持でいくか、死を覚悟しつつ
さらなる大手術にかけてみるか、意識の大転換をして不死鳥のごとく復活す
るか、いっそ一回死んで生まれ変わるか。

個人的には意識の大転換が一番良い方法だと思うのですが、皆さんはいか
がお考えでしょうか。トランプ政権は大手術を試みるかもしれませんね。

このようにお金を血液として想像してみることは、いろいろと応用できます。
必要以上にため過ぎていたら、毒素を排出する腎臓や肝臓が悪くなったり、
流れが滞りがちになったら動脈硬化になったり、金欠のときは貧血になった
りと、占いではありませんし正解もありませんが、一つの視点としては面白
いと思います。ちなみに私は万年貧血ぎみですから、こういう人の語る経済
の話はあまり信用しないほうが良いと思います(笑)。


これからどうするか

勝仁会長は、2017年は金融危機が起こる可能性が高いからぜひお金に
意識と愛を向けてくださいとのことでした。相場をしている人だけが困る小難
の金融危機ならばいいけれど、一般の人、特に社会的な弱者の人たちが困
る大難は、なんとしても避けたいものですね。

お金持ちの方のための資産運用のオススメのポートフォリオは、現金預金が
50パーセント。後は、ドルや株や不動産や投資信託など好きなものを持ち、
10パーセントは保険のためにお金を持つのが良いそうです。特に、金の硬貨
は1枚で、四人家族が1か月暮らせるだけの資産になるそうですから、10枚
持っていれば1年くらいなんとか暮らせるのだそうです。日本人はお人よしで、
隣で飢えている人がいるのに、自分だけ食べることはたぶんできないから意
味はないかもしれないけれど、手軽に持ち運べるし、子供にも引き継げて家
宝にもなるから、余裕のある人は金のコインを持つのが良いでしょう、とのこ
とでした。そして最後の10パーセントは、世のため人のために、若い人の支
援をするために使ってください、とのことでした。

お金とは、世の中の投票権のようなものです。安くて便利でばかりを求めた
結果、コンビニが増え、安全で安心な食べ物がスーパーから消えてしまいま
した。愛をこめ、心をこめて物を作り、売っている人から、愛を込めたお金で
買うことで、世の中を変えていけるとのことでした。これは一人ひとりが身近
なところからできる素敵な変革ですね。貧血ぎみの私も、今年はお金にも愛
情を向けて、大切に使いながら気楽に生きたいと思います。


「放っておけ」

にんげんクラブの皆さまこんにちは。こだまゆうこです。
舩井フォーラム2016もおかげさまで無事に行うことができました。大きな
イベントを開くことは、それだけ大きな責任も伴い、そして多くの方々のサ
ポートを頂きながら開催することができるものなのだと毎年この時期を迎
えると感じます。今年は「封印が拓かれるとき」がイベントのテーマでした
が、ご参加いただいた方々の、それぞれの心の封印が、その方固有の方
法で、拓かれたのではないでしょうか。ご縁のある方々と一緒に集い、祈り、
交流できましたことに、心から感謝しております。ありがとうございます。

さて、今月の巻頭言での勝仁会長へのインタビューは、勝仁会長がイスラ
エルの旅から帰国した翌日に行われました。さらに次の日からはタイへの
出張が迫っていたそうで、すごく多忙で疲れていらっしゃる時の取材でした
が、楽しいお話を聞かせていただきました。

今回の旅は、スタートからアクシデント(?)が起こり、なんと入国審査の際
に携帯電話を落として壊してしまったそうです。おかげで、旅行中ずっと電
話は使えない、カメラも使えない、携帯でのネットももちろん無理でした。

勝仁会長のイスラエルの旅も今回で4回目、特に赤塚高仁さんが主宰す
るツアーは、三年連続三回目の参加だそうで、ツアーで行く所はだいたい
同じですから、観光のポイントとしてのイスラエルには、すでに飽きてしまっ
ていたそうです。そのため、他のご参加者の方が景色に感動したり、ガイド
のバラさんのお話を熱心に聞いたり、写真を撮ったりする中で、勝仁会長
は自然と、その場の空気やイエス様やマリア様、はたまた神様や自分自身
との対話をする時間がかなり長かったとのこと。要するに、暇だったのです
ね(笑)。携帯電話を壊してしまったのも、自分自身との対話のためには必
要、必然、ベストなことだったのでしょう。

私はイスラエルに行ったことがないので体感はわかりませんが、多くの宗
教の最も重要な聖地でもあることから、たぶんイスラエルは自分自身や神
と繋がりやすい土地なのだろうと思います。そのような場に日本人であり
ながら4回も行けるとは、勝仁会長はよほどイスラエルとご縁が深いのだ
と思います。

いろいろな存在と対話をし続けた旅だったということで、個人的なことでは
ありますが、どんなメッセージを受け取られたのか、具体的に教えてくださ
いとお聞きしました。すると、「いいのかなぁこんなこと喋って」と躊躇され、
「もちろんこのメッセージは、僕のたんなる妄想で思い込みですよ」と前置
きをしてから、まず教えてくださったのは、マリア様からのメッセージです。
ヴィア・ドロローサ、イエスの苦難の道という、イエス様が十字架を背負っ
て歩いた道があるそうですが、そこのある地点でマリア様から「私の息子
を助けてくれてありがとう」となぜだか言われたそうです。はじめは意味が
よくわからなかったそうですが、イエス様やマリア様は、きっと時空を超え
た存在だから、いつの日かイエス様を封印から解放する役割があるのか
もしれないなぁ、とのことでした。ここだけ聞くと、キリスト教徒の方にはびっ
くり仰天で罰当たりな妄想だと思うかもしれませんね。勝仁会長が感じるこ
とは、イエス様は、死後二千年もたっているのに、いつまでたっても世界中
の多くの人から「主よ」と助けを求められ続けています。それってじつはし
んどいんじゃないかな? と思うそうです。確かに、すべての人が自分自身
の光に気づくことができれば、イエス様を頼ることもなくなるでしょう。そうす
れば、イエス様はいつまでも十字架を背負い続けることなく、また別の役
割に移れるのかもしれません。

とはいえ、私自身はと言えば、キリスト教徒でもないのに、悲しい時や困
難にあった時、真理の道を求めている時に、「どうかお導きください」と、
イエス様やマリア様、はたまた他の聖者様のことを思い浮かべる時があ
るので、微妙な気持ちにもなります(笑)。自分の足で立てていないと言わ
れればそれはそうなのですが、自分の足だけでは立てない時もあるし、立
てるようになるまでは、やっぱりイエス様は思い浮かべてしまいます。

こんな時は人間であるイエス様に焦点を合わせるのでなく、「キリスト意識」
に焦点を合わせて、自分自身の内なる光を取り戻すことが大切なのでしょ
う。いつの日か自分で立てるように、日々コツコツと努力と忍耐、精進が必
要ですね。

勝仁会長は、初めて行った時から、なぜだかイスラエルではメッセージが
聞こえたのだそうです。

その一度目の旅のメッセージとは、「砂漠に雨を降らせ緑を取り戻す約束
を果たしてほしい」ということだったそうで、それは非常に勝仁会長の心に
響いたとのことでした。 

それから今回の旅で、神様から強く言われたことは「おまえは甘い!!」
ということだったのだとか。今回の旅では、映画「インディ・ジョーンズ」の
舞台となったヨルダンのペトラ遺跡も見に行ったそうですが、ペトラ遺跡を
見ていたら、繁栄していた文明が、何らかの災害で一瞬にして滅亡して遺
跡となったのではないか、という気がしたそうです。今まで、勝仁会長は
人類が進化して世界が地上の楽園に変わる時は、明治維新の時のよう
に混乱などあまり大変なことは起こらないだろうと思っていたそうです。
それがペトラ遺跡にいると気候の厳しさなどを直かに感じて、「そんなこと
はない。甘い」と神様の声が響いてきたとのことでした。どの文明も同じ運
命をたどる可能性はあるぞ、ということを思い起こさせてくれたとのこと。
なかなか厳しいメッセージですね。このメッセージは勝仁会長が個人的に
受け取ったメッセ―ジですが、ここでご紹介することで、そうならないため
に、一人ひとりがどう生きるか、を読者の皆さまにも今一度考えていただく
メッセージなのかもしれません。

さらにもう一つ、何度も受け取ったメッセージは「放っておけ」だそうです。
何かトラブルが発生した時、人はすぐに怒ったり、解決しようとしたりしま
す。たとえばイスラエルの旅行でバスが渋滞に巻き込まれたとき、すぐに
「あの車が駐車違反をしているせいで、なかなか進まない」とか、悪者を
見つけ出して断罪しようとしたり、とにかくイライラしたり、焦ったり。でもよ
く考えたら自分が悪者を見つけたり、怒ったりしたところで、バスの渋滞が
解消されることはありません。運転手であれば、何らかの解決方法を探そ
うと努力する役割ですが、乗客はイライラしても、何も解決できないのです。
だから渋滞していたとしても、「そんなことは放っておいて、俺ともっと対話
をしようじゃないか」と神様に言われたような気がして、神様と意識を合わ
せて対話を始めると、自然と渋滞は解消されたのだとか。こんな経験から、
様々な場面で「放っておけ」を感じるようになったそうです。誰かと誰かが
喧嘩をしていても、彼らは彼らで喧嘩がしたくてしているのだから、無理に
仲直りさせようとか考えないで、放っておいて、自分は自分と対話をしよう、
そして「今、ここ」を大切にしよう、と思うようになったら楽になったそうです。

以上が、イスラエルで感じた主なメッセージとのことでした。勝仁会長は
個人的に喧嘩の仲裁がとても上手だと思っていたので、「放っておけ」は
面白いメッセージだなぁと思いました。今後は直接関わらずに間接的な
意識で喧嘩の仲裁をしていくのかもしれませんね。

問題はできれば解決したほうが良いと思うけれど、私自身も自分では解
決できない問題まで頭で考えて大きくし過ぎてしまうクセがあるので、
「放っておけ」をたまに思い出したいと思いました。

男女の会話の視点


こんにちは。こだまゆうこです。にんげんクラブ会員の皆さまにはいつも大変
お世話になっております。今月からにんげんクラブ会報誌がリニューアルしま
した。それに伴い、毎月ご好評いただいております舩井勝仁会長による巻頭
言を、勝仁会長に私がインタビューをさせていただき、それを編集して皆さま
にご紹介することになりました。
 
そもそもなぜこのような形になったかというと、勝仁会長はにんげんクラブ会
報誌のほかに、舩井幸雄ドットコムの原稿や、『ザ・フナイ』の巻頭言など、
また舩井メールクラブなど様々な文章を書いておられます。それらの締め切り
日時は重なることが多いため、『ザ・フナイ』の巻頭言とにんげんクラブ会報誌
の巻頭言が、似たような内容の文章になってしまうそうです。そこでにんげん
クラブでは少し変化を持たせるように、少し巻頭言の表現手法を変えてみよう。
女性性の時代だからということで、女性のライターである私に編集の依頼が来
たのでした。

正直に書くと、この依頼をいただいたときは、すごく難しい仕事だなと思いまし
た。お聞きしたことをそのまま書いただけでは、たぶん『ザ・フナイ』と同じよう
な記事になってしまうでしょう。
とはいえ私流に解釈してお伝えしてしまうのは巻頭言にふさわしくありません。
勝仁会長の表現したいことを巻頭言という大事な場で上手に書ける自信があ
りませんでした。そのような自信のない状態で取材に挑みましたら、喋るほう
も、聞くほうも、なんとなくうまく意思疎通ができていないような違和感が残り
続けて、非常に長く大変な取材となりました。取材の最後に、勝仁会長から
「もちろんこだまさんの考えを書いていいですよ。僕が喋ったことで違うと思っ
たことは、勝仁さんはこう言ったけれど、私は違うと思うと書いてくれていいん
です」とありがたい言葉をいただきました。当初から勝仁会長はそのつもりで
お話しくださっていたのでした。その言葉を初めに確認してから取材をすれば、
もっとこの取材はスムーズだったかもしれませんね、とお互いに笑いました。

さてそんな経緯とともに、にんげんクラブらしく、お互いに意見を出しつつお互
いを否定しない「寄り合い」のようなスタンスで、巻頭言をお伝えしていきたい
と思います。このインタビューはある意味で、男性性と女性性、左脳型と右脳
型の融合がテーマなのかもしれません。意見が違うことでお互いに対立が生
まれるのでなく、新た理解が深まることを祈りながら、今月からの巻頭言を
ご紹介したいと思います。

最近の勝仁会長がお気に入りの本はヘンリー・キッシンジャー氏の著書
WORLD ORDER 国際秩序』(日本経済新聞出版社刊)なのだそうです。
キッシンジャー氏は、今年で93歳という高齢にもかかわらず、著書を読むと
全く衰えが見られず文章も冴えわたっているようです。その話の流れから、
この世界はたった十数人が牛耳っているようだ、という話題になりました。
副島隆彦先生が著書の中で書いていらっしゃるには、今世界を動かしている
人とは、デービッド・ロックフェラー氏(101歳)、政治の右腕はヘンリー・キッ
シンジャー氏(93歳)、経済の右腕はポール・ボルカー氏(89歳)、この三人の
意向で世界の方針はだいたい決まるそうです。それにもう一人を付け加える
ならば、ジョージ・ソロス氏(86歳)とのことでした。どうしてこのように高齢の
方々が世界を動かしているのか......その答えは、勝仁会長の解釈によると、
50代、60代の年代の方々が、本来やるべきことをやっていないからだそうで
す。

そしてなぜ本来やるべきことができないかというと、戦後生まれの人には、世
界を経営していく、そんな非情なことができないからだそうです。創造には破
壊がつきものです。何か新しい秩序を創っていくには、既存のものを壊してい
かねばなりません。先進国にとって良かれと思ってやったことが、必ずしも他
の国や地球にとって良いことではないかもしれません。

舩井会長もよくおっしゃっていたそうですが、昭和の時代に大企業を創り上げ
ていくには、社会をより良く発展させていく実行力とともに、コスト削減や効率
重視など、ある意味では血も涙もないような非情な決断ができる人でなけれ
ば経営はできなかったそうです。世界の経営ともなると、もっと血も涙もない決
断ができなければその責任を担うことができないだろう......とのことでした。

そのように政治、経済のお話が深まっていきそうだったのですが、私があまり
にもつまらなそうに話を聞いていたのか、「この話題はあまり好きじゃないよう
ですね」と、そこで政治経済のお話は終わりました。

私は仕事柄、政治経済の様々な講演会を聞いてきましたが、どれだけ勉強し
ても政治経済に興味が持てません。私にとって、ディビッド・ロックフェラーさん
やその他の政財界のトップに立つ人は、本の中や講演会の中で顔写真を見
る人、という位置づけで、映画スターとさほど変わりません。

政治経済のストーリーの映画の主人公であって、私の人生の中に関わる登
場人物ではありません。
仮に同じ町内会に住んでいらっしゃるならば、もう少し興味も湧くとは思います
が、そういうこともありえないので、ふーん、という感想で終わってしまうのです。

世界が本当に十数人に操られているとしたら......ではその十数人はいったい
何によって意思決定をし、何によって操られているのでしょうか。

彼らは彼らで、良かれと思うことをやっているだけかもしれませんし、民衆を恐
れているのかもしれませんし、自己の利益ばかり考えているかもしれませんし、
単純に奥さんの意見を参考にしているだけかもしれません。自分の身の回り
で起こることから、いろんな情報を得ながら意思決定をしていることでしょう。

これを突き詰めていくならば、結局はほとんどすべての人が何らかの存在に
思考を操られながら生きていて、究極に世界を操っているのは「神だ」という
別の視点ではごく当たり前の答えに行きつきます。政治経済の話としては本
末転倒ですが。

すると、ロックフェラーさんとは会話をする機会がないから、神様にアクセスし
たほうが早いよね、という話のすり替えが私の脳内で起こり、世界を誰が牛
耳っていたとしてもどうでもいいじゃない、というような発想になるのです。
これでは会話が続くわけもないですね。

これは、勝仁会長と私がほんの数分話した際の例ですが、多くの男女の会話
は、このようにお互いが全く違った視点、論点で語り、話が噛み合いません。
男性脳、女性脳の違いなのか、お互いのことを、金星人だ、火星人だ、無知だ、
わからずやだ、と思いたくなるのも、納得なほどに考え方が違うのです。
これはどちらが良い悪いではなく、単に役割の違いだと思います。どちらもお
互いの視点を自分にはないものとして認め合い、尊重することができるときに、
新たなものが生まれるのだと思います。

今月は、実験的にこのような話題をご紹介しましたが、取材中はほかにも様々
な話題が飛び出しました。来月以降はもう少し盛り上がった話題をご紹介した
いと思います。勝仁社長によると、『WORLD ORDER 国際秩序』はかなり内
容が充実した面白い本だそうですので、ご興味のある方はぜひお読みください
ませ。また、今年の芥川賞に輝いた『コンビニ人間』村田沙耶香著(文藝春秋
刊)もかなり面白かったそうです。こちらは私も読んでみましたが、とても面白く、
いろいろと考えさせられました。ぜひお読みいただければと思います。

ところで話は変わりますが、10月15日、16日と『舩井フォーラム2016』が行
われます。
16日は、弘法大師空海について、多くの先生にご講演いただきます。また、
世界同時刻の祈りの時間には、パンフレットには掲載されていませんが、
はせくらみゆきさんにもご登壇いただく予定です。
この二日間を通して、皆さまの心の中の封印が拓かれて行くのかもしれませ
ん。とても楽しみなイベントです、ぜひいらしてくださいませ。

今月のにんげんクラブ ~10月号~

 先日、久しぶりに将棋の羽生善治先生とお話しさせていただく機会があり
ました。ある方をご紹介することが目的だったのですが、とても深くて濃い内
容のお話になり、その場に同席できたことが本当にありがたく感激していま
す。

 一番、印象的だったのは不可思議な世界に入り込み過ぎないようご自分
を戒めていらっしゃる姿勢でした。コンピュータとの対戦について質問をさせ
ていただいたのですが、かなり研究を進められていて、人間のプロなら絶対
に指さないような世界を垣間見ることができるとお話しくださいました。その
お話から、コンピュータの指す将棋はとても参考になるが、その世界をあえ
て追い求めることはしてはいけないという感覚が伝わってきたのです。

 羽生先生は、AI(人工知能)の専門家の方からAIの知能指数(IQ)は4000
にもなると教えてもらったそうです。IQは人間の平均が100、アインシュタイン
でも180だったそうなのですが、4000から見れば100も180も誤差の範囲で
大した違いはないということになります。少しネットで調べてみるとMIT(マサ
チューセッツ工科大学)が2012年にAIのIQを調べたときには4歳児程度とい
う結果が出たそうなので、AIはものすごいスピードで知能を獲得していって
いることになります。

 でも、羽生先生の健全な感覚は、IQ4000の世界は人間の領域ではないの
で、そこはあえて追い求めないという姿勢になるのです。

 羽生先生のお話の中に、麻雀の世界で20年間負け知らずだという桜井章
一さんのお話が出てきました。2011 年に羽生先生が桜井さんにインタビュー
される形で出版された『運を超えた本当の強さ 自分を研ぎ澄ます56の法則
(日本実業出版社)という本があります。早速読ませていただいたのですが、
二人の勝負師の対談は二人にしか分からない世界であり、私のように勝負の
世界に生きていない人間がその本質を理解するのは簡単ではないということ
を感じました。

 それゆえ、表面的な理解しかできないという前提の上で書かせていただくと、
桜井さんは「健やかであること」の大切さを話されていたそうです。本の中では
特にそのことに触れられた部分はなかったのですが、私にはその表現がとて
も心に残ったのです。

 麻雀はギャンブルと直結する裏の世界で、桜井さんも若い勝負師の頃は新
宿の歌舞伎町を徘徊していたそうです。本の中では、最近の電車に乗ってい
るスーツを着てネクタイを締めているサラリーマンの臭いが、当時の歌舞伎町
で世の中の裏側を歩いていた人たちの臭いと同じであることを憂えています。
最近の麻雀は、お金を賭けない競技麻雀や女流プロなどの明るいイメージも
出てきていますが、やっぱりまだまだアウトローな雰囲気が漂う世界です。

 それに比べて、羽生先生がベテランと呼ばれるようになった将棋の世界は、
いまではほとんど胡散臭い雰囲気を感じない世界になりました。その代わり
と言ってはなんですが、電車の中でスマホのゲームに興じているサラリーマ
ンの中に狂気を感じるというのが勝負師の感覚なのです。

 昭和の時代、将棋はいまよりもはるかに庶民に人気がありました。インテリ
や経営者層に支持されていた囲碁に比べると縁台将棋という身近なイメージ
で、それこそ賭け将棋なども盛んに行われていて、何となくアウトローな臭い
がして、それがまた魅力だったのです。

 でも、プロになる前後からコンピュータの棋譜を使って勉強してきた羽生先
生やその少し上の谷川浩司先生にはまったくその気配がありません。これは
桜井さんが言う健やかな世界になっているということなのではないでしょうか。

 一局一局の勝ち負けが明確に決する勝負の世界に生きているのに、その
頂点に立つプロの世界が健やかである現代日本の囲碁や将棋の世界には、
電車の中のバーチャルの世界が狂気の臭いを発するようになってきた現代
社会の健全化に向けて、とても参考になる気づきがあるような気がします。
ポケモンGO でますます加速されることになったバーチャルとリアルの世界
の境界のあいまいさを受け入れていくには、不可思議な世界を取り入れる
ことで桁違いな強さにステップアップする可能性を、あえて放棄する健やか
さが必要なのではないでしょうか。

 例えば、アスリートがドーピングをして金メダルを取ることや、芸術家が麻
薬の力を借りて前衛的な芸術作品を完成させるという安易な道を選ばない
感覚と言えば分かりやすいでしょうか。

 コンピュータとの対戦を通じてある意味での人間の世界にはまったくない
可能性を垣間見つつも、人間の知能でついていけない不可思議な世界に
入り込み過ぎないようにするバランス感覚が、もしかするとすべての分野で
ITの力が格段に強力になってきた現代においては一番必要とされる感覚な
のかもしれません。

 私は「舩井フォーラム2016」で封印を拓いたときの私たちに必要な感覚が、
まさに羽生先生がいま気を付けている感覚に似ているような気がして仕方
がないのです。封印を拓くと、特に最初は不可思議な世界が垣間見られる
ようになって楽しくなってしまうかもしれませんが、それは私たちが追い求め
る世界ではないのです。3次元の世界を選択して生まれてきたのですから
5次元の世界からのサポートは受けるにしても、それをきちんと使える準備
ができるまでは慎重な姿勢で未知のものには向き合う必要があるようです。
 
 未知に対しては敬虔な気持ちを感じることが大事なことで、でも未知の前
ではリラックスすることが大切だとKan.さんはおっしゃっていました。まさに
それを体現されている羽生先生のすごさに改めて驚かされました。将棋の
世界で一番強いということは世界で一番頭がいいと言ってもおかしくない羽
生善治先生のバランス感覚には、学ばされることがたくさんありました。

 話は違いますが、道を絶えず切り拓いている船瀬俊介先生と矢山利彦先
生と私の鼎談を『ザ・フナイ』でさせていただくことになりました。お二人は同
じ高校の先輩後輩になるそうで、矢山先生は先輩との楽しいやり取りを楽し
みにしているというお話をお電話でされていました。私たちが人生を通じて
社会に発信していることの重みを決めているのは、どれだけ人生に対して真
摯に向き合ってきたかだと思います。達人レベルの人生を生きてこられた超
プロのお二人との鼎談には少々緊張しますが、とても楽しみでもあります。

 そんな、Kan.さん、船瀬先生、矢山先生も出演してくださる「舩井フォーラ
ム2016
」はやっぱり見逃せないと思います。

今月のにんげんクラブ ~9月号~

 よくある話ですが、なかなか原稿がはかどらずに苦労しています。
原稿を書いている今は、参議院選挙が終わって都知事選挙が始まるタイミン
グなので、世間では政治的なことが話題になっているのですが、にんげんク
ラブで政治的なことに触れるのはなるべくやめておこうと思っているからです。

 そうすると、今度は天皇陛下が生前退位のご意向をお示しになっているとい
うニュースが大きく報じられるようになってきました。私も実はインターネットの
フェイスブック等の情報を結構参考にしているのですが、これが改憲を防ぐた
めに出されたものだの、逆に改憲を進めるための天皇陛下の政治利用だの
と両極端な説があるようで、触れたいようにも思うのですが、やっぱり難しい
ようです。

 個人的には、赤塚高仁さんと『聖なる約束』(きれい・ねっと)の続編を出す
ことになっていて、今回は聖書の最後にある「ヨハネの黙示録」がテーマなの
で、このことを一生懸命調べているのですが、それについて『ザ・フナイ』や会
報誌で触れるのは出版後の話になります。また、はせくらみゆきさんと『チェン
ジ・マネー』(きれい・ねっと)
の続編を今度はヒカルランドさんから出すことに
なって、その一度目の対談の前日にビットコインの仕組みを初めて理解でき
ました。このことを書こうかなとも思ったのですが、やっぱり巻頭言で書く話で
はないような気がしています。

 それに、不思議とイライラしているのです。最近いろいろな方から飲み過ぎ
を注意されるからかもしれません。かなり体力がなくなってきていることを自
覚するようになっているのですが、相変わらずお酒はおいしくいただいていま
す。今度は禁酒をするというよりは、二日酔いにならない程度に適度にお酒
を楽しめるようになることを目標にしてみたいと思っています。

 「舩井フォーラム2016」で『銀河系ボディに目覚める~身体に秘められてい
るダイヤモンド パスとは何か~』というワークプログラムをやってくださるKan.
さんからは、「先代(Kan.さんは父のことをこのように呼びます)に半分献杯さ
れるといいですよ」とアドバイスをいただきました。Kan.さんが言っている意味
とはちょっと違いますが、父と酒を酌み交わしている感じで緊張感を持ちながら
お酒を飲めば、飲み過ぎることはないだろうなと思ったりもしています。

 Kan.さんのワークプログラムは売れ行きが好調で、この巻頭言をお読みい
ただいている頃には満席になっていると思われます。

 Kan.さんからは、「DVDにして販売してもいいですよ」というお話をいただい
ているので、この機会を逃してしまった方はそちらを楽しみにしていただけれ
ばと思います。

 私が「舩井フォーラム2016」でとても楽しみにしているのは、16日(日)に旺季
志ずかさんと香川宜子さんに続けて講演していただくことです。お二人と私の
鼎談を『ザ・フナイ』の9月号と10月号に掲載させていただきましたが、とてもお
もしろいお話になりました。政治の時代になってとてもきな臭い現状ではありま
すが、それを包み込んで癒していくには女性性がバランスよく強くなっていくこ
とが大切だと思います。

 旺季さんは『臆病な僕でも勇者になれた七つの教え』(サンマーク出版)が
6万部以上のベストセラーになっているのですが、その第二弾として女性性に
スポットをあてた小説を書く準備をされているそうです。旺季さんはテレビの
人気ドラマの売れっ子脚本家なのですが、いまは脚本の仕事を断って小説
の執筆に専念したいぐらいの気持ちで気合が入っています。実際にご一緒し
ていた時に仕事の依頼の電話があったのですが、きっぱりと断っていらっしゃ
いました。

 もうお一人の香川先生は、不思議なことがいろいろと重なって『アヴェ・マリ
アのヴァイオリン
』(角川文庫)と『日本から《あ
わストーリー》が始まります
」(ヒカ
ルランド)を上梓される運びになりました。香川先生は四国のジャンヌ・ダルク
と呼ばれているようで、本当に元気で強い女性です。とてもおもしろい鼎談と
なりましたので、ぜひ『ザ・フナイ』をお読みいただければと思います。そして、
間違いなくこれからの世の中の変革の旗を振っていかれるお二人の講演を皆
さまとご一緒に伺えることを、とても楽しみにしています。


   


 そして、なんと言っても今回の「舩井フォーラム2016」の目玉は15 日(土)
18時からの交流会・懇親会とA・K・D コンサートです。赤塚高仁、出路雅明、
そして私の50代のおじさん三人が心底まじめに愛と平和のメッセージをお届
けするライブを本気でやります。三人のアイドルであるきれい・ねっとの山内
尚子さんにも参加していただいて、言葉では伝わらない感動を共有したいと
思っています。

 ちょうど原稿を書いているタイミングで、「人は真実に触れると感動できる。
そして、感動すると視点が変わる」というメッセージに触れました。A・K・D ライ
ブの真実の魂、スピリットを皆さまに感じていただけるよう、赤塚、出路をはじ
めとするMC サクセション( 忌野清志郎さんのコピーバンドでMC が多いので
こう名付けられたそうです)のメンバーも本番に向けて真剣に練習を重ねてい
ます。

 「舩井フォーラム2016」の二日間、私たちだからこそ伝えられる真実のメッ
セージにあふれる時空を創っていきたいと思っています。

今月のにんげんクラブ ~8月号~



宇宙は、今日も私を愛してくれる
山元 加津子 著 三五館刊

 かっこちゃんこと山元加津子さんと一緒に講演させていただく機会をいた
だきました。私はずっと以前からかっこちゃんは日本の宝だと思っています。
神さまが日本のために、かっこちゃんというステキで心のきれいな人を遣わ
してくださったのだと感じているのです。それなのに、深く考えないというい
つもの悪い癖が出てしまい、ティーアップとはいえかっこちゃんとのカップリ
ングの講演会を気楽に引き受けてしまったために、これも毎度のことですが
前日になって、その責任の重さにすっかり眠れなくなってしまいました。

 かっこちゃんが日本の宝だと言ったのは、そのままの言葉ではないかもし
れませんが、『すべては今のためにあったこと』(海竜社)という名著を残さ
れ、昨年惜しくもこの世を旅立たれた修養団の伊勢道場長だった中山靖男
先生です。いまは中山先生の遺志を継いで『へそ道』(サンマーク出版)と
いう内観法を世の中に普及させている入江富美子さんが監督をされて、
かっこちゃんが主演の「1/4の奇跡」というドキュメンタリー映画の中で、
中山先生がそのような趣旨の発言をされているのです。

 私がこの映画を最初に観たのは7年ぐらい前のことだと思いますが、その
ときは中山先生がここまでおっしゃるのだからステキな人なんだろうなとは
思いましたが、かっこちゃんの神髄は分かっていませんでした。その後、入
江さんの紹介で生前の中山先生にこの会報誌のインタビューをさせていた
だき、そのインタビューから20年近く前に私が一度だけ伊勢の修養団で研
修を受けさせていただいたことを中山先生がありありと覚えていらっしゃっ
たことに感激しました。でも、同時に中山先生やかっこちゃんが、生半可な
覚悟で毎日を過ごしていらっしゃるのではないということに気付き、それか
らはすっかり畏れ多くなってしまっていたのです。

 親友のSei さんのホームグラウンドである横浜の綱島での講演会だった
のですが、Sei さんと共同主催をしてくれた大学時代からの友人の向井さ
んが、前日に電話をくれました。以前勤めていた会社の同僚や大学の同
期生を誘ったので、にんげんクラブの説明を講演の中でしてほしいという
のです。かっこちゃんとの講演会で何を話してよいか考えあぐねていた私
にとっては、とても大きなヒントになるありがたいリクエストでした。
 
 8年前に船井本社に戻ってきて講演活動を始めたころ、いつも講演の最
初に皆様に尋ねていたことがあります。「『百匹目の猿現象』と『O︲リング
テスト』をご存じですか?」と必ず聞いていたのです。まだ講演に慣れてい
なかった私にとっては、その二つのことを知っている人がどれだけいるかが
バロメーターになっていて、知らない人ばかりのときは目に見えない世界の
不思議な話は控え目にして、ほとんどの方がご存じであればここは何を話
しても大丈夫だと判断して、思いっきり不思議な話をさせていただいていま
した。

 この二つのトピックスは父が命懸けで伝えてきた目に見えない世界を表
す象徴的なものであり、知っている方にはその先の情報を、知らない方に
はこのことをお伝えするというふうに使っていたのですが、最近にんげんク
ラブ関係の集まりに来てくださる方にはほとんど常識になっていることなの
ですっかり忘れていたのです。しかし、そもそも父がにんげんクラブをつくっ
た大きな理由は、「有意の人」の集合意識の力でいい世の中を作り上げる
という一種の「百匹目の猿現象」を起こすことなので、この講演では初心に
戻って「百匹目の猿」の説明をさせていただくことにしました。

 でも、昔と違っていたのは、幸島(こうじま)の猿の話から始めてみんな変
わっても12歳以上のオスザルは変わらなかったというオチの話の後に、変
性意識の話まですることになったのですが、それが案外受け入れてもらえ
ていたことでした。『幸せが追いかけて来る!』(きれい・ねっと)の著者であ
るヒプノセラピストのSORA・KEIKOさんがご参加くださっていたのでご挨拶
いただいたのですが、必然的な流れとして変性意識の説明をさせていただ
くことになってしまったのです。

 直感力と想造力の話もさせていただいたのですが、ワードとしての「百匹
目の猿」を知らない方に対してでも、こんな話が普通に通じるようになって
きたことに少しびっくりしました。そして、意図していた方向とは全く違うかた
ちになりましたが、かっこちゃんのティーアップという大役を果たすことがで
き、正直ホッとしています。

 販売されていたかっこちゃんの本の中で、私にとっていま必要な本だと感
じた『宇宙は、今日も私を愛してくれる』(三五館)を購入してサインをしてい
ただきました。翌日、気楽な気持ちで読み始めたのですが、とても読みやす
くて分かりやすい文章ですが、あまりに深い内容にまたびっくりしてしまいま
した。いま、私たちが生きていくにあたって知らなければいけない大事なこ
とが書かれている、最良の宗教書であり哲学書です。

 やっぱりかっこちゃんは並大抵の人ではなく、偉大な人です。あんなに真
面目な人生は私にはこれからも送れそうにないのですが、私も自分の役割
を果たしていけるようにしっかりとがんばらなくてはと決意を新たにしていま
す。


      

今月のにんげんクラブ ~7月号~

 会報誌に同封して送らせていただきましたが、「舩井フォーラム2016」のプ
ログラムが正式に決定しました。当初の予定から大きな変更がありましたた
めに例年よりもお知らせが遅れましたが、その分パワーアップした講師陣と
なり、フォーラムを主催させていただく私たちの心構えも整ってきています。
「雨降って地固まる」となるよう精いっぱい精進いたしますので、どうぞよろし
くお願いいたします。

 今回の「舩井フォーラム2016」の一番の特徴は、いままでよりも女性性の
要素が格段に増えたということです。講師の男女比は昨年も今年もほとん
ど変わらないのですが、イメージカラーがピンクになったこともあり、今年は
ずいぶん女性性が前面に出ている感じがします。

パンフ表紙.jpg


 ちなみに、私の文章は文体こそ「ですます調」ですが、内容は理屈っぽく
典型的な男性性主体で、「女性性の時代がやってきますよ」と言っている割
には、自分自身の変化はなかなか難しいのが現状です。幸い、舩井本社グ
ループのスタッフや手伝ってくれる人たちにはステキな女性が多いので、彼
女たちのアドバイスに素直に耳を傾け、無理せず楽しみながら少しずつ柔ら
かく変化していきたいと思っています。

 私自身が思考だけではなく体感的にも女性性の時代を理解して変化する
こと、女性スタッフをはじめ女性性の時代を体現する皆さまの意見をもっと
取り入れていくことで、来年は女性講師の比率を50%以上にしたいと思って
います。

 また、「舩井フォーラム2016」のテーマは「~封印が拓かれるとき~」です。
サイマー女史に出演していただく前提で企画していた元のプログラムのテー
マは「世界144000 人の平和と悟りのための祈り」でした。ところが、144000
という数字を示したことに対して、唐突で違和感を持った、戸惑ったというご
意見をいただいたこともあり、それを包み込む新たなテーマを考えさせてい
ただいたのです。プログラムやテーマの変更があっても、これまでお知らせし
てきた精神はもちろん引き継いでいます。

 先日NHK のE テレでモーツァルトのレクイエムの演奏を見ました。レクイ
エムはモーツァルトの絶筆の曲で、クラシック音楽好きの私はもちろん聴い
たことがあるし、何より1984 年に封切られた映画「アマデウス」のクライマッ
クスの重要なシーンで使われていたことで印象に残っている曲です。ただ、
宗教的なことに興味がなかったこともあり、歌詞の内容などはほとんど知り
ませんでした。

 音楽を楽しもうと見始めたのですが、途中から歌詞の内容に興味が湧いて
きて、インターネットで少し調べてみました。「レクイエム」は「鎮魂歌」という意
味で、いままでの私は単純にお葬式で歌われる曲だと思っていました。もち
ろんそういう意味も半分はありますが、同時に宗教儀式として歌われる「ミサ
曲」という側面も持っているようです。「レクイエム」と呼ばれるのはミサ曲の
冒頭、ラテン語で「レクイエム エテルナ」(永遠の安息を)と歌われるところか
らきているのです。

 そのミサ曲としてのレクイエムの形式として、最後の審判の日の光景が歌
われます。ちなみにモツレク(ファンはこう短縮して呼びます)では、最後の
審判の光景までの大半はモーツァルト自身の作曲で、その後の神を賛美す
る朗らかで明るい曲は弟子の作曲と言われており、映画で使われている部
分もそうですが、モツレクの聴きどころはこの激しく恐ろしい「最後の審判の
日の光景」の場面にあります。

 不思議なラッパが鳴り響き、恐怖の大王が現れて死者が嘆きながら蘇って
きたりするその場面のモチーフは、大半が聖書の最後である「ヨハネの黙示
録」からきていることは明らかでしょう。144000 という数字は「ヨハネの黙示
録」に度々登場する数字なので、西洋の人たちにとっては「最後の審判」を
想起させる数であり、彼らのDNA にしっかりと刻み込まれたハルマゲドンの
象徴なのだと思います。

 レクイエムは救世主が現れて、最後の審判が行われ、自らの深い罪を懺
悔した人々を救ってくださり、神を賛美する朗らかで明るいメロディーで終わ
ります。もしかすると、144000 という数字は、西洋の人にとってある種の封
印だと考えることができるのではないでしょうか。世界の終わりの辛い体験
を経なければ救世主は現れない、最後の審判は行われないという「恐怖の
封印」になっているのだと思います。

 宗教家の方には怒られてしまいそうですが、救世主は私たち一人ひとりの
内なる心や魂の中にあるのだと私は思っています。そして、その救世主が現
れるためには、西洋、あるいはクリスチャンの方であれば144000 という数字
に象徴されるような恐怖の封印を解かなければならないのではないかと解釈
しているのです。

 さらに、西洋より格段に情緒主体の日本における封印は、高野山の奥の院
でいまでも生きていると感じられる弘法大師空海によってそれとなくかけられ
たものなのではないかと感じています。

 今年の「舩井フォーラム2016」では空海の封印について考えることも大きな
テーマにしていきたいと思っています。そして、私たちの中にある救世主を皆
さんと一緒に探していく集まりにしたいと思っているのです。


白forum2016_size370-66.jpg

今月のにんげんクラブ ~6月号~


       

愛知ソニアさんの『人類創世記イナンナバイブル』(ともはつよし社)を読みま
した。『アヌンナキの旅』と『イナンナの旅』の2冊あり、Amazonでは販売して
いるようですが発行部数を少なくして一般書店で販売することなく、出版社
による直接販売を前提にしているので、価格設定もそれで採算があうように
少々高くなっています。
 
「ともはつよし社」は、かなりの刊行数を出しているある出版社が、一般書店
に流通させるにはちょっとまずいかもしれないと判断された本を出している、
いわば第二レーベルともいえる存在です。私は本書ではじめて知りましたが、
巻末に掲載されていた同社の本のラインナップを見ていると、思わず注文し
たくなってしまう本が何冊もありました。TV や新聞、それに雑誌などの他の
メディアに比べて比較的どんな意見でも出せると思われる出版の世界です
が、やはり制約があるのですね。
 
イナンナの旅』の最後に著者も書いていますが、この本は日本では1995年
に出版されたゼカリア・シッチン著『人類(ホモ・サピエンス)を創成した宇宙
』(徳間書店)を基にして、それに本書の主人公である宇宙人イナンナとの
チャネリングを加えて書かれたものです。私は500 ページ超のシッチンの本
も5年ほど前に結構がんばって読んだことがあり、ある程度の知識はあった
のですが、書かれていることを受け入れたくない気持ちがあるのか、正直も
のすごく読むのが大変でした。
 
だからというわけはないと思うのですが、最近の私はどうもスランプに陥って
しまっているようです。スランプというのは、たとえば王監督やイチロー選手
のような超一流選手であっても記録が気になり始めた途端になぜか不思議
と打てなくなるような状態のことをいいます。もちろん私が超一流というわけ
ではありませんが、やる気が湧いてこないというか、いつもならスラスラ書け
る原稿になかなか手が付けられず、結局締め切りギリギリになって関係者に
迷惑をかける状態になってしまっているのです。
 
『イナンナバイブル』や『人類を創成した宇宙人』のテーマは、宇宙人が豊富
にある金(ゴールド)を採掘するために地球にやってきたこと、自分たちで金
を掘るのは大変なので、類人猿に遺伝子操作をして知的な自分たちのプロト
タイプを作り、彼らにその作業をさせたこと、そしてそのプロトタイプが私たち
人類の祖先であるということです。結局そのことが根本的に受け入れられな
いためにスランプになったのですが、逆に言うとスランプになるほど何らかの
真実が含まれているように感じていることも確かだと思います。
 
本書では開放的な性についても取り上げられています。宇宙人たちは人類
から見れば神様のような存在であり、だから実際に神と呼ばれていたようで
すが、宇宙人たちの性の倫理観は私たちのものとはまったく違うということも
書かれています。例えば人間にとって近親相姦は大きなタブーですが、ある
宇宙人にとっては純血を守れるのでむしろ奨励されていたこと、だから宇宙
人の影響が直接及んでいた、たとえば古代エジプトのファラオ等は近親相姦
での結婚が珍しくなかったのだということです。
 
また、宇宙人たちも人間と同じように大きな過ちを犯してきました。たとえば、
古代に核戦争を起こして、地球の環境のみならず宇宙に対しても大きなマ
イナスのエネルギーを作り出してしまい、宇宙政府のようなより高次な存在
から大きな罰を受けて、その時から実質的には地球にいられなくなったこと、
最近になってようやく死にかけた人の魂と合意の上でその人の肉体を借り
る形で、過去の過ちを償うために地球に転生してきていることなども書かれ
ていました。
 
ある程度の真実とかなりの部分のフィクションが混ざった本だというのが私
の感想ですが、いま、直面しようとしている人類の改革は、宇宙人の助けを
借りるばかりではなく、できれば私たち人間が主体になって進めていきたい
ものだと思っています。そのためには人類が意識の拡大を行っていけばい
いと思っていますし、その前提条件としてまずはトラウマやカルマをクリーニ
ングしていくことに取り組んでいくことが大事だと考えています。
 
読み進めていくのがしんどい『イナンナバイブル』を読むこともクリーニング
の一環だったように思います。ここに書いてあることが真実だと思い込む必
要はまったくないというのが私の意見ですが、クリーニングのために読んで
そんな見方もあるということを心のどこかに留めておけばいいのだと思いま
す。
 
飛鳥昭雄先生は自らをサイエンス・エンターテイナーと呼んでいます。真実
はノンフィクションとして書くよりもエンターテイメントとして書いた方が書きや
すいのだというのがそれを見た父の意見でした。「ともはつよし社」の存在は、
真実を表現する媒体のあり方としてはとても参考になりました。にんげんクラ
ブの会員の皆さまには文章や講演等、様々な形で真実の情報のありかを提
供させていただきたいと思っていますが、その真実の情報を見極める感性が
今一番大切なのかもしれません。
 
『イナンナバイブル』を読んでいただけると、真実を知るというよりはむしろそ
んな感性が磨かれるのではないかと感じます。『人類を創成した宇宙人』は
物理的にも読むのがしんどい大作ですが、『イナンナバイブル』なら恋愛小
説を読んでいるような感覚で読めるので大丈夫です。様々なところに真実が
あらわれる、楽しい世の中になってきましたね。


今月のにんげんクラブ ~5月号~

 
先日、ある会合で朝倉慶先生とご一緒させていただきました。出版不況にも
かかわらず3月に出版された新刊『世界経済のトレンドが変わった! 』(幻冬
舎)が好評でよく売れていると、自信を持っておられました。今年の前半はい
きなり円高株安のトレンドから始まって、ついに日本経済の大波乱がやって
来るのかという恐怖が世の中を覆っていることもあり、いまは経済本がよく
売れているようです。
 
その一方で、2012 年の冬至に起こると言われていたアセンションがどうも
本当に現在進行形で起こっているようで、それに呼応するようににんげんク
ラブに関連する皆さんの意識の変容がどんどん進んでいるようです。例え
ば、3月6日に三重県鈴鹿市の椿大神社(つばきおおかみやしろ)で行われ
た「地球への祈りの集い」では、意識の変容が確実に起こっていることを確
信するにんげんクラブの有志の皆さんが、いま世に出してもいいギリギリと
も言える本当に素晴らしい演出をしてくれました。
 
経済的な大混乱なのか天変地異が起こるのかは分かりませんが、確実に
破滅に向かって進んでいるであろうというトレンドが感じられるようになって
いる一方で、有意の人の数が確実に増えていて、その人たちの意識の力が
日に日に大きくなっていることも感じられるようになってきていて、世の中は
一体これからどういう方向に進んでいくのか、まさに混沌としてきているよう
です。
 
もちろん、たとえ経済破綻のような出来事が起こって大難がやって来たとし
ても大きなトレンドで行くと世の中は確実に良い方向に進んでいます。デリ
バティブの残高は2008 年のリーマンショックの時には4京円~6京円ほど
あったと言われているのですが、いまはその時よりもひどい状態になってい
て12京円ぐらいになっているのではないかと言われています。この規模に
なった強欲マネー経済が爆発してしまうと、抽象的な言い方になりますが時
空を歪めてブラックホールを作ってしまうぐらいの影響があるかもしれません。
 
ただ、人類は昨年アメリカの物理学者たちが初めて重力波の観測に成功し
たということなので、ようやく光をも通さないブラックホールの世界を使いこな
せるようになってきているのかもしれません。

そう考えると、新たな挑戦として人間の強欲が作ってしまうかもしれないブ
ラックホールを何とかできるようになるのかもしれないのです。
 
あまりいい例ではありませんが、人工の放射能は良いものではありません
が、好むと好まざるとにかかわらず我々は自然のものも含めて、これからは
放射能と向き合っていかざるを得ないようです。

だとすると、人間の叡智を使って放射能と共生する方法を考えていくことが
できるようになる可能性もあるのだと思います。公式的なところではほとんど
認められていませんし、実際いい加減なものもあるのだろうと思いますが、
微生物技術などで放射能の無害化に成功したという話も耳に入ってきます
ので、そんな可能性を探っていくべき時が来ているのは間違いないのです。
 
でも、やっぱり大難は来ないのが一番いいのです。原子力発電を使わない
で暮らすことができるようになることの方が、原発事故を何とかするよりもは
るかに素晴らしい世界であることは間違いないでしょう。経済的な理由だけ
を優先して、地震大国である日本で原発をわざわざ動かすことはないと思
います。幸いにも原油価格などのエネルギー価格はずいぶん下がってきて
いますし、あまり美しいとは言えませんが太陽光発電も日本中に広がってき
ましたので、電気代が高くなったという弊害はありますが、ほとんど原発が動
いていないいまの状況でも何とか暮らしていけるのもまた、間違いのない現
実だと思うのです。
 
経済破綻にしても、起こるのを待つよりも何とかそれを避ける方法を考える
方が私はベターだと思っています。いつの時代も何か大きな事件が起こると
一番大変な目に遭うのは社会的弱者です。世の中を変えるためにならと悲
劇を待ちわびる必要はなく、豊かな暮らしを維持したままでシステムの変更
を考える方が絶対に幸せだと私は思うのです。いざとなれば田舎で農を中
心とする暮らしに戻ればよいのですが、都会の暮らしの中で自然環境とうま
く折り合いながら生きていく方法も考えられるのではないかと期待しているの
です。
 
意識の変容が起こっていることを考えると、今後世の中はますます意識の力
が強くなり、有意の人の集合意識を使うという父が望んでいた方法論でそん
な悲劇を避けることは、それほど難しいことではないのではないかと思い始
めています。実はフリーエネルギーの技術も常温超伝導の技術もすでに実
用化の準備は整っていて、後は私たちの精神エネルギーがそれを使いこな
せるレベルに達することを待つばかりのような気がしてきているのです。
 
経済破綻が来るのか来ないのか、金融相場がどんなレンジで動くのか、社
会の血液であるマネーがきちんと循環させられるのか......。

すべてが私たちの意識に責任がある出来事です。他人事にして非難するの
ではなく、それぞれの専門分野で自分の意識の力に責任を持つことが大切
なのだと思います。専門分野というのは何も特別なことではなく、学生であれ
ばきちんと勉強や研究に励むことですし、主婦であれば家族が毎日健康で
幸せに生きられる環境を作り上げていくことです。
 
いままでは超人が一般人である私たちには真似のできないようなことをやっ
てくれていましたが、私たち自身の意識で責任を持ちながら社会の渦を回し
ていく時代がいよいよ始まったようです。にんげんクラブはそんな皆さんの
集まりになってきたのだと強く感じています。

今月のにんげんクラブ ~4月号~

201604-1.jpg   201604-2.jpg
AKDトークセッション&MCサクセションLIVE懇親会 in 京都
(2/6 京都KBSホール)


 経済について今年は大丈夫だという見方をしていたのですが、どうもまず
い状況になってきました。株価も為替も私が許容範囲だと思っていた水準を
すでに超えてしまっています。投資をやっている人たちは別にして、普通の
生活を送っている方に影響を及ぼさないレベルの「プチ恐慌」ならいいなとい
う希望的観測を持っていたのですが、かなり危なくなってきているようです。


 どうも、1月末に実施された日銀のマイナス金利導入の影響が大きいよう
です。そしてこれは、2013 年の年末に第二次安倍政権が発足して以来続
いてきた大企業、東京、資産家優遇の政策から、中小企業、地方、庶民にも
光を当てていく、すなわち従来の日本政府や日銀が採っていた政策への転
機になる出来事となるかもしれないと私は感じています。

 そもそも最近の円安株高で喜んできたのは大企業、東京、資産家であり、
実はそれ以外の人にはほとんどメリットをもたらしてきませんでした。金融政
策とは、建前はともかく本音では強い人のために行われるというのが世界の
常識です。しかし、日本の政策当事者は他国に比べれば弱いものに対して
も温かい政策を採っており、このためにリーマンショックの後日本だけがひと
り負けしていました。

 この弱肉強食の競争に負けていた従来の状態を、世界標準に合わせた政
策を実施することで回復させたのがアベノミクスなのだと思います。

 でも、日本人はお人好しなので、弱肉強食の世界で勝ち残っていくのはどう
しても難しいようです。なんとかするための非常手段がマイナス金利政策だっ
たのですが、これは相手にしっかりと読まれていたようで、それに合わせて円
高株安が仕掛けられて見事にはめられてしまったのだと思います。マイナス
金利はヨーロッパでも導入されていたので、大丈夫だろうと踏んだのでしょう
が、何百年もの間の戦争をくぐり抜けて現在があるヨーロッパの人たちのよう
にしたたかに振る舞うのは私たちには難しかったようです。

 やっぱり日本は、たとえ国際的な競争に負けたとしても、中小企業にも地方
にも庶民にも優しい政策を地道に採用していくほうが、みんなが幸せになれる
国なんだろうなと感じています。ちょっと拡大解釈で恐縮ですが、株価なら1万
4000 円~2万4000 円、為替なら105 円~ 135 円の範囲であれば、リーマン
ショックのときのような悪影響は、少なくとも私たちの暮らしには受けないレベ
ルで収まるのではないかという見通しに変更させていただきたいと思います。

 ただ、しっかりと見極めておきたいのは、実は円安株高の方向に行き過ぎて
も、私たちの暮らしにはあまりいいことはないということです。山が高ければ谷
は深いので、私たちが負う傷が結果的には深くなってしまう可能性が高くなる
のです。

 もし相場をやるなら、株なら1万9000 円より上にいけば上がり過ぎだし、為
替では120 円以上の円安は庶民にはあまりいいことはありません。マーケット
では変動率を上げたいと目論む人がたくさんいるので、上がってくればもっと
行ってしまうかもしれませんが、決してそれに振り回されないようにしたいもの
です。

 話はまったく変わりますが、一昨年の「舩井☆SAKIGAKEフォーラム2014」
の頃から、折に触れて次元の壁を超えることをテーマにさせていただいてきた
のですが、おかげさまで最近実感としてイメージできるようになってきました。
そして、それを具現化させるのが10月15日、16日の「舩井フォーラム2016」
です。サイマー女史の力をお借りするのは、それを分かりやすい形でずっと
やってこられたからですし、ようやく私たち日本人がそれを受け容れるだけの
準備ができてきたからこそ、今このタイミングでこのようなイベントができるこ
とになったのだと感じています。

 少し抽象的に言うと、3次元空間に生きている私たちは、元来意識の力で多
次元にもアクセスできるようになっています。例えば、誰でも睡眠時には意識
は当たり前のように多次元に行っているのです。このような睡眠時や瞑想時
になる変性意識の状態になることが、簡単にできるようになってくると次元の
壁を超えることは容易になります。もちろん、これは高い精神性が求められる
危険も伴うチャレンジですから、少なくともしっかりと地球にグラウンディングす
ることだけは忘れないでいただきたいと思います。

 そして、なかなか想像できにくいのですが、次元の壁の中においては女性
性は下から上に上がってくるエネルギーで、男性性は上から下に下がってく
るエネルギーだというのです。直線に上がってくるというよりはそれぞれ下か
ら上、上から下という楕円形の動きをしており、それが3次元で融合するとそ
こに次元の壁を超えた超次元のエネルギースポットが出来ます。この超次元
空間はすべてが調和した完ぺきな世界であり、そこでは常温超電導のような
奇跡も当たり前に実現するのです。

 ただ、最近気づいたのは、仮にその上下のエネルギーの融合ポイントをつ
くれても3次元で生きている私たちの融合ポイントをつくることができていなけ
れば、その状態は安定せず長続きしないのではないかということです。次元
の壁が上下だとすれば3次元のエネルギーの融合ポイントは左右の回転で
イメージすると分かりやすいと思うのですが、いずれにしても3次元でも異質
なもの同士の融合をすることがとても大切になるようです。

 そのためには、異質なもの同士がそれぞれ核融合を起こすぐらいのエネル
ギーが必要であり、安全性が保たれるだけの私たち一人ひとりの精神性の
高さが求められていると感じます。冒頭に書いた経済や金融の話などは、見
方を変えれば精神性が試される最も簡単な事例だと思うので、そのつもりで
しっかりと見つめていきたいと思います。


今月のにんげんクラブ ~3月号~

 
先月号の巻頭言で「経済の季節は終わり政治の季節が来た」と書いたので
すが、年明けから株式相場は大暴落の様相になり私の見通しは見事に外れ
てしまいました。負け惜しみにしか聞こえないかもしれませんが、今回の株式
の暴落の原因はサウジアラビアとイランの国交断絶であり、中国のカントリー
リスクが急浮上していることであり、それに伴う資源価格、中でも原油価格の
暴落です。だから、やはり政治の季節が原因になっているのだと思います。
 
みなさんがこの巻頭言を読んでくださる頃には株式相場もかなり落ち着いて
いるのではないかという希望的観測を持っていますが、その一方で、金融の
世界もいつ何時何があってもおかしくない状態であることは間違いないので、
リーマンショック級の大惨事が起こっている可能性も否定はできません。
 
ポイントはアメリカによる中国いじめがいつまで続くかということではないかと
思います。バブルをつくらされて、それが暴落することによってとことんいじめ
られ、搾り取られるという道筋は、日本が25年前から現在に至るまで経験し
ているのとほぼ同じところを通っています。ただし、中国は日本よりは強いの
ではないかと思います。しばらくは大変かもしれませんが、日本のように20年
以上も低迷から脱せない状況が続くことはなく、5年ほどでそこから抜け出せ
るのではないでしょうか。
 
現在の株式市場は外国人投資家の売買比率が6割を超え、保有比率も3割
を超えるマーケットになりました。日本株の相場を決めているのは外国人投
資家、その中でもヘッジファンドに代表される利益のみ追求する究極の投資
家によって操られています。そして、その売買の大半はフラッシュトレーディン
グという1秒間に数千回もの取引ができるロボットトレーディングで行われて
いるのです。
 
相場の変動率(ボラティリティと言います)が高い、つまり荒れているほうが儲
ける機会が多くあるということになるので、いまは金融技術を持っている彼ら
が荒れる相場を演出しているのだと思います。ですから、もし投資家になるの
であれば、彼らの気持ちが読めて相場の流れが読めるのであれば短期売買
の世界でも勝てる可能性はありますが、そんな才能がない一般の投資家が
持っている唯一の強みは期間に縛られないことなので、日々の株価に右往
左往しない長期投資家になるしか勝てる可能性はないだろうと思います。



保江邦夫 著
『ついに、愛の宇宙方程式が解けました 神様に溺愛される人の法則』
徳間書店 刊/定価 1,600円+税

 
さて、話はまったく変わりますが、物理学者である保江邦夫先生は湯川秀樹
博士が最晩年に研究に取り組もうとしていた「素領域」の研究に取り組み、ス
ピリチュアルなことを含めたこの世の不可思議な現象を、すべて科学的に説
明できる理論の構築に取り組まれようとしています。「素領域」はスピリチュア
ル現象を説明できるだけではなく、社会のあり方を根本的に変えられるような
ポテンシャルを持っているようです。
 
最近は物理経済学という学際的な研究分野が盛んになっているそうです。す
でに私がニューヨークで金融の勉強をしていた1990年代の初頭には、金融
の最先端技術はもはや物理学の世界であり、物理か数学の博士号を持って
いる人でないと理解できない世界になっていると言われるようになっていまし
た。おそらく研究分野としての状態はその頃に完成してしまっていると思うの
ですが、ブラック・ショールズ方程式というもので大体説明できるようです。
 
文系の私はこの方程式をみてもチンプンカンプンなのですが、保江先生はこ
の分野にも造詣が深いようで、以前講演会でも「数秒後であればマーケットの
動きはほぼ完全に予想することができる」というお話をされていました。前述の
様に1秒間に数千回のトレーディングができるシステムがすでに稼働しており、
その取引が株式市場の過半を占めている現状を考えれば、数秒後が予想で
きれば儲かることは確実で、もし保江先生がお金儲けをしたければ簡単にそ
んな仕組みを作ることができるのだということになります。
 
しかし、保江先生はそんなことをしても幸せにならないことをよくご存じなので、
まったく興味がありません。先日、保江先生の『ついに、愛の宇宙方程式が
解けました: 神様に溺愛される人の法則
』(徳間書店)のあとがきに出てくる超
能力者桐生夫人と若手物理学者の梶田さんとじっくりとお話しする機会があっ
たのですが、桐生夫人がヒントをくださり金融の世界のエネルギーをまったく
違うものに変換することは、保江先生や梶田さんのような優秀な物理学者に
かかると簡単にできるのではないかという話になりました。
 
そこで、私が梶田さんにブラック・ショールズ方程式のことや、それが前述の
ボラティリティの計算式であること(方程式は分かりませんが概念は分かって
います)、それに金融のプロは市場の歪みを見つけてそこで儲けをだす裁定
取引(アービトラージ)で儲けていることなどを説明させていただきました。そう
すると梶田さんは私の言葉をすぐに理解してタブレットで必要な情報をその場
で取り始め、あっという間に物理経済学の根本的な概念を掴んでしまわれた
ようです。
 
桐生夫人は、金融の波動を収奪から分かち合いに変えれば簡単に世の中は
良くなるという話をされていました。私が「エントロピー(原始的排列および運動
状態の混沌性)が増大するのではなく減少する仕組みの構築ができるのです
ね」と喜んでいると、「そんなことは不可能です」と一蹴されてしまったのはちょっ
と寂しかったのですが、逆に科学者らしくしっかりと地に足がついているご意見
を聞かせていただいて、ものすごい信頼感を持ちました。
 
保江先生や梶田さんのような人の物理学の研究が、世界を救う大きな足がか
りになるのではないかという予感がしています。


今月のにんげんクラブ ~2月号~

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「にんげんクラブセミナー 宇宙からの黙示(アポカリプス)Ⅲ」(12/19 東京グランドホテルにて)

最近、感じているのは金融経済の季節が終わり、政治の季節がやってきた
ということです。昨年12月にアメリカのFRB(連邦準備制度理事会、アメリカ
の中央銀行)が利上げを実施したことが大きな話題になりました。しかし、
本当は金融経済が世の中の方向性を決める流れは、昨年1月7日に起こっ
たフランスのシェルリー・エブド襲撃事件等がきっかけとなって完全に終わり、
それ以降はテロや空爆、それにトルコによるロシア機撃墜事件などの戦争
にまでは発展しないレベルの小競り合いなど、政治の分野が世の中の方向
性を決める非常時に入っています。
 
ただ、FRB が12月まで利上げを引っ張ったおかげで経済も昨年一年間は
注目を集めることになったというのが実態であったと思います。さすがにFR
B の利上げ前後は、金融マーケットがバタバタしましたが、これも収益率が
低下して潰れるところが出るなど苦戦をしているヘッジファンドが起死回生を
狙って仕掛けたものにすぎず、それなりの収益はもたらしたかもしれません
が、彼らの苦境を救うほどの大イベントにはならなかったのだと感じます。
 
例えば、利上げが発表される前週に、それを見込んで123 円台になってい
た為替水準が一瞬で121 円台に持っていかれる流れがありました。これは、
ヘッジファンドの仕掛けであったのですが、それに対して日本の個人投資家
(象徴的にミセスワタナベと呼ばれています)がFX 取引(外国為替証拠金
取引)のドル買いで立ち向かったという報道がなされていました。この原稿
を書いている時点でどちらが勝ったかは分かりませんが、ヘッジファンドに
日本の個人投資家が立ち向かえるようになったのは少し前なら驚きの事実
ですが、いまはそれほどびっくりする話題でもなくなってしまいました。
 
1992 年に伝説のヘッジファンドであるジョージ・ソロス率いるクオンタムファ
ンドが、ユーロ加入のため人為的に設定されていた英ポンドが高過ぎると
いう見解からポンド売りを仕掛け、それに英政府が立ち向かったものの資
金が尽きて固定相場制を解くことになり、結果としてユーロ加入ができな
かったことがありました。これでクオンタムファンドは巨額の収益を手にした
のですが、そのことをきっかけにそれ以降の世界はヘッジファンドの動きに
よって決まるようになってきました。しかし、2013 年頃にはヘッジファンドの
黄昏が囁かれるようになり、ヘッジファンド業界のスーパースターたちは、
「落ちたロックスター」と言われるようになってきたのです。
 
ミセスワタナベの活躍もうれしいことではありますが、衰えたりとはいえまだ
まだ巨額な資金を持っているヘッジファンドに真の意味で立ち向かっている
のは、実は金融の世界ではソブリンと言われている先進国の政府です。日
米欧の金融政策当事者がいくらでも通貨を発行できる立場を駆使してヘッ
ジファンドの裏をかく動きを取ることで、政府や中央銀行の意向がまかり通
るようになったのです。
 
民間ができることは民間がやるべきだという経済の原則からすると、これま
では政府が口出ししないことで世界経済の発展を支えてきた金融の分野が、
経済合理性を考えないソブリンによって実質的に動かされているというのは
由々しきことです。しかし逆の見方をすればこの事態は、政府が動かさなけ
れば経済が機能しないような政治の季節がやってきたことの象徴的な出来
事だと思えるのです。
 
政治の季節とは、いままでの常識で言うと戦争の季節だということになりま
す。例えば、1929 年の暗黒の木曜日で始まった大恐慌は、ルーズベルト大
統領がニューディール政策などで何とか回復させようと試みるのですが有効
な効果を上げることができませんでした。では、いかにして経済的にその不
況を乗り越えることができたかというと、第二次世界大戦によって日本やヨー
ロッパなどのアメリカ以外の先進国が焼け野原となり、復興の旺盛な需要を
すべてアメリカが担うことになったからです。
 
日本においても、戦後の大混乱を乗り切ることができたきっかけは1950 年
に起きた朝鮮戦争の特需のおかげという具合に、世界経済全体を揺るがす
ような大不況は戦争でしか取り戻せないというのがいままでの常識なのです。
そして、それを現状に当てはめれば、2008 年のリーマンショックの影響下か
ら抜け出せていない世界経済をなんとかするには戦争を起こすしかないとい
うことになります。
 
しかし、私たちはもう戦争をしてはいけないのではないでしょうか。もし国連
の常任理事国(米・英・仏・露・中)のような核を大量に保有している大国間
の戦争が起これば、大げさではなく人類が滅亡するような事態になってしま
うのです。これらの大国の思惑は、例えば日本と北朝鮮を戦争させる、つま
り代理戦争を起こすことで小国の犠牲によって経済回復を図ろうということ
にあるのかもしれませんが、情報が瞬時に飛び交ういまの時代において、
それがいつまでもうまくいくとは考えられません。
 
実際にフランスでは130 人の無辜の民が犠牲になるテロ事件が起こってい
ますし、中東や北アフリカなどの紛争地域ではすでに戦争状態が続いてい
ると言ってよいような状態になっています。そして実は一部の報道によると、
アメリカやイスラエル等の情報機関が設立に関与したと言われているIS(通
称イスラム国)の勢力がコントロール不能なレベルにまで膨張してしまい、
彼らがもし核兵器を手にするようなことがあれば、それを使うのにまったく
躊躇しないだろうという意見が真剣に交わされているのです。
 
経済のために紛争地域を犠牲にして限定戦争をするという発想は、人類の
絶滅につながるのです。だから、そうならないための方策を考えていかなけ
ればならない、それがにんげんクラブの役割だと私は思っています。先月号
で投げ掛けさせていただいた「一体にんげんクラブはどこに行くのだろう」と
いう問いに対する解を求めるヒントになればと思い、少々難しい理屈を書か
せていただきました。

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今月のにんげんクラブ ~1月号~

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        11/14~15 にんげんクラブ 高野山寄合     


にんげんクラブはどこに行くのでしょうか。
「舩井フォーラム2015」が終了して、いま一番考えている正直なテーマです。
「舩井フォーラム2015」では、舩井幸雄的な世界の集大成ができたと言って
よいと思います。そして、それはすなわち、これからはいよいよ舩井幸雄に
頼らないにんげんクラブになっていかなければならないということだと思うの
です。

本当のところ、実はにんげんクラブはもうすでにかなり自主的な運営がなさ
れています。各地のリーダーがそれぞれ考える理想社会の在り方を継続的
に模索する動きが広がっていて、中には必ずしも舩井幸雄的な世界ではな
いものもあり、ちょっと大袈裟かもしれませんが思想的にも幅広い意見を寛
容に受け入れる土台ができてきているのです。

もしかすると、一番の問題は私たち東京にいる株式会社にんげんクラブの
社員が、その動きについていけているのかどうかということなのかもしれま
せん。なにしろ、いま自主的に広がっているにんげんクラブの活動は、いま
までの常識で考えると不可思議で、しかもとても危ういバランスの上に成り
立っているものなのです。

しかし、私や主要メンバーの皆さんは、それこそがにんげんクラブの本質だ
ということで合意ができているのだと確信しています。

にんげんクラブにはなるべく明確なリーダーがいない方がいいと思っていま
す。リーダーの意見で物事が決まっていくのではなく、みんなの総意で意見
が決まっていけばいいということです。ただ、声の大きい、あるいは求心力の
あるリーダーの意向で物事が決まっていくのは世の常であり、それを否定す
るつもりもありません。多様性を認めていくことで、短期的にはバランスが崩
れた動きが出てきてしまうこともありますが、この不思議なにんげんクラブの
在り方が信頼をもって共有できている限りは、中長期的にはそれは調整され
ていくのだと思っています。

たとえば、赤塚高仁さんにいつもあきれられているのは、にんげんクラブの
団結力のなさ、具体的に言うと集客力のなさです。赤塚さんはご自身の魅力
のなせるわざで、これはという講演会のときには半ば無理やりにでもチケット
を販売する力があるのですが、にんげんクラブの場合は私がいくらお願いし
ても、皆さんの心に響かないものは動きません。

ただ、甘いと言われればまったく反論の余地はありませんが、どんなに私た
ちがすばらしいと思って企画していても、皆さんがピンとこないものを押し付
けるかたちになってしまうのは本意ではないのです。また、参加人数だけで
講演会の意義が測れるものではないという気持ちもあり、本当に申し訳ない
とは思うのですが、せっかくすばらしい先生にお越しいただいても、参加者が
少ないこともどうしても出てきてしまいます。先生方には大きな心で受けとめ
ていただけているので、本当にありがたいと感じています。

そして一方では、そんなやり方にもかかわらず、立ち見が出るほど盛況なこ
ともあれば、何より「舩井フォーラム2015」のように皆さんの心に届いたとき
には、あれだけ大きなムーブメントになるのですから、私も本当に不思議です。

これからも、なるべく多くの考え方ややり方を持っている人が集える場を皆さ
んと一緒に創っていきたいと思っています。全国を走り回っていると、にんげ
んクラブの運営の仕方や『ザ・フナイ』の編集方針、「舩井フォーラム」の講師
の選び方などに真摯なクレームをいただくことがあります。確かに、明らかに
私と意見が違う人や、いままでの延長線上のやり方ではない方法論がいきな
り出てきて、つながりが分からないという意見もよく理解できます。

でも、私は誰かが何かをやりたいと手を挙げたときには、自分の意見と合わ
ないからといって否定したくないと思っています。そればかりか、もしも相手が
こちらの意見を否定してかかってきても、にんげんクラブの方は相手の意見
を包み込んでいきたいと思っているのです。

私たちの周りには、先駆的なすばらしい活動をしている団体が多くあります。
それらは、一つの集団としては強くまとまっているのですが、意見の違う他の
集団とはバラバラに動くばかりではなく批判しあっていることもあり、本当に
もったいないと感じます。

にんげんクラブはお互いに自己主張を謳歌しながら無理せずお互いを包み
込み、やがてそんな多種多様な集団の動きをも包み込んでいきたいと思って
いるのです。

先日、来年の「舩井フォーラム2016『世界144000 人の平和と悟りへの人類
の祈りin横浜&室戸』」のことを考えていて、重要なことに気づきました。
それは、私たち「有意の人」が、実は一番この世の中の秩序を乱してしまって
いるのかもしれないということです。

見えない世界の大切さを知っている人が持っている知識には、理想的な世の
中の実現の前には、必ず未曽有の大きな試練が待っているというような終末
論的な要素が少なからず含まれているものです。

その知識ゆえに、私たちはパラダイスの実現を待ち望むつもりで、その前段
階であるとんでもない試練を待ち望んでしまっているかもしれないのです。
「有意の人」の意識力は強烈なものですから、私たちが心から試練を待ち望
んでしまうと、本当にひどい試練を引き寄せてしまうことになりかねません。

大きな犠牲を払うことなく、いまの豊かな生活をそのまま残しながら、意識の
変容を受け入れられる世界を創るためにはどうすればいいのか......。
これまでの歴史のセオリーを覆すようなこの大きな課題をクリアするために、
私たち不可思議なにんげんクラブが重大な役割を担っているのではないかと
いう気が強くしています。

その重要な第一歩として、『世界144000 人の平和と悟りへの人類の祈り』の
意味を、にんげんクラブの皆さんにきちんと伝えていくことに重点を置いてい
こうと思っていますので、常識では分かり得ないような説明になってしまって
恐縮ですが、ご理解いただければと思っています。
どうぞよろしくお願いいたします。


今月のにんげんクラブ ~12月号~

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       『舩井フォーラム2015』   10/17・18 パシフィコ横浜

「舩井フォーラム2015」開催直前にトルコに行ってきました。大きな目的は二
つありました。一つは、赤塚高仁さんと一緒にキリスト教を世界宗教へと広げ
た使徒パウロの足跡を辿ること。そしてもう一つは、これは私の課題としてイ
スラム教を知ることです。
 
赤塚さんは、イエローハットの創業者であり、掃除道を広めていらっしゃる鍵
山秀三郎先生とシリアのダマスカスに行ったときに、キリスト教の使徒パウロ
の「私のようにキリストを広めなさい」という声を聞くという聖霊体験をされまし
た。それから、真剣に聖書の勉強をし、聖書が分かることで『古事記』が理解
できるようになり、日本のことが分かるようになったという話を、私との共著
『聖なる約束』や、本誌に連載いただいた原稿をまとめられた『ヤマト人への
手紙』(いずれもきれい・ねっと)という本で書かれています。
 
パウロは「目から鱗」という言葉の元になった「パウロの回心」というエピソード
の後、それまでのキリスト教を迫害する立場から一転して、キリスト教を布教
する立場となりました。パウロは主にユダヤ人以外の人々に布教していった
のですが、その布教の旅で何度か当時小アジアと呼ばれていたトルコに立ち
寄っており、赤塚さんはその軌跡を訪ねたいという願いを持っていたので、超
強行軍の3泊6日のトルコの旅に同行してくれたのです。
 
トルコは中東とはいっても、国土の60%が砂漠で周りを敵に囲まれたイスラ
エルや、それこそ砂漠の民であるアラブ諸国に比べれば、雨が降って緑豊か
な恵まれた場所でした。そのせいか、同じイスラム教を信仰していてもかなり
寛容で、トルコの独立戦争を勝利に導いた英雄アタテュルク(トルコの父とい
う意味)の西洋化政策がしっかり根付いていることもあり、女性も普通に街を
歩いていますし、お酒も飲めます。
 
政治的にもNATO(北大西洋条約機構)のメンバーですし、ギリシャ問題など
もあり実現は難しくなってきていますがEU に入るという話もあるぐらいで、ア
ラブ諸国やアフリカの国々と比べるととても豊かであることが感じられますし、
実際に街や観光地を歩いていても、途上国に見られる生活のためとはいえ、
やるせなくなるしつこい物売りの被害などにはまったく遭いませんでした。
 
パウロが布教していた頃は、イスラエルに比べてもかなりの先進地域であり、
ここへの布教が成功して、そこからキリスト教はギリシャやローマなど当時の
世界の中心に向けて進んで行ったように感じました。トルコ最大の都市であ
るイスタンブールはアジアとヨーロッパの境にありますが、トルコの地を押さ
えるのがキリスト教の布教に関して一番大事なことだったのかなと感じるこ
とができたのは収穫でした。
 
ところが、この旅の本当の目的は別のところにあったようです。パウロの軌
跡を辿る旅だと思っていたために、赤塚さんも私もほとんど意識していなかっ
たのですが、キリスト教の巡礼のためにトルコを訪れると定番になるのは、
「ヨハネの黙示録」でヨハネがイエスに言われて手紙を送ったとされる7つの
教会だということで、その7つの教会をすべて訪れることになったのです。
 
「ヨハネの黙示録」は新約聖書の最後にあるものですが、内容は非常に難解
です。聖書を読み始めたときに赤塚さんに「ヨハネの黙示録」には何が書いて
あるのですか、と質問したことがあります。すると、赤塚さんは十字架のイエス
がもっと進歩した姿と長生きしたヨハネが最晩年になってようやく会えたという
ことは分かったのだが、それ以上の意味はまだ分からない、とおっしゃってい
ました。
 
7つの教会の中には世界遺産になっているような貴重な遺跡の中にあるもの
もあれば、ほとんど誰も訪れることがない寂れた遺跡になっているものもあり
ます。でも、足の裏で聖書を読むことをモットーとしている赤塚さんには十分に
感じるところがあったようです。
 
まだ具体的なイメージはほとんど浮かんでいないのですが、来年中ぐらいには、
『続々聖なる約束』(『ヤマト人への手紙』は「続聖なる約束」でした)として、新
たな黙示録について何かを書くことになろうかと思います。最近、私は竹田和
平さんからいろいろ教えてもらう中で親鸞のことがとても気になってきています。
実は、舩井家も浄土真宗の門徒なのですが、親鸞については高校の日本史で
習った程度の知識しかありませんでした。しかし、どうも日本人にとって大事な
思想であることが感じられるようになってきており、仏教思想は苦手だったの
ですが、親鸞を手始めに少し学んでいこうかと考えていました。
 
そうすると、パウロと親鸞が似ているという説があるようで、どうも容貌まで似
ていたのではないかという話もあるらしく、少しびっくりしました。この辺りにつ
いても徐々に深めて『ザ・フナイ』等に書いていこうと思っていますが、日本の
仏教思想から黙示録を繙いていくのもおもしろいのかもしれません。
 
そして、今回の旅の二つ目の目的であるイスラム教を知ることが、黙示録を
創るために大事になるということも感じています。イスラム教のことについて
も、改めて『ザ・フナイ』でまとめてみたいと思っていますが、いまの延長線上
で社会が動いていくとすると30〜50年後はイスラム教が中心の社会になっ
ているのだと思います。いまの世界の中心は欧米のキリスト教文化圏ですが、
マクロな視点でみるとキリスト教文化圏とイスラム教文化圏が戦っており、こ
れまでの歴史から考えるとイスラム教文化圏にヘゲモニーが移るだろうと予
測できるからです。
 
黙示録の目的は、この世の最後の姿を知らせることにあるのかそういう世の
中にならないように警告のためにあるのかは分かりませんが、私はいまのと
ころ警告のためにあると思っています。だから、このままキリスト教とイスラム
教の対立や、あるいはイスラム教同士の中での主導権争いになるとこんな世
の中になってしまうという姿を示すのが新しい黙示録の役割ではないかなと
思っています。
 
「聖なる約束」シリーズで示したいのは、一神教の厳しい文化の中で、日本が
どう在ればいいのか、さらにそれを進めて日本が世界の文明に対してどのよ
うな貢献をすればいいのかを考えることだと思っています。体験と勉強を重ね、
近い将来そんな原稿を世に問うことができることが本当に楽しみです。

今月のにんげんクラブ ~11月号~

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(京都寄合 9/5)            (宮崎寄合 8/30)


 
いよいよ、「舩井フォーラム2015」が間近に迫ってきました。
昨年の「舩井☆SAKIGAKEフォーラム」で次元の扉が開いたと思っています。
にんげんクラブの皆様や「舩井フォーラム」に集まってくださっている皆様は、
思いの力の使い方をマスターされて来ていて、自分でどこまで意識している
かは別ですが、ふとしたことで次元を越えて思考ができるようになられてきた
のだろうと思います。
 
全国各地の寄合などに出席させていただくと、そんなことを感じます。みなさん、
それぞれの方法で、まもなくやってくるいままでと違う未来への対処法を感じて
いて、それぞれのやり方でそれを実践し始めているからです。それは、自分の
利害得失からの行動ではなくて、自分でもよくわからないのだけれども何かに
突き動かされるように動いているという実感です。天にすべてを身を任せると
いう感じですが、それでいて乗っ取られているわけではないというのも、にん
げんクラブのディープな方の特徴かもしれません。
 
にんげんクラブの小川雅弘さんは、来年の舩井フォーラムは144,000 人の
人を集めてその変化をみんなではっきりと感じる大会にしたいと考えています。
パシフィコ横浜に5,000人の方に集まっていただくのはもちろん、日本中、世
界中をつないで本当に次元の扉を超えた144,000 人が集まって、それで一
緒に同じベクトルを向くことで世の中の飛躍的な変化を確実にしたいと考えて
いるのです。
 
正直に言うと、私も最近になってようやく小川さんのイメージに付いていけるよ
うになってきました。来年のメインゲストは故サイババ師の高弟で外国人でか
つ女性でありながらもインド政府公認の女性グルになっているサイマー女師
です。「舩井フォーラム2016」の翌週は高知の室戸岬にインドの高僧108 人を
お連れして2日間護摩を焚くイベントを開催しようと奔走しています。
 
サイマー女師も彼女の人生の中でも最大級のイベントになるのは間違いなく、
全世界から彼女を慕う人たちを1,000人連れてくるとおっしゃっているそうです。
だから、来年の「舩井フォーラム2016」はとても国際的なイベントになります。
そして、例えば高知はホテルの客室数のキャパや道路の問題などもあり、いま
から自治体や地元の財界・商工会なども巻き込んで協力体制を作っていかな
ければ、とても実現不可能な催しを実行しようとしているのです。
 
私たちにとっても、これは大きな変化です。基本的にいままでは国内思考で外
国の方との交流は考えてきませんでした。しかし、この国際化の時代にまた日
本が世界のスピリチュアルリーダーになっていかなければいけないことが、だ
んだん明らかになってきたことなども考えますと、いつまでもいままでと同じやり
方が通用するとは思えないのです。だから、いまは私たちにんげんクラブも変
化を受け入れて行く時なのだと感じるようになってきました。
 
変化を受け入れるといえば、8月に「いのちの革命」(きれい・ねっと)を一緒に
書いた柴田久美子先生の「第二回看取り士全国大会」に参加させていただき
ました。昨年の全国大会よりも柴田先生も格段にパワーアップしているし、そ
れだけではなく周りとの調和が図られてきていて、看取り士の世界が加速度
をつけて広がっていくことが感じられました。
 
柴田先生が看取り士の活動を通じて世の中に広めているのは、死生観を変
えることです。私たちは死を忌み嫌って、それから目を背ける生き方を長い間
やってきました。それは現代医学では死は敗北であり、核家族化した家庭環
境から見ても死と向き合うよりは施設などに担ってもらって、なるべくそこから
目をそらさないと、上手くやっていけないという少し悲しくて厳しい現実があり
ます。
 
しかし、後10年したら団塊の世代がいよいよ死を身近に感じる、そんな時が
確実にやってきます。いまのやり方の延長上には、厚生労働省が病床数を
増やさないというか増やせない現状をはっきりと発表していて、私たちは病院
で死ぬという贅沢がなかなかできなくなってきたことが明らかになっています。
この危機を乗り切るためには、死はすばらしいものである、よく生きるために
は、最期の時に死を穏やかに受け入れられる体制づくりが大切であるという
ことは大事なポイントになります。
 
今年の看取り士全国大会の基調講演は「納棺夫日記 」(文春文庫)というベス
トセラーを書かれている青木新門先生でした。本木雅弘さんが好演されて日
本アカデミー賞を取った映画「おくりびと」の原点になる作品です。「納棺夫日
記」がベストセラーになり、「おくりびと」を多くの方が見たことで、日本人の死
生観は変わり始めました。しかし、まだまだ現場の実情が私たちに伝わってき
ていて、大きなチェンジが実感できるところまでには至っていないようです。
 
私は映画は見たのですが、「納棺夫日記」は未読でしたので、全国大会で買っ
て新門先生にサインをしてもらいました。柴田先生はシンポジウムの中で、新
門先生が一番伝えたかった第3章が映画ではまったく取り上げていなかったの
で、映画の原作と言うことを拒否されたのではとおっしゃったことが気になって
いました。そして、本を読ませていただいて、その意味が分かってきました。
 
北陸の地はいまでも熱い仏教信仰によって支えられている地です。懇親会の
時に新門先生の隣に座らせていただいたのですが、先生は仏教書を片っ端
から読み、その中でも北陸の地に一番受け入れられている浄土真宗の教えに
深い共感を覚えていらっしゃるようです。そして、納棺夫としてたくさんの死をみ
つめてきた先生には死を受け入れた時に見える「ひかり」の存在に気がついた
ようです。
 
親鸞はこの「ひかり」を不可思議光如来であるとはっきりと示していて、不可思
議な「ひかり」であるが、これは理屈で説明できるものではなく体感するしか仕
方がないものです。そして、宮沢賢治も「星の王子様」もキリスト教も天理教や
大本もさらには、ナポレオン・ヒルに至るまで、すべての本質的なことを教えて
いるものにはこの「ひかり」が表現されているのです。
 
次元の扉を開けることができるようになったみなさんが、次にやるべきことは
それが自由自在に使いこなせるようになることです。そう考えると、柴田先生か
らこの「ひかり」について感じさせていただいたり、それを自分たちだけで共有し
て満足するのではなく、小川さんのように行動的に、有無をいわさず多くの人に
この「ひかり」を指し示す事が大事なのだと感じるようになってきました。

今月のにんげんクラブ ~10月号~

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        バーチャル ISRAELツアー in愛媛(7/23~24)


舩井フォーラム2015」を前にして感じるのですが、いま、本当に大きな変化
のターニングポイントが来ているようです。私自身もいままでごまかしてきた
ことや、見て見ぬふりをしてきたことなどに、しっかりと向き合わされるような
体験がやって来るようになりました。そもそも、「向き合う」という思い込みも
必要のないもので、あるべき方向性、ビジョンをしっかりと持ち、それに対し
てゆるがない思いを持てればそれですべて解決のようなのですが、やっぱ
り50年以上生きてきたクセは根強く残っているので、そのクセを手放すため
に強制的な浄化が来ているようです。
 
にんげんクラブの会員の方にもきっとそんな方が多いのではないかと思いま
す。体調を崩したり、いままで問題なかった人間関係がうまくいかなくなった
り、人生の転機を迫られるようなことが起こったりしているかもしれませんが、
それらはみんな乗り越えられる試練、神さまからの宿題なのだと感じることが
できればそれでいいのだと思います。要は自分のこだわりを手放すことがで
きれば大丈夫ですので、どのような試練でも楽しんでみていただければと思
います。
 
これまでずいぶんと偉そうなことを言ったり書いたりしてきましたが、赤塚高仁
さんに二度イスラエルに連れて行ってもらって聖書から私に近づいてくる経験
をしてから、猛省するようになりました。聖書の世界は、聖書を読んでその本
質を感じなければ、決して伝えられるものではありません。いままで私がやっ
てきたことは表面上の知識をお伝えすることが中心だったのですが、物事の
本質を受け止めてそれに基づいて発した言葉でなければ、これからはあまり
意味がないことにようやく気づくことができたのです。
 
舩井フォーラム2015」で「やまとこころのキャンドルサービス」の話をしてくれ
る赤塚さんは、その場に必要な話を聖パウロのエネルギーを受けて伝えてく
れます。私はイスラエルの旅で赤塚ワールドにどっぷりと浸かることで「聖書
に触れる」という、いまの私にとって一番大事なことを教えてもらいました。
舩井フォーラム2015」で心をオープンにして赤塚さんの講演を聞いてくださ
れば、その時に一番必要なメッセージが自然とやって来ると思います。
 
さて、なぜ私にとって聖書に触れることが一番大切なことだったのかというと、
原典に当たることの大切さを知ることができたからです。私は知識欲は旺盛
ですが、要領がよくて面倒くさいことが大嫌いです。だから、聖書にしても『論
語』にしても『古事記』にしても原典に当たらず解説書を適当に読んで分かっ
た気になっていることが多いのです。例えば、日本人は『論語』が大好きなの
で『論語』に関する本は山ほど出ています。私も嫌いではないので何冊か読
んだことがあるのですが、まったく自分の血肉になっていません。
 
それは著者の力量が足りないのではなく、読者である私が『論語』を読んだ
ことがないのでは、著者の伝えたいことの本質が伝わってくるはずがないか
らなのです。そこで私は、加地伸行全訳注『論語 増補版』(講談社学術文庫)
に挑戦してみました。岩波文庫版は金谷治先生の訳注ですが、日本の学術
界の伝統に則って保守的な朱子学的な視点で解説されており、江戸時代に
は反逆の教えだった陽明学的な要素が多少感じられる加地先生の方が面白
く読めるというアドバイスをもらって、そちらを選ぶことにしました。
 
陽明学と言えば安岡正篤先生ですが、戦後の政界や財界に強い影響を及
ぼし、我らが小川雅弘さんも稲盛和夫先生の盛和塾で安岡先生の『立命の
書『陰騭録』を読む
』(致知出版)と出会い、経営や人生の真髄に覚醒めて会
社を立て直し、高知を代表する経営者となりました。小川さんは最近『たった
今、宇宙銀行の財布の口が開きました
』(ヒカルランド)という怪しい本を出さ
れたのですが、よく読むと変革を大事にした陽明学の匂いがちゃんとしてい
ます。
 
書き下し文を読んで、加地先生の現代語訳や注を読ませてもらうというかた
ちで、とりあえず読了することができました。もちろん、まだ全然私の血肉に
はなっていませんが、これでこれからは『論語』に関する本を読んだ時やお話
を聞いた時の深みがまったく違ってくると思います。
 
『論語』といえば忘れられない思い出があります。昨年の12月に惜しくもご逝
去されたアサヒビール名誉顧問の中條高徳先生に昨年の春、父の葬儀にご
出席いただいた御礼に伺ったことがあります。その時なぜか、愛についての
話になったのですが、中條先生から「『論語』では愛は恕と教えている。恕が
分かれば『論語』が分かったことになるよ」と教えていただきました。その時は、
まったく意味が分からなかったのですが、恕とは『論語』では衛霊公十五に出
てくる言葉です。
 
子貢という弟子が発した「生涯行うべきことを一文字で表すことができますか」
という問いに対して孔子が答えたもので、それが恕だというのです。その後に
有名な「己の欲せざる所は人に施す勿れ」(自分がされたくないことは、他人
にもしないことだ)というフレーズに繋がるのです。恕は普通「思いやり」という
ふうに捉えるのですが、『論語』の精神論を生涯かけて伝えてきた中條先生に
とっては、それこそが愛であり2500年前に創られた『論語』の世界でも、やは
り愛が一番大切なものであると教えているということを、人生の最晩年に私に
伝えてくださったのです。
 
赤塚さんのおかげで聖書を一応読み終えることができたのですが、聖書に比
べれば『論語』を読むのは難しくありませんでした。分量の問題もありますが、
『論語』は私たちの生き方に知らず知らずの内に大きな影響を与えており、恕
は知らなくても「己の欲せざる所は人に施す勿れ」は聞いたことがあるし、意味
も大体分かるからです。
 
冒頭に書いたように、私自身個人的なことでいろいろな試練を楽しまされてい
ます。いまは『論語』を読まなくても解説書を読めば分かった気になれるような、
あまりにも便利な世の中です。それが便利であり効率的だという思い込みを手
放すことが、本質に気づき伝えるうえでとても重要なことだということに気づくこ
とができました。『論語』が終わったので、いまは赤塚さん推薦の竹田恒泰先生
の『現代語古事記』(学研)に挑戦しています。新しい世の中を想造するにあた
り、原点を振り返りながら本質を大事にすることが求められる時代ですね。

今月のにんげんクラブ ~9月号~

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      舩井フォーラム2015 関西大会(7/5)

 だんだん、「舩井フォーラム2015」が近づいてきました。今年のテーマは、
2003年に行われた「第1回船井幸雄・オープンワールド」のテーマであった
「エゴからエヴァへ」です。このテーマを選ばせていただいたのは、舩井幸雄
的な世界を表現する最後のイベントであるという認識と、「舩井幸雄が伝え
たかった世界」の集大成にしたいという思いがあるからです。

 そんな「舩井フォーラム2015」のプレイベントとなる、7月5日に大阪で開催
させていただいた「舩井フォーラム関西大会2015」のテーマは「いのち、目醒
める」。このプレイベントを開催してくれた、にんげんクラブ関西の有志たちが、
「舩井フォーラム2015」の本当のテーマを見事に表現してくれたことにびっくり
しました。

 舩井幸雄はその後半生で、私たちの「いのち」は、常識や社会的なタブーや
長年の経験による感情のパターンなどが邪魔をして、本当はまだ目醒めてい
ないのではないかということを訴え続けてきたのだと思います。オープンワー
ルドに参加してくれた人は、その場ではそのメッセージを受け取ってくださるの
ですが、残念ながら会場の外に出て日常生活に戻っていくと、主催者の私た
ちを含めてそんなメッセージをすぐに忘れてしまっていました。そして、本当の
意味で自分のいのちを輝かせることなく、目醒めていない状態を続けてきた
のだと思います。

 しかし、いよいよ時代の大激変が本当に迫ってきたことが、誰の目にも明ら
かになってきた現在、ついに「いのち、目醒める」時がやってきたようです。
関西大会で川田薫先生はいのちを目醒めさせるための具体的な方法を分か
りやすくお話しくださいました。川田先生は「舩井フォーラム2015」にもご出演
くださいます。そして、丸山修寛先生は実践的に簡単にクーム(空や無)に日
常的になれる方法をお話しくださいました。電磁波とうまく付き合う方法や、
地磁気を高めていく方法など、簡単に日常生活に応用できるお話でした。

 そして、農業は楽をして簡単に儲けることができるというお話を神谷成章先
生と大下伸悦先生から聞くことができました。当日は時間が限られていたた
めに、神谷農法のすごさは伝わったものの詳細のお話までは伺えなかったの
ですが、『ザ・フナイ』7月号に大下先生が寄稿してくださった内容や、ちょうど
その1週間前ににんげんクラブ新潟でお聞きした神谷先生のご講演内容から、
まとめの時間で私の理解を皆様にお伝えすることができて、本当に良かった
と思っています。

 農業の常識からは考えられないことですが、神谷農法では土中のphを4程
度の酸性にすると雑草が生えなくなる。そして好熱菌という微生物を使いこな
すと冬でも土中の地温を20℃程度に保つことができるので野菜の栽培が可
能になる。さらに、石炭は草木などが炭化(カーボン化)したものであるという
ことをヒントに、炭化した資材を使いこなすと農業は楽にうまくいくというような、
とにかく目からウロコのお話でした。

 そして、大下先生はその神谷農法を応用して、既成概念を手放して視点を
変え、なるべくお金をかけないことで、農業で失敗するなどということはあり得
ないということを伝えてくださっています。例えば、野菜の栽培はホテル業なの
だそうです。快適な環境を提供すると野菜たちが気持ちよくなり、すくすくと育っ
てくれて、無農薬無化学肥料の状態でも雑草などに悩まされず簡単に栽培が
できるというのです。そんな大下先生も「舩井フォーラム2015」に出演してくだ
さいます。

 また、宮㟢貞行先生はアマミ舞の「あわの唄」(「舩井フォーラム2015」でも
冒頭のパフォーマンスとして登壇いただきます)を受けて、日本語の響きにつ
いてのお話を頂きました。ホツマツタエなどの日本の古代の叡智にも明るい
宮㟢先生は「あわの唄」や「トホカミエヒタメ」の意味などを具体的に解説し、
それを健康法などに活かすやり方までお伝えくださったのです。そして、時間
の関係でお話には登場しませんでしたが、新著『寄りそう皇后美智子さま 
皇室の喜びと哀しみと
』(きれい・ねっと)に著された皇室の役割についての
思いを次の講演者である赤塚高仁先生へとつないでいただきました。

 トリを飾るのは、「やまとこころのキャンドル・サービス」を続けていらっしゃ
る赤塚高仁先生でした。新著『続 聖なる約束 ヤマト人への手紙』(きれい・
ねっと)は、この会報誌に掲載された
ものに加筆して出来た本ですが、心を揺さぶられる素晴らしい本になりまし
た。新たに書き下ろされた第13章では「天皇はキリスト」であるということを、
魂を込めて命を懸けて伝えられています。新約聖書と終戦の詔書(いわゆる
玉音放送)の内容を対比すると天皇がキリスト(救世主、メシアという意味の
ギリシャ語)であることが分かるという、足の裏で聖書を読み解いてこられた
赤塚先生ならではの視点にびっくりしました。もちろん、赤塚先生も「舩井フォ
ーラム2015」にご出演いただきます。

 最近、「舩井フォーラム2015」の講師の方々、例えばひすいこたろう先生、
植原紘治先生、中矢伸一先生、羽賀ヒカル先生、山岡尚樹先生、高橋呑舟
先生、佐藤政二先生、近藤洋一先生、柴田久美子先生、青木勇一郎先生、
竹田和平先生などにお会いさせていただいたり、ご著書などに触れさせてい
ただく機会が多くあります。その度に諸先生たちの思いが「エゴからエヴァへ」
や「いのち、目醒める」につながっていっていることを感じています。

 なかでも、私が一番うれしかったのは武田葉子先生とじっくりお話できたこ
とでした。共催していただく株式会社トータルヘルスデザインの人気講師なの
ですが、失礼ですが、「どこにでもいるごく普通のおばさん」です。そんな武田
さんが株式会社夢を叶える学校の代表をされて、数々の奇跡を普通に起こし
ているのです。普通のおばさんがミラクルを起こす時代、それが「いのちが目
醒めた」時代に当たり前に起こることで、すでにそれを実現している「大阪の
おばちゃん」に出会えたことに、魂が震えるぐらい感動しました。

 こんな講師陣を45人も集めてしまった理由を感じていただき、世の中の変
革を実現していくミラクルを起こす力を参加者お一人お一人に持っていただ
ける「舩井フォーラム2015」にぜひご参加いただいて、歴史の証人になって
いただければと思います。よろしくお願いいたします。

今月のにんげんクラブ ~8月号~

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     『悠久の伊勢に学ぶ会』(6/20-21)
    


 今年は大変化の年になるのでしょうか。足下できな臭い動きが感じられるよう
になってきました。関東地方では頻繁に有感地震が起こるようになり、口永良部
島(くちのえらぶじま)の火山噴火などから考えても、地球が活動期に入っている
ことは間違いないようです。

 出張でホテルに泊まっているとき、朝に時間があるときは午前8時から放送の
NHK―BS のワールドニュースを見るのを結構楽しみにしています。主要国で
放送されているニュース番組をそのまま流す番組で、それぞれの国のメイント
ピックスがどこにあるのかが感じられるからです。

 最近は圧倒的に干ばつや洪水、記録破りの暑さや寒さ、それに山火事や地震
などの被害といった異常気象の話題が各国ニュースの中心になっています。も
ちろん、どの国においても国民がその日その日をどう暮らしていけばいいかが
一番重要なニュースなので、異常気象が起こればそれがメインニュースとして報
道されるのは当然のことです。だから、その辺りは割り引いて考えなければいけ
ないのかもしれませんが、それにしても世界各地でどれだけ異常気象が頻発し
ているかを知るとびっくりしてしまいます。

 一方、政治経済の方は、一見すると安倍政権は盤石の様子で、株価は高い水
準をキープしています。東京や大阪ではタクシーの運転手さんから以前よりは景
気がいいという話が聞けるようになってきましたし、新幹線のグリーン車は高齢
者の団体旅行などが使っているようで混んでくるようにもなりました。でも、日々
直接深い情報を送ってくれる人たちの声を聞いていると、きな臭さがだんだん感
じられるようになってきているのです。

 最近、政治の面でおもしろい情報をくれる人に片桐勇治さんがいます。政治家
の秘書や国民新党の広報部長をつとめ、最近までJOC 傘下のあるスポーツ競
技団体の事務局長をされていました。政治家や政党の情報が伝わるのはよく分
かりますし、関係ないようでスポーツ競技団体も実は政治に大きく影響されるも
のなので、逆に言うと独自の優れた情報網も持っているのです。

 またメチャクチャ勉強好きで、先日も私のためだけに国際政治の見方の講義を
してくれたのですが、なんと準備のために3日ぐらい徹夜をされたそうです。講義
の後飲みに行ったのですが、お酒を飲むのが半年ぶりぐらいだったうえに徹夜の
疲れも相まって、別れてすぐの所にあった公園のベンチでしばらく眠ってしまいま
したと、翌日メールをいただいてびっくりしてしまいました。

 片桐さんの一番ユニークな論考は、2013 年4月28日に日本が真の独立を果
たしたという考え方です。一般的には日本は終戦後GHQ(連合国軍最高司令官
総司令部)に占領され1951(昭和26)年のサンフランシスコ講和条約によって独
立が認められ、それが1952(昭和27)年4月28日に発効して独立したことになっ
ています。

 しかし、実はサンフランシスコ講和条約と同時に結ばれた安保条約や1952(昭
和27) 年2月28日に結ばれた日米行政協定(1960 年の新安保で日米地位協定
になった)などで、日本はいまでも実質的にはアメリカの占領下に置かれており、
真の独立を果たしているとは言えません。このことは、少し表現がおかしくなりま
すがマスコミ以外の情報を集めている人たちの間では常識であり、おそらくにん
げんクラブの方ならそれほど違和感はないことだろうと思います。

 実際に日米地位協定によれば、基地内での捜査権はアメリカ軍にあって日本の
警察はそれに手も足も出せません。それどころか、2004 年8月に米軍ヘリが沖縄
国際大学の敷地内に墜落した事件では、米軍機事故現場はすべてアメリカ軍の
管轄地になるという米軍の日米地位協定の解釈により、日本の警察当局は一切
事故現場に立ち入れないという事態が起こりました。

 安保条約や日米地位協定の解釈は本来日米当局の話し合いで行われるもので
すが、日本はアメリカから独立を果たしていない属国であるため、実質的にはアメ
リカ側の解釈ですべての物事が進んでいるというのが実態なのです。日米地位協
定が有効なのは米軍基地や沖縄だけではないので、もしあなたの家に米軍ヘリが
墜落したら、その瞬間にあなたの家は米軍管轄地になり、それをもっと拡大解釈し
ていくと米軍基地として接収されてしまっても文句は言えないことになるのです。

 ところが、片桐さんは一定の資料を示しながら、実は昭和27年4月28日に法律
上の独立を果たした際に、日本は裏協定でアメリカから多額の借金をする代わり
に、その担保に本来の独立国なら当然持っているいくつかの権利をアメリカに与え
ていたというのです。しかし、約束通り61年かかって2013 年4月28日に無事にそ
の借金の返済が終了したので、国際的な取りきめに則って、それらの権利が日本
側に返ってきており、このとき実質的にも日本は独立を果たしたというのが片桐さ
んの意見なのです。

 100%納得できたわけではありませんが、片桐さんの経歴や情報網、それにあれ
だけの勉強量で裏付けを取られていること等を考えるとあながち間違いではない
のかもしれないと感じています。そして、安倍総理がいままでの常識から言うとアメ
リカに対して好き勝手を言っているように思えるのも、安倍総理が国際政治の常識
を分かっていないからではなく、いままでの総理に比べれば格段にフリーハンドを
持っているからだとも考えられるのです。

 ところが、最近その片桐さんが安倍政権はそれほど長くは持たないのではない
かという話をしてくれるようになりました。理由は紙面が尽きましたし、秋頃から
『ザ・フナイ』に片桐さんの連載をお願いしようと思いますのでそちらに譲りますが、
ここで言いたいのは、安倍総理がもし早期に退陣するようなことがあれば確実に
経済に大きな影響があると予想されるということです。実際に一時はマイナス金利
になっていたドイツ国債が1%以上の金利になったことをきっかけに日米の国債の
金利が上がってきており、これはかなり危ないサインのように思えます。

 あまり心配し過ぎることはないのですが、金利の急騰や安倍総理の退陣などと
いったニュースが飛び込んで来たときには、流れが変わったと思ってしっかり対応
しなければいけないということだけ今回はお伝えさせていただきたいと思います。

今月のにんげんクラブ ~7月号~

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(にんげんくらぶ飯田 講演会にて  5/12)

 赤塚高仁団長の下、「聖書に学ぶやまとこころの旅2015」に参加しています。
この原稿は全日程が終わって飛行機を待っているテルアビブのベン・グリオン
国際空港で書いています。

 7月5日の「舩井フォーラム関西大会」、それに続いて10月17日、18日パシ
フィコ横浜にて開催の「舩井フォーラム2015 SAKIGAKE-BITOが作るエヴァ
の世界
」に出演してくれる赤塚さん、そして、同じく舩井フォーラムで講演して
くれる滝沢泰平さんも一緒に往復にかかる時間も含めて9日間の長旅を満喫
しました。

 詳しいことは、『ザ・フナイ』にも書こうと思っていますが、ここでは、にんげん
クラブの皆さんに特にお伝えしたい二つのことについて書かせていただきたい
と思います。

 一つ目はゴラン高原を訪れたときのことです。この地は1967年の第三次中
東戦争以降、イスラエルが実効支配していますが、国連や国際社会はそれを
公式には認めていません。現在でも国連がPKO活動としてUNDOF(国連兵
力引き離し監視軍)を展開しており、日本も1996年から2013年までは自衛隊
を派遣していました。

 ゴラン高原ではイスラエル軍やUNDOFのキャンプも見ることができ、さらに
はその向こうのシリアも見ることができました。シリアやイラクで問題になって
いるISIS(イスラム国)の活動とはまったく関係のない地域ですが、それでも
他のイスラエルの地域の平和な雰囲気に比べると、はるかに緊張感を感じま
した。

 不思議に思われるかもしれませんが、普通に旅行で訪れるイスラエルの街
は日本以上と言ってもよいほど治安が良く、危険を感じることはほとんどあり
ません。

 人種差別になってはいけませんが、アラブ人居住区やパレスチナ自治区に
ある観光地に行くとスリなどもたくさんいるようです。ところが、ユダヤ人居住
区に入ると、貧富の差があるからだと言われればそれまでですが、ほとんど
心配することなく歩くことができます。また、こまめに清掃がされているようで、
街がきれいです。昔の日本人が貧しくても慎ましやかだったように、イスラエ
ルにいるユダヤ人は、普通の庶民が勤勉に倹約して日々を美しく生きている
ように感じました。

 治安の良さが一番感じられるのは、世界中から大勢の観光客が訪れており、
私たちも含めてまったく緊張感なく、観光や聖地を訪れる信仰の旅をエンジョ
イしていることです。小川雅弘さんがパスポートをすられてしまったヨーロッパ
の先進国の方が、はるかに観光客にとっての治安は悪いように思います。
もちろん、中東情勢があっという間に戦争状態になって、滞在中に戦闘に巻き
込まれてしまう可能性がないとは言い切れませんが、日本国内にいるのと変
わらないぐらい安全に、私には感じられました。

 それでも、さすがにゴラン高原という紛争地域に行くと多少の緊張感は感じ
られます。しかし、イスラエルが実効支配しているものの国際的には承認され
ていない、日本で言うと尖閣諸島にあたるぐらいの場所ですが、実際に現地
に行ってみると完全にイスラエルの一部としか感じられませんでした。

 UNDOFが見える観光用の駐車場(アラブ人の物売りがいるぐらいですので、
私たちのような物好きな観光客が結構来るようです)にいると、機関銃で武装
したイスラエル軍の兵士が定期監視にやってきて少し驚きましたが、最前線で
の緊張感という雰囲気ではありませんでした。

 パレスチナ自治区に出入りするときはセキュリティーチェックということで、
バスにライフルを持った兵士が乗ってきて一応チェックをしていきます。こちら
は少し怖い思いをするのですが、兵士の顔を見ると明らかに徴兵された新兵
が担当しており、多分20歳そこそこの彼ら彼女らの方が、異邦人の私たちに
対して恐怖の思いを抱いているということが感じられました。

 イスラエルには徴兵制があり、女性も徴兵されます。周りをほとんど敵に囲
まれている人口818万人余りの小国が置かれている厳しさを感じます。それで
も、ゴラン高原を実質的にうまく統治している姿を見ると、日本も尖閣問題で見
習うべきところがたくさんあるように感じました。

 そして、もしかするとこのイスラエルの緊張状態は、自覚がないだけで実は
私たちが近隣諸国との間に置かれている状況にそっくりなのではないでしょう
か。尖閣問題から目をそらすことなく、しっかりと現実を直視して対応しなけれ
ば固有の領土さえ守れないというのが世界の常識なのです。


 二つ目にお伝えしたいのは、エルサレムにいる敬虔なイスラム教徒たちの
焦りです。エルサレムには岩のドームという場所があり、ユダヤ教徒、イスラ
ム教徒双方にとっての聖地なのですが、現在はイスラム教の聖地として国か
ら守られています。そこで、私たちのグループに小さな事件が起こりました。

 メンバーのひとりが軽くお祈りをしたのですが、それがイスラム教の聖地で
他宗教の神様に祈りを捧げたことになり、イスラム教を冒瀆したということで、
敬虔なイスラム教徒からものすごい勢いで怒られてしまったのです。

 4年前はイスラム教徒しか入れない岩のドームの中にどうしても入りたかっ
た小川さんが、イスラム教徒だと言い張って入ろうとして失敗したというエピ
ソードがあるぐらいのゆるい感じでした。しかし今回は、私たち以外にもユダ
ヤ教の熱心な信者が明らかにそれと分かる姿で聖地に入ってきたのですが、
危ないということで警官に守られているような状況でした。周りからは大きな
ブーイングが出て、ある意味、世界でいま一番ピリピリしている最前線が岩
のドームのように感じられました。

 アラブの人は難しいなあと感じたのですが、最後に訪れたヤッホという港
町で、私たちのグループとそこに居合わせた高校生ぐらいのイスラム教の
女の子たちのグループとがとても仲良くなり、互いに写真を撮り合って喜
んでいました。宗教と関係のないところでは平和が実現しているのです。

 たった7日間の滞在でしたが、それでも国際政治という面でもとても深い気
づきを得ることができた有意義な旅でした。皆さんも、イスラエルのことを少
し学んでみませんか。きっと目からウロコのような新しい発見があることと
思います。

今月のにんげんクラブ ~6月号~

 4月号に日本一の投資家で日本のウォーレン・バフェットと呼ばれている竹田
和平さんと出会ったエピソードを書きました。

 その和平さんを紹介してくれた青木勇一郎さんが中心となって4月4日の志士
の日に「まろわ祭り 博多 5年で5倍の所得になる」が開催されました。個人で
事業を立ち上げているか立ち上げようとしている人を中心に、全国から80人の
とても意識の高い人たちの集まりが実現したのです。

 和平さんは日本を代表する株の投資家ですが、その投資戦略は長期投資で
す。株価の値上がりを追求するのではなくPER(株価が1株当たりの利益の何
倍になっているか。現在は17倍ぐらいが平均です)が割安な株(企業の純利益
を発行済み株式数で割ったものが1株当たり利益です。5億円の利益が出た会
社の株式数が1000万株なら1株当たり利益は50円になります。PERが割安な
水準の10倍なら株価は500円、平均の17倍なら850円、高めに評価されていて
20倍ならば1000円になります)を買っていきます。

 ここで詳細を書いても仕方ないかもしれませんが、その他にROE(株主資本
利益率)やPBR(1株あたりの株主資本)、そして高配当の株式を中心に買って
いきます。短期売買でキャピタルゲイン(要するに安く買って高く売って得る利
益です)を狙うのではなく、長期投資でインカムゲイン(ここでは配当金で利益
を上げていくことと考えていただいて差し支えありません)を得る投資手法なの
です。


 先日、あらためてお昼ごはんをご馳走になりながら二人でお話をさせていた
だく機会があったのですが、この時におもしろいエピソードをお聞きしました。
和平さんはバブル経済がピークだった1985年ごろに、投資家の直感で金(ゴー
ルド)の投資がおもしろいと思われました。当時の金の価格は1トロイオンス当
たり320ドル程度でした。いまは1200ドル台、一番高かった2012年ごろは1700
ドル台ですので、その直感は見事に当たっていたことになります。

 でも和平さんは「舩井さん、金をそのまま買ったらお腹が冷えるでしょ。だから
純金で百尊の金貨を作ることにしたのだよ」とおっしゃったのです。確かに金を
そのまま買ったら儲かりますが、それでは自分の儲けのことだけを考えている
ようでかっこいいとは言えません。だから、日本の繁栄を築いてくださった百尊
(天照大神、卑弥呼、聖徳太子、平清盛、織田信長、勝海舟、渋沢栄一等)の
業績を讃えるための金貨にして、それだけではなく『人生を拓く「百尊」の教え』
(講談社)という本まで出版してその教えを広めておられるのです。結果として
金(ゴールド)に投資して大儲けされたのですが、ここまですればお腹は冷える
ことなくしっかりと天意に適った生き方ができるというわけです。


 話を元に戻すと、和平さんのことを心から尊敬している青木さんは、和平さん
がこのままいけば日本は財政破綻を起こし、私たちが一生懸命に築いたもの
が水泡に帰してしまうという危機感を共有しています。そして、経営者や投資
家などお金を稼ぐ能力がある人がお腹の冷えないやり方でしっかりと儲けて、
節税をしようなどというケチなことを考えずにしっかり納税して日本の税収をい
まの2~3倍ぐらいにすれば、財政破綻の問題はあっさりと解決するという方法
論をまじめにやろうと声をかけて集まった有意の人たちの集まりが「まろわ祭り 
博多 5年で5倍の所得になる」だったのです。

 5年で5倍の所得になるために和平さんが作った集まりが「智徳志士の会」で
す。メーリングリストを活用したIT問答を続ける内に自然とお腹が冷えない経営
手法、投資手法が学べる和平さんが開発したやり方を実践する会で、やはり4
月4日から始まっています。私も参加させていただいているのですが、問答とい
うやり方で有意の人と共有意識を作っていく内にひとりでは気づかない、かなり
深い世界に誘われていきます。


 そんなことを考えているとにんげんクラブのホームページ上にある「こだまゆ
うこの熱海伊豆山通信」というブログで「豊かさってなんだろう」(2015年4月6日
アップ)というタイトルを見つけました。本当に大切なもの(きれいな空気、おい
しい水、緑豊かな山々)はお金では買えないもので、最近の若者達の中にはお
金は持っていなくてもそんなお金では買えない本当に大切なものを大事にして
いる人がいるという話を書いていました。

 先日、親しくしている若い友達と話をしていると、世界中の有意の人と繋がり
たいから彼らが訪れる機会が多い広島に引っ越して、エアビーアンドビーとい
うサービスに部屋を提供しているのだそうです。ネイティブと英会話をして学び
たいと思って始めたのですが、英会話学校にお金を使うのではなく逆に部屋代
をいただきながら英会話学校では得られない生のリアルな会話を楽しめている
と教えてくれました。

 世の中の流れはアベノミクスの成功でインフレ気味になってきており、外国人
観光客の爆発的な増加と相まって最近は出張に行く時にホテルの部屋が取れ
ないで困るようになってきました。いままでの考え方だったら、ホテルを作って儲
けてやろうと考えるところですが、新しい時代に生きている若者たちは余った部
屋を世界中のステキな人たちとシェアして楽しもうとしているのです。

 これと同じように、車を買うのではなくカーシェアをするとか、シェアハウスでみ
んなと一緒に住んで強固なコミュニティを自然と築いてしまうとか、私たちにはで
きなかったような生き方を着々と実現している若い人の話を聞くと大きな刺激を
もらえます。

 若者達のように新しいパラダイムに暮らすことは50歳を超えて贅沢に慣れた私
には難しそうですが、和平さんのお腹が冷えないという知恵を活用しながら、経
営者としてしっかり儲けてしっかり納税して日本の財政破綻の危機を救おう、そし
てそんな経営者や投資家の仲間を自分たちの力を使って増やしていこうという
「智徳志士の会」に積極的に参加して、私は私の役割を果たしていこうと思います。

 そして、私のようないまさら本質的な愛について語ることは難しいおじさんであっ
ても、若者達の邪魔にならないように、しっかりと世の中の発展に貢献していける
ということを、示していければと思っています。

今月のにんげんクラブ ~5月号~

 時の流れは驚くほど速く、感覚的にはちょっと前にお正月を迎えたばかりな
のですが、カレンダーを見るともう4月、ゴールデンウィークがワクワク待ち遠
しい季節になりました。目に見えない世界のことが分かる友人たちの情報を
まとめてみると、3月21日の春分の日までに世の中の変革期が到来し、この
巻頭言を皆様にお届けしている頃には新しい時代が始まっているのだと感じ
つつこの原稿を書いています。

 さて、3月上旬には、にんげんクラブ愛知支部の皆さんが椿大神社(つばき
おおかみやしろ)で「地球への祈りの集い」というイベントを開催してくれました。
正式参拝をさせていただいた後、山本行恭宮司がご挨拶くださったのですが、
神官の方からみても今年は激動の大波乱の年だというお話をしてくださった
のが印象的でした。

 「地球への祈りの集い」は細野晴臣さん、雲龍さん、KNOBさんの奉納演奏、
花柳鶴寿賀先生のアマミ舞の奉納、さらには小林芙蓉先生の富士山の書の
奉納とものすごく豪華なメンバーにご先導いただいて皆で地球に愛の祈りを
捧げました。

 会場の三重県鈴鹿市にある椿大神社は、道を開く猿田彦様をお祀りしてい
て、椿講という制度があるので東海地方の人には馴染み深い大きな神社です。
しかし、全国から参加される方にとっては、公共交通機関がほとんどなくとて
も不便なところであるにも関わらず、本当に多くの方にお集まりいただき、大事
なイベントは皆さんよく分かっておられるなあと感心させられました。


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 いままでの時代は猿田彦様に道を開いていただき、天之宇受売(あめのう
ずめ)様にうずを回していただいてきたのですが、冒頭述べたとおりすでに始
まっている新しい時代は、にんげんクラブの会員の皆さんのような新しい時代
に気がついた私たち普通の人間が、自らの力で道を開きうずを回していく時代
のようです。このイベントを主宰してくれたにんげんクラブの中山恵美賀さんは
とてもきれいでチャーミングな普通の女性ですが、彼女たち普通のお母さんが
持つ愛の気持ちで地球に感謝の祈りを捧げることができ、まさにうずが回り始
めたことを実感することができました。

 大事なのは「母性の愛」です。私のような男性には母の無条件の愛はなかな
か理解できないのですが、逆に言うと「お母さんに対する無条件の感謝の愛」
で地球に対して感謝を捧げればいいのです。ここで挑戦したいのは、お母さん
に対する無条件の愛をすなおに感じるために、産み育ててもらった過程ででき
てしまったトラウマをうまく解消していくことです。

 愛にあふれている女性の友人からは、「お母さんに抱っこしてもらえばいい
のよ」とアドバイスされています。恥ずかしくて「お母さん抱っこして」とはとても
言えませんが、せめて電話をしたりたまには顔を見せて、しっかりと母の目を
見て話をしたいと思います。そうして、私たち一人ひとりが、産んでくれたこと、
育ててくれたことに対してしっかりと感謝の気持ちを送ることができるようにな
れば、やがて愛がもっともっと感じられるようになるでしょう。そして、その愛に
よって大地を産み、私たち生物を育ててくれている地球に対して感謝を捧げら
れるようになればよいのだということを、強く感じさせてくれるイベントだったと
思います。


 私はおかげさまで、相変わらず道を開いてうずを回すために、日本中を旅さ
せていただいています。今日は、先月号の巻頭言で紹介した竹田和平さんに
お会いするために名古屋に向かっています。朝の新幹線からはとてもきれい
な富士山が見えました。もうすぐ、富士山が一番きれいに見える三島から新富
士あたりに差し掛かるところですが、まさに小林芙蓉先生が書いてくださった
日本という国土をしっかりと守っていただいている富士の愛を感じ、それに対
して感謝の愛を送らせていただきたいと思っています。

 そう思うと、列車はちょうど母の住む熱海を通過しています。熱海からは富士
山は見えませんので、しばらくは心の中で母に対して感謝の気持ちを送りたい
と思います。

 私たち人間には猿田彦様や天之宇受売様のような大きな力はないかもしれ
ませんが、まず家族をしっかりと大切にしていくこと、そしてすばらしい仲間と
一緒に楽しいことをワクワクしながらやっていくことで、いつの間にか大きなこ
とを成し遂げることができるのだということを、にんげんクラブ愛知の皆さんか
らあらためて教えていただきました。

 目に見えない世界のことがよく分かる人たちから話を聞くと、富士山の噴火も
危ないけれど、それよりも首都圏直下型の地震が来る可能性が本当に大きく、
それによって日本は壊滅的なダメージを受けてしまうだろうということを本当に
心配されています。しかし、天変地異も含めて、この世の中で起こることはすべ
て私たちの意識や行いがつくり上げているものです。だから、家族に対する愛
をまず大事にできるようになった私たちが率先して助けあい、いい世の中をつ
くっていくように意識を向けて、行動していけばいいのだと思います。

 そんなSAKIGAKEBITOの集まりである、「舩井フォーラム2015 SAKIGAKE
BITOがつくるエヴァの世界」を、今年も10月17日(土)、18日(日)にパシフィコ
横浜で開催します。

 にんげんクラブの皆さんがそれぞれの場所で道を開き、回し始めたうずを共
有できるようなイベントを、皆さんと一緒につくっていきたいと思っています。
うずを回し始めた仲間が1年に1度集まるお祭り、それが舩井フォーラムです。

 白状するとこの原稿は、結論がよく分からないまま書き始めたのですが、私
の気持ちがまとまってくると三島では雲に隠れてよく見えなかった富士山が、
新富士で本当にきれいな姿を現してくれました。彼女に精一杯の愛と感謝を
送りつつ、彼女が私のやっていることを認めてくれたと思って、和平さんから
しっかりと多くのことを学んでこようと思っています。またどこかで、その内容を
皆さんにもシェアしますので、楽しみにしていてくださいね。

 そして、私が回し始めたうずや皆さんが回し始めたうずを合わせていくことで、
大波乱の年を共に楽しく乗り越えていきたいと思います。
本当にいつもありがとうございます。感謝しています。


今月のにんげんクラブ ~4月号~

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先日、竹田和平さんにお会いしました。そして、2009年の少し古い本ですが、
和平さんの『けっきょく、お金は幻です。』(サンマーク出版)を読みました。
びっくりしました。私が最近一番伝えたいと思っていることが、私よりもはるか
に分かりやすくシンプルにコンパクトにまとめて書いてあったからです。
 
和平さんは1933 年(昭和8年)生まれですから、昨年亡くなった父と同じ年に
生まれた大先輩です。ちょうどこの本が出る5年ほど前に、ちょっと努力すれ
ばお会いできる機会があったのですが、残念ながら私はそのときはお会いす
ることを選択しませんでした。日本一の投資家で、自分と同じ誕生日である
2月4日に生まれた日本中の赤ちゃんに純金のメダルをプレゼントするという
和平さんの行動が、当時の私はあまり好きになれなかったのです。
 
でも、それは傲慢な考えだったと反省しています。お会いすることもなく本も
読まずに、人から聞いた断片情報だけで判断することで本当にもったいない
ことをしました。せめてそのときにこの本を読んでいればと後悔しています。
もし、そのときから和平さんの薫陶を受けていれば、いまから5年後に到達
できる世界がもっとしっかりと見えるようになっていたかもしれません。
 
例えば、はせくらみゆきさんとの共著『チェンジ・マネー』(きれい・ねっと)では、
まさにお金は幻想であるということを書きたかったのですが、和平さんの本を
読むと、私の本の説明が不十分であることがよく分かります。概念で分かった
ことを何とか伝えようとしている私に比べて、和平さんは実体験に基づくとて
も分かりやすいお話を紹介して説いてくださっているのです。
 
和平さんは戦争中、ある村に疎開されていたのですが、その村は戦争が行
われている実感がないほど、のどかな村だったそうです。
農業で生活を成り立たせており、いまから考えるととても貧しい生活でした
が、みんな穏やかで温かい心を持って、とても平和に、まるでおとぎ話のよう
に暮らしていました。家に鍵をかける人など誰もおらず、荷物を道端において
神社にお参りに行っても誰も物を取ったりしない。そんな心配をする必要が
ない、まるで桃源郷のような世界でした。
 
そして驚くべきことに、疎開していた1年間、和平さんは村の人がお金を使う
姿をまったく見なかったといいます。70年前の農村では、本当に日常の生活
にお金が必要なかったのです。村の人たちがいつも口にしていた言葉は
「ありがたいのう」「もったいないのう」「おかげさまでのう」でした。
お金ではなく心が流通していたのです。このときの体験が和平さんに
「けっきょく、お金は幻想である」ということを教えてくれました。

残念ながら、私はお金が要らない生活を体験したことがありません。だから、
お金の要らない世界を概念だけで説明しようとしてしまうのですが、和平さん
は11歳のときに実際にそんな理想郷を体験しているのです。

とはいえ、和平さんと同じような体験をした人は日本中にたくさんいるはず
です。和平さんがすごいのは、おそらくただ一人、その体験から「お金は幻で
ある」ということを悟ったということです。そして、それを知っていたから経営者
や投資家という、ほとんどの人がお金に翻弄されてしまう人生を送ることにな
る分野で大成功を収められたのです。

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竹田和平さんはお菓子メーカーの経営者として大成功されましたが、それより
も日本一の投資家として有名です。朝倉慶先生によると世界で一番ユニーク
な投資家で、目先の株価などにとらわれることなく、四季報の情報だけで割安
に評価されている会社を探しだし、その会社を応援する気持ちで長期保有を
するのです。がんばって多くの配当を出してくれた会社に対しては、お礼の手
紙を書くこともあるといいます。

考えてみると、配当金をもらえることはとてもありがたいことです。私は船井総
研(現在上場しているのは船井総研ホールディングス)の株主であると同時に、
以前は社員や役員をしていました。船井総研で働いていた頃は、それで給料
をもらっていたのですから当然ですが、稼ぐことに大変な思いをしていました。
ところが、いまは後輩の皆様がものすごくがんばってくださり好業績を上げて
いただいているので、そのときの給料よりもはるかに多くの配当をいただける
ようになりました。

少しでも船井総研の皆様にご恩返しするために、いろいろな問題が生じること
もありますが、何とか父から受け継いだ株式を保有し続けようと思っています。
もちろん、株主総会に出席したり時々高嶋社長や幹部の皆様とお会いしたり
して、心からの感謝をお伝えすることも私の大切な仕事だと考えています。
そして、船井総研に迷惑をかけないようにまっとうに生きていかなければいけ
ないと肝に銘じているのです。もしかすると、このことがにんげんクラブの活動
を続けている大きな動機のひとつになっているのかもしれません。

和平さんが立ち上げられた智得志士の会という集まりがあります。朝倉先生の
「日本の財政破綻は不可避である」という意見を真剣にとらえられて、それなら
経営者や投資家が一生懸命がんばって、たくさんの税金を納めて財政破綻に
ならないようにしようという活動です。税金を払わないように勉強するセミナー
はたくさんありますが、少しでも多くの税金を払うために経営者を集められるの
は和平さんしかいないと思います。

年会費が6万5000 円でこんな本質的な集まりに参加できるのなら、にんげん
クラブでも積極的にお手伝いをしようと思っています。にんげんクラブに和平さ
んをご紹介いただいたのは1月に開催した「宇宙からの黙示(ソラからのアポカ
リプス)Ⅱ」の講師であり、アカシック・レコードを読めるなどの能力を生まれつ
きではなく努力して身につけられた、私の親友である青木勇一郎さんです。

にんげんクラブの皆様に、和平さんが70年前に体験し会得された「お金は幻
である」という感覚を、智得志士の会とは違う目的かもしれませんが、分かっ
て使いこなしてほしいと思っています。そして皆様の周りに、がんばってはい
るのですが、愛が分からない少し困ったおじさんがいれば、智徳志士の会を
お勧めいただきたいと思っています。愛が分かっていないという意味では資格
が十分あると思っている私は、早速入会したいと思います。本当に素晴らしい
人に出会いました。青木さん、ありがとうございました。


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写真はすべて
『宇宙からの黙示(ソラからのアポカリプス)Ⅱ』
アースキーパークリスタルPちゃんが伝えるアカシックレコードからのメッセージ
~今、日本の近未来をかえるとき~(1/31 東京グランドホテル)
  より

今月のにんげんクラブ ~3月号~

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(大阪)にんげんクラブ新春大交流会(1/4)


私は週に2回、ブログというかコラムのようなものを書いています。
ひとつは生前父が連載していた舩井幸雄・comの「いま知らせたいこと」を受け
継いで書かせていただいています。父が書いていた頃に比べるとアクセス数は
落ちていますが、ありがたいことにそれでもその頃の3分の2程度のアクセス数
をいただいており、信頼している先生のアドバイスもあって、ざっくばらんになり
すぎずに舩井ファンでない人が読んでくださることも想定しながら書いています。

そして、もう一つが、にんげんクラブのホームページの「舩井勝仁のウィークリー
レポート」です。こちらは、いまは誰でも読めるようになっていますが、もともとは
にんげんクラブの会員様限定のレポートだったこともあり、なるべく本音で気楽
に書くようにしています。

個人的にはこちらの方が気に入っているのですが、そのにんげんクラブの
ホームページの看板商品は私のレポートだけではなく、「こだまゆうこの熱海
伊豆山通信」だと思っています。もともと大勢のファンがいるこだまさんですが、
いまや心と魂の扉を完全に開いてほぼ完全にオープンハートになっていて、
昨年は5回以上彼女のセミナーに参加したというディープなファンも出現して
いるほどの人気です。

1月6日にアップされた今年最初の通信は「マックス・クリスチャンセンさんの
セミナーの感想」というタイトルで書かれています。内容はこだまさんの講演
会での定番のお話で、私も何度か聞かせてもらったことがあるのですが、
それでも読んでいると泣けてしまいます。

掲載の許可を得るために翻訳された英文が最後に掲載されているのですが、
それを読んでいると、和文との微妙な表現の違いを感じ、それで改めて違う
感情が刺激されて会社の自室で読んでいたので良かったのですが涙腺が
すっかり崩壊してしまいました。皆さまにもぜひお読みいただければと思い
ます。

こだまさんだけでなく、私の周りにはほぼ完全に心と魂の扉が開いていると
感じる素晴らしい人たちが何人もいます。『聖なる約束』(きれい・ねっと)の
共著者赤塚高仁さんも間違いなくそのひとりです。

もう満員になってしまったようなのですが、昨年に引き続き今年のゴールデン
ウィークにも赤塚さんのイスラエルツアーが企画されていて、実は私も参加
させていただくことになっています。また、私が共著者になるかどうかはまだ
決まっていませんが赤塚さんの新しい本を出そうという話も進んでいて、
今年は赤塚さんが本格的に大活躍を始める年になるのは間違いないと、
私は確信しているのです。

赤塚さんは論理的には表現されませんが、本質的なことを感覚的に理解され
ているようです。まさに、私が3年ぐらい前にもらった「考えるな、感じろ」という
テーマを実践されています。出版の話にしても実は大手の出版社から素晴ら
しく条件の良い提示を受けているようなのですが、実質的に私がプロデュース
させていただいた企画に乗ってくれました。本を売って有名になりたいという
目先だけの目的であれば大手出版社の企画のほうがはるかに有利ですが、
それでは赤塚さんのやりたいことが自己実現しないことをなぜかきちんと感じ
ているようなのです。

そして、そんな赤塚さんも巻き込んで、にんげんクラブ愛知支部の中山恵美賀
さんが中心になって開催されるのが3月8日(日)、三重県鈴鹿市にある伊勢国
の一宮、椿大神社(つばきおおかみやしろ)で行われる「地球への祈りの集い」
です。先月号の本誌にチラシを同封させていただきましたのでご覧いただきた
いのですが、もしなくしてしまった方はにんげんクラブ(03-6698-9561)まで
お問い合わせいただければと思います。

恵美賀さんも、こだまさんや赤塚さんと同じようにほぼ完全に心と魂の扉が開
いている人だと思います。先日、大阪のにんげんクラブ関西の集まりにわざわ
ざ参加してくれた恵美賀さんと話をしていて気がついたのは、どうしても論理的
に考えてしまう私が彼女の言っていることを理解できない理由は彼女の話には
主語がないということでした。しかも、私がきちんと認識していない人のことを
話題にしているときに、その主語を省略されるのでさっぱりついていけないの
です。

でも、不思議なことに恵美賀さんの周りの、特に女性の人たちは話について
いっているようです。イベントの主な目的は元YMOの細野晴臣さんら一流の
音楽家の演奏を彼女がいま一番大事に思って活動している花柳鶴寿賀(はな
やぎつるすが)先生のアマミ舞と一緒に奉納すること、そしてもう一つは草場
一壽(くさばかずひさ)先生の陶彩画「アモトからの龍」の世界を表現すること
です。この龍は「宇宙の根源から来た龍」であり「宇宙の根源に向かう龍」でも
あるようです。

恵美賀さんの表現で言うと「宇宙外生命体の龍」ということなのですが、論理的
に考えてしまう私には地球外生命体ならなんとかついていけても、宇宙外生命
体になるとさっぱりわかりません。しかし、少しだけ開いてきた心と魂の扉の奥
にある私の本質は、その言葉に強く反応してしまうのです。

大阪の懇親会で恵美賀さんからおもしろい石の写真を見せてもらったのですが、
あまりにも気になったので強引にもらってきました。いま、会社の机の上に飾って
あって、そのまるで人(神?)の顔としか思えない写真を前にして原稿を書いて
います。不思議なもので、主語がないのだということに気がついてから、私の感
覚で主語を探してくれば恵美賀さんの話が理解できたような気分になることを
発見しました。

恵美賀さんとは前世(?)からの深いご縁があるように感じるのですが、にんげん
クラブのイベントはそんな魂の仲間が見つかる場でもあるようですので、ぜひ皆
さまにもご参加いただければと思います。

こだまゆうこさんと私のジョイント講演会を何回か熱海の船井本社の事務所で
開こうと思っています。次回は2月22日(日)に開催いたします。こだまさんの
提案で事務所に引いてある温泉に入ってもらってお弁当を食べてから講演を
聞いてもらうことになりました。

講演する方から言えば、眠たくなる条件が揃ってしまう無謀な企画ですが、
そこはオープンハートなこだまさんの企画ですから、論理的な私には分からない
素晴らしい展開が待っているのだと思います。

そして、いろいろな試行錯誤をしながらその集大成として、10月17日(土)、
18日(日)には、今年も舩井☆SAKIGAKEフォーラムを開催することになり
ました。詳細はこれから決めていきますが、ぜひ手帳にご予定として書き込ん
でおいてください。どうぞ、よろしくお願いいたします。


今月のにんげんクラブ ~2月号~

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舩井勝仁とこだまゆうこのコラボ講演会(熱海事務所12/21)


舩井☆SAKIGAKEフォーラム2014に出演してくださった、はせくらみゆきさんが
以前ブログで「ルーシー」という映画のことを書いていらっしゃいました。日本では
昨年の夏に公開されましたが、ちょうど1月の半ばにDVDの販売が始まるよう
です。

この原稿は12月の初旬に台湾のホテルで書いているのですが、前日の国際線の
フライトでこの「ルーシー」を見ることができました。しかも、前半の舞台は台北で、
今このタイミングで見ればいいというシンクロニシティ(共時性)を感じてしまいま
した。

ルーシーというのは、エチオピアで発掘されたアウストラロピテクスという約300万
年前の化石人類に付けられた名前であり、ある意味でいうと世界最初の人類です。
ルーシーという名前は1970年代にこの化石が発見されたときに流行していた
ビートルズの歌から付けられたということですが、この映画の主人公ルーシーも
そこにかけて名前が付けられているようです。

あまりレベルの高くない普通の女性であるルーシーが台北で知り合ったボーイ
フレンドに頼まれて、新種の薬物をマフィアの組織に持ち込むことになりました。
そして、マフィアに利用されることになるのですが、あるトラブルからその新種の
薬物が許容量をはるかに超えてルーシーの体内に吸収されてしまいます。
そのことによって、通常の人類であれば脳の機能の10%弱しか使われていない
のに、彼女は徐々に能力を上げていき、最後は100%の能力を使いこなして、
物理的な次元にはとどまれなくなりますが、この世に遍在できるようになるという
物語です。

はせくらさんは、彼女自身の目に見えない世界に対する能力が上がっていく様が、
この映画に似ている部分があるそうですが、私も機内食を食べながら自分が
万能になっていく感覚を味わっていました。多分、この映画の売りはハードボイルド
な部分だと思うのですが、脳を使いこなすことができるようになるのが、これから
私たち人類に求められる進化の方向性であるということが示唆されている
ストーリーになっています。

重要な登場人物ということで、脳機能の研究における世界第一人者の大学教授
が登場するのですが、彼が講演しているシーンが映画の重要なモチーフになって
います。講演の中で、地球上の生物の中で人類は10%程度の脳機能を使いこな
す最も進化している種であるが、ある種のイルカはその上をいく20%の脳機能を
使いこなしているというのです。台湾でお会いさせていただいた、台湾最大の流通
業の前CEOでいらっしゃる林蒼生先生も、おおまかにはその意見に賛成だと
おっしゃっていました。

はせくらさんが私たち人類がこれから進化していく方向に向かって先行して走って
いるフロントランナーの一人だと仮定すると、そのはせくらさんが見ている世界を
感じるひとつのおもしろい機会が、この映画を見ることによって提供されると考えて
いいのだと感じます。

さて、そんなことを書いていると、為替がついに1ドル120円になったというニュース
が飛び込んできました。正直に懺悔すると、実は私は2014年内に120円になる
ことはないだろうという見方をしており、船井塾のときにそんな話を経営者の方々に
してしまったのですが、見事に外れてしまいました。2015年には安倍総理が退任
するだろうという見通しや、2015年10月には消費税が上がるだろうという見通しも、
おそらく外してしまいました。

言い訳になりますが、世の中は本当に激しく動き始めたようです。今までの感覚で
表面的な予想をしていると恥をかいてしまうことになります。もっと深く読み取る、
つまりルーシーのように自分のポテンシャルをもっともっと高めていく必要があるの
です。後付けの解説にはあまり意味がないのですが、例えば消費税の問題は税率
のアップを延期したということよりも、停止条件なしに2017年4月には確実に10%に
するということが決定したことがポイントになるようです。

世の中の動きをよく知っている友人が「大体、10月に消費税を上げるなんてメチャ
クチャなことを考えるわけがない。商業にとって一番大切な歳末商戦に大きな影響
を与える10月に消費税を上げるなんていうことをしたら、その年の個人消費に壊滅
的な影響を与えるのは間違いない。日本はGDPに占める個人消費の割合が60%
にもなる成熟国なのだから、そんな事態が実現してしまうと間違いなく恐慌が起きて
しまうよ」と解説してくれました。

その解説を聞かせていただいて、私はもしかすると本当に大きな動きを決めている
人たちは、初めから2017年4月に消費税を10%にすることに決めていたのでは
ないか。しかし、そう簡単には世論には受け入れられないだろうから、まずは2015年
10月に上げるとアナウンスしておき、それを延期したという形にしてすんなりと消費
税を10%にすることのコンセンサス(合意形成)を取ろうとしたのではないかと思って
しまいました。

以上のようなことは、これまでの予想のやり方とは違っているものの、すべてマスコミ
等から普通に取得できる情報に基づいています。
私のように経済のことを予想する立場にいるのであれば、ルーシーのように100%
とはいかずとも、脳の容量をもう少し大きくして使いこなし、これから何が起こるのか
をもっと正確に予想できるようにならなければいけないと思います。

さまざまな識者が為替が120円を超えると円安が新しい局面に入るという意見を
発表しています。ちょうど今朝届いた、高島康司先生の有料メルマガには、
「アメリカが安倍政権やアベノミクスについてノーを突き付けた」という解説が
なされていましたが、今年はいよいよ日本対アメリカの経済金融分野の本格的な
化かし合いが始まるのかもしれません。

どうも選挙で自民党が大勝するのは間違いのない流れのようですから、引き続き
私たちのリーダーを任せることになった安倍総理には、日本の国益を守っていただ
けるようにしっかりとがんばっていただきたいと思います。それに加えて、私たち一人
ひとりも心と魂の扉をしっかり開いて、ルーシーやはせくらさんのように進化した人類
を目指すときが来ていることを感じます。大きな自分の生き方をどこか遠くにいる誰か
偉い人に委ねるのではなく、自分自身が神(サムシンググレート、天)と直接つながって、
自分で考え、意思決定し、自己責任で行動できるようにならなければいけないことを、
もう一度確認するべきタイミングに来ているのは間違いないようです。


今月のにんげんクラブ ~1月号~

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舩井☆SAKIGAKEフォーラム2014 (11/1・2 パシフィコ横浜国立大ホールにて)
左) 佐野浩一 中央)佐藤芳直社長 右)舩井勝仁


 舩井☆SAKIGAKEフォーラムにお越しいただいた皆様、本当にありがとうござい
ました。おかげさまで次元の扉が開き、私たち人類は新しいステージに進むことが
できたのではないかと感じています。先月号の巻頭言に書いたように、いよいよこ
れからの時代は物理的にも大変化が始まるタイミングが来ているように感じていま
すが、だからこそますます、恐怖の気持ちで過去や未来にとらわれることなく、「い
まここ」を有意の人やSAKIGAKE-BITOと共にしっかりと生きていくことが大切にな
ると思います。
 
 舩井☆SAKIGAKEフォーラムでにんげんクラブとして楽しかったのは、東京四谷
での寄合でした。全国から20人ぐらいの仲間が集まってくださり、ついつい声を大
きくしてしまう場面もありましたが、本音をぶつけ合うことのできる本当に楽しく有意
義な時間を過ごさせていただきました。
 
 2015年も舩井☆SAKIGAKEフォーラムを開催したいと思っています。そして、20
14年以上ににんげんクラブの人たちのご意見を取り入れるかたちにしていきたいと
も考えているのです。全国から決して安くはない費用をかけて多くの方にお集まりい
ただくイベントを、学芸会のノリでやるのはいかがなものかという、もっともなご批判
があることもよく承知しています。それでも、やはりこれからの時代は男性性のカリ
スマが方向性を指し示して、みんながそれについて行くのではなく、みんなから出て
きた意見を女性性のカリスマがまとめる形のイベントを目指したいと思っているので
す。
 
 そして、にんげんクラブの会員の皆様は大きなイベントをつくり上げる仲間として、
充分に成熟してきたのではないかとも感じています。以前、にんげんクラブのイベン
トで会員のお一人から「勝仁さんは、私たち一人ひとりの心の中が平和になれば世
界平和は簡単に実現すると言われましたが、世界のどんな紛争地域よりも激しい
争いをしている私の心の中を平和にする方法を教えてください」という質問をいただ
きました。こんな本質的な質問を、私のことを気遣いながらしてくださるにんげんクラ
ブの皆様のレベルの高さに、刮目していたのですが、舩井☆SAKIGAKEフォーラム
のフィナーレでは、それに対する私なりの答えをお伝えさせていただきました。
 
 フィナーレの舞台に立っていただいた認定NPO法人テラ・ルネッサンスの鬼丸昌也
さんが素晴らしいシンクロで、私たち個々人の心の中を平和にすることが世界平和を
つくり上げる方法だというお話を、もちろん何の打ち合わせもなしにしてくださいました。
そして、そのお話からつながるかたちで、本当に本質的なことを参加してくださった多
くのSAKIGAKEBITOとシェアさせていただくことができたのです。
 
 私たちは競争原理を導入して、男性原理で文明を発達させてきました。世界中の
先進国や最近ではBRICS(ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ)のような中
進国の人たちも、豊かで便利な生活を謳歌するようになりました。これは、間違いな
く競争原理の下で切磋琢磨してきた先人たちがもたらしてくれた豊かさですが、どう
も資本主義というシステムは世界中の15%ぐらいの人しか豊かにできないシステム
であることがはっきりと分かるようになってきました。
 
 私たちが便利な携帯電話やスマートフォン、そして家庭用ゲーム機を使うために、
鬼丸さんが支援してきたアフリカの国々ではレアメタルの争奪のために内戦が起き
て、多くの子どもたちが誘拐され子ども兵にさせられています。アフリカの子どもたち
の不幸を見て見ぬふりをするのはもう無理なのです。日本人が享受している豊かさ
を多少は手放すことになるのかもしれませんが、勇気を持って資本主義というシステ
ムを手放し、世界中の人たちが共に豊かに生きられる新しいシステムの模索を始め
なければならないタイミングに来ていることは明らかです。
 
 舩井☆SAKIGAKEフォーラムで故・江本勝先生に代わってオープニング・メッセー
ジを伝える大役を果たしてくださった『聖なる約束』(きれい・ねっと)の共著者である
赤塚高仁さんは、私利私欲もええ格好をしたいという気持ちもなく、シリアのダマス
カスでメッセージを伝えてきた使徒パウロの意に従って、やまとこころのキャンドル・
サービスをしながら現代の聖書を作っていく活動を、何の気負いもなく淡々と続けて
いらっしゃいます。
 
 鬼丸昌也さんも、本当に悲惨なアフリカの子ども兵の話を自分の感情をまったく交
えずに淡々とお話しされます。可哀そうだとか、何て酷いことをしているのだという怒
りの感情などは一切ない状態で、現場に行って体感してきた事実をただありのまま
伝えて行くことができるのだそうです。やはり、鬼丸さんも赤塚さん同様、自分がしな
ければいけない役割を完全に果たすことができる、そんな一人なのだと思います。
 
 にんげんクラブの仲間にも赤塚さんや鬼丸さんのように、損得や自分の感情を超
えて自分の役割を完全に、しかし淡々と果たしている仲間たちが何人かいます。最
近目に見えないことが分かるようになったという私の友人は、そのような人がいま世
界中に1500人ほどいて、このような仲間が14万4000人になったら人類が中心になっ
て運営しているいまの地球のシステムが物理的にもアセンション(次元上昇)できる
のだと言っていました。
 
 しかし、まだまだ1500人しかいないのです。舩井☆ S A K IGAKEフォーラムにご参
加していただいた皆様やにんげんクラブの会員の皆様のようなSAKIGAKE-BITOの
中から、本当にハイヤーセルフと一体化して行動できるような人たちへ進化していく
人の数がドンドン増えていかなければならないのです。
 
 これからのにんげんクラブは、そんな本質的な活動をしている人たちに集まってい
ただき、そんな人たちが自分が言わなければならないこと、伝えなければならないこ
とを安心して発表できるような場を想造していきたいと思っています。そして、その皆
様が創るうずがそれぞれの小宇宙になり、そんな小宇宙同士がお互いに干渉し合い
ながら大宇宙を創っていくさまを皆様と一緒に楽しみたいと思っているのです。
 
 そして、そこに参加してくださる皆様も、それぞれのうずを回し始め、自らの小宇宙
を創りだすようになる、それがにんげんクラブの本質的なあり方だということが、よう
やく分かるようになってきました。そんな小宇宙が年に一度、集まってお互いに干渉し
合って2日間だけのバーチャルの世界ではありますが大宇宙を具現するのが舩井☆
SAKIGAKEフォーラムの役目なのだと思います。
 
 舩井☆SAKIGAKEフォーラムというイベントは、皆様と共に創り上げていかなけれ
ばならないのだと意を強くしているのです。


今月のにんげんクラブ ~12月号~

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10/21 舩井セミナールーム
舩井勝仁の『いま知らせたいこと・いい世の中をつくるために必要なこと』講演会にて


 この会報誌が届く頃には舩井☆SAKIGAKEフォーラム(11/1・2開催)も終わって
おり、私たちの理想的な世の中をつくる活動も新しいステージに入っていると思いま
す。一体これからの世の中はどうなっていくのか、改めて考えてみたいと思います。

 2009年に舩井幸雄が命懸けで話をした「船井幸雄オープンワールド」の模様をお
伝えした『2012年の変化はすでに起きている』(徳間書店)という本があります。舩井
☆SAKIGAKEフォーラムへ向けての準備が佳境を迎えたいまの段階で、そしてこれ
を読者の皆様に読んでいただくのが舩井☆SAKIGAKEフォーラムが終了していると
いうこのタイミングで、どうしてもこの本を手に取りたくなりました。

 それは、船井総研を引退した後に舩井幸雄が一番やりたかったこと、つまり世の中
が大きく変化するにあたって必然的に私たちに降りかかってくる「大難を小難に、小難
を無難に、無難を無事にする」ことだということをもう一度、舩井☆SAKIGAKEフォーラ
ムが終わったこのタイミングで確認することが大事だと思ったからです。

 同書では、私たちが意識を変えずにいまのままの生活をしていたら起こる天変地異
について、日月神示を引用して紹介しています。同書からの孫引きになりますが引用
させていただきたいと思います。

 「海が陸になり、陸が海になる。

 神世のひみつと知らしてあるが、いよいよとなりたら地震、雷ばかりでないぞ、臣民
アフンとして、これは何とした事ぞと、口をあいたままどうすることも出来んことになる
のぞ、四ツン這いになりて着るものもなく、獣となりて、這いまわる人と、空飛ぶような
人と、二つにハッキリ分かりて来るぞ、獣は獣の性来いよいよ出すのぞ、火と水の災
難がどんなに恐ろしいか、今度は大なり小なり知らさなならんことになりたぞ。一時は
天も地も一つにまぜまぜにするのざから、人一人も生きては居れんのざぞ。それが済
んでから、身魂がみがけた臣民ばかり、神が拾い上げてミロクの世の臣民とするのぞ、
どこへ逃げても逃げ所ないと申してあろがな、高い所から水流れるように時に従いて
居れよ、いざという時には神が知らして一時は天界へ釣り上げる臣民もあるのざぞ。
人間の戦や獣のケンカ位では何も出来んぞ、くどう気つけておくぞ、何よりも改心が第
一ぞ。

 日本は御土が上がる、外国は御土が下がる。都の大洗濯、鄙(田舎)の大洗濯、人
のお洗濯。今度はどうもこらえてくれというところまで、後へひかぬから、その積もりで
かかって来い、神の国の神の力を、はっきりと見せてやる時が来た。


 海の津波気を付けてくれ、前に知らしてやるぞ。

 今までの逃れ場所は山であったが、今度は山に逃げても駄目、神の御旨の中である
ぞ。

 月は赤くなるぞ、日は黒くなるぞ、空は血の色となるぞ、流れも血ぢゃ、人民四つん這
いやら、逆立ちやら、ノタウチに、一時はなるのであるぞ、大地震、火の雨降らしての大
洗濯であるから、一人逃れようとて、神でも逃れることは出来んぞ、天地まぜまぜとなる
のぞ、ひっくり返るのぞ。」


 同書の結論は2009年の船井幸雄オープンワールドに3000人の有意の人が集まって
いただいて共に以下のことを祈ったことで、大難が小難になったのだということでした。

1.天変地異がなくなるようにお願いする
2.生活恐慌がなるべく少なく済むようにお願いする 
3.大難を小難にする
4.よい世の中を早くつくりたい

 いつ倒れてもおかしくないような状態の中で、命懸けで話す鬼気迫る舩井幸雄の講演
に多くの人が感動して、この流れは確かにここから始まったように確信しています。

 私たちの意識が創りだす集合無意識が世の中の現実を創っています。だから、多くの
人たちが未だに資本主義が極まったマネー資本主義強欲資本主義の時代に、「いまだ
け、自分だけ、お金だけ」という価値観で生きているということを真摯に反省して、利他の
心で愛にあふれる生き方を選択しなければならないのだと、あらためて思います。

 今年4月にイスラエルに行った時に、旧約聖書であまりにもみだらな生活をしていたた
めに神の怒りを買って滅ぼされたソドムとゴモラの遺跡として名高い、死海のそばにある
「ロトの妻の塩の柱」を見学してきました。ロトは敬虔な人で神から許されたのですが、絶
対に後ろを振り向いてはいけないという神の言いつけに背いて町を振り返った妻は塩の
柱にされてしまったという神話の通りの遺跡でした。

 前記の日月神示を読んでいると、私たち現代人は神から見るとマネー資本主義に溺れ
ていて、すべてがソドムとゴモラの町になってしまっているのではないでしょうか。ロトの
ように神から信頼されている何人かの預言者が、必死になって神の言葉を忠実に実行し
ようとするのですが、それもそろそろ限界にあるのかもしれないと感じてしまうこともあり
ます。

 そして、もしかすると象徴的にロトの妻の役割を引き受けるのが、最初に一番酷い目に
遭うと日月神示で言われている私たち日本人なのかもしれないと感じるのです。それを避
けるためには、いま一度2009年の船井幸雄オープンワールドの時に皆様と共有した、私
たちが利他の心に真剣に目覚めて、その集合意識で世の中のあり方を変えるのだという
決意と覚悟を確認していくことがとても大切になると思います。

 これからのにんげんクラブはそれぞれの考え方の違いや好き嫌いを乗り超えて、私たち
有意の人の力を結集していけるよう邁進していきたいと思いますので、よろしくお願いいた
します。


今月のにんげんクラブ ~11月号~

11月号小北海道.jpg
  右から長典男先生・村松祐羽先生・鳴海周平先生・舩井勝仁
(にんげんクラブ北海道支部交流会 9/7 北海道EMER140にて)

 11月1日㈯、2日㈰の舩井☆SAKIGAKEフォーラム2014では、いままでと違う
ことにもいろいろと挑戦していこうと考えています。

 例えば、ブース出展も私たちの大切なプレゼンの機会だと捉え、増川いづみ先生
のサウンド・ヒーリング関連商品やはせくらみゆきさんのアートの販売、それに増川
先生やはせくらさんからご紹介いただいた自然素材の麻や綿や絹を手作りで創り
上げている「うさと」の服や、お客様を王妃としてデザインされたブランド「レジーナ・
ロマンティコ」の服の販売などの出展をいただけるようになりました。

 はせくらみゆきさんは、一見対極にあるように見える「うさと」の服も「レジーナ・ロ
マンティコ」の服も上手に着こなされていますが、どちらもすてきで、どちらの世界も
包み込んでいくのが舩井☆ SAKIGAKE フォーラムのコンセプトだということが分
かっていただけるようなブースづくりをしていきたいと思っているのです。

 また、にんげんクラブの会員の皆様が集まる喫茶スペースのような場所づくりも
考えています。できれば畳を20畳ぐらい敷き交流していただける場を設けたいの
です。そして、例えば皆様に一番好きな舩井幸雄の本を1冊持ってきていただいて、
それで人生にどんな変化があったのか、なぜにんげんクラブの会員になったのか、
これからどのように世の中を変えていけばいいのか、等を話し合っていただければ
と思っています。

 ご承知のとおり、今回は選挙をさせていただくという試みをしたのですが、大阪の
行政書士で落語も話せる生島清身さんにご登壇いただけることに決まりました。
また、生島さんも含めた大ホール登壇者の投票では、2012 年の船井幸雄オープン
ワールドの時は小ホールから人が溢れだした天野聖子先生に自問自答法のお話を
いただくことが決まりました。

 さらに、各地のにんげんクラブで魂を揺さぶられるような映画の自主上映の活動が
拡がっていることから、1日目の夜の時間に映画の上映をさせていただくことにしまし
た。これも投票を行い、ハートオブミラクルさんの『日本一幸せな従業員をつくる!』
に決まりました。来年からは、皆様からどんどんいい映画を推薦していただいて、
その良さをプレゼンしていただき、そんな盛り上がりの中から映画を選び、大ホール
の大きなスクリーンで皆で感動をともにしたいと夢見ています。いずれの試みも、
まだベストのやり方とは言えないかもしれませんが、会員の皆様にもさらに参加意識
を持っていただけるようなことに、これからもトライ・アンド・エラーでどんどん挑戦して
いきたいと思っています。

 ところで先日、少しおもしろいものを見つけてきました。電磁力発電機です。コイル
を巻いて作った電磁場に回転する磁石を通すことでスパークを起こし、それで発電し
ます。最初に磁石を回すための電力をバッテリーから入力するのですが、電磁場と
磁石がスパークして発電したものを別のバッテリーに返しながら、出力と入力の
バッテリーを変化させて循環する仕組みを実現していました。

 私がはじめてこの電磁力発電の仕組みを見せてもらったのは、いまから20年以上
前のことになると思います。おそらく原理的にはニコラ・テスラが発明したものですの
で、100年以上の歴史があるのだと思いますが、いままでは実用化がなかなかでき
ませんでした。

 一番大きな問題は発電機を永久に回し続けることには成功するのですが、実際に
電気を取り出して使えないということです。例えば電磁力発電機から豆電球をつける
等の電気を取り出してしまうと、極端に磁石の回転数が落ちてしまいます。そうなると
電気の循環が起こらなくなるので、永久発電機ではなくなってしまうのです。

 電気を使うと回転数が落ちてしまう原因はコギングという現象が起きて回転の制御
が上手くいかなることですが、今回の発電機ではコイルの巻き方と磁石の作り方に
工夫を加えて、このコギングを起こさないことに成功したのだそうです。実際にLED
ライトをつけたり、小型扇風機を回したり、それから私のスマートフォンの充電もさせ
ていただきましたが、問題なく磁石は発電を続けていて、もしかしたら実用可能な永
久機関ができたのかもしれないと期待させてくれるものになっていました。

 開発者にこの機械を舩井☆ SAKIGAKE フォーラムで展示しませんかと申し入れ
ています。できれば、国立大ホールの舞台の上で発電をしてもらって、その電気を
何かの用途にずっと使い続けてみたいと思っています。私が見せてもらったものでも、
自動車のシガーソケットから取って使えるレベルの電気製品は使えるようになってい
るそうですし、いま研究を続けている最新のものなら普通の家庭用の電化製品は
大丈夫だということです。

 開発者はこれで大規模な発電所をつくるという発想ではなく、各家電に発電バッテ
リーとして組み込むような方式を考えていると話されていました。原子力発電所や
大型火力発電所で大量の電気を作り、それを送電線で送るという仕組みではなく、
電気を使う現場で個々に発電をした方が余計なコストがかからず、結局は都合が
いいという発想なのです。

 永久機関のような世の中のあり方を根本的に変えてしまう本物技術は、長年父が
夢見てきたものです。いろいろ紹介もしましたし、自身も多くの投資をしてきたようで
すが、結局広く陽の目をみる技術を世に問うことはできませんでした。これがそこま
での技術かどうかはまだ分かりませんし、同様の技術を開発されている方の情報を
聞かせていただく機会も多くあり、そのすべてについて精査ができているわけでは
ありません。

 でも、この技術をビジュアル的に私たちに目に見える形で舩井☆SAKIGAKE
フォーラムに出していただけることは、とてもすばらしいことだと思っています。
ご参加の皆様にびっくりしていただいて、これが実用化されて普及したら一体どんな
世の中になるのかを一緒にワクワク考えていけるきっかけになれば楽しいなあと
感じているのです。もし、エネルギーが無料になれば、私たちは本格的に、お金が
要らない世の中の実現に向けての一歩を踏み出すことができるかもしれません。

 フリーエネルギーは神様から与えられる本質的なものだから、これをいまだけ、
自分だけ、お金だけの世界で使おうと思っても上手くいかないのではないかという
インスピレーションを感じたことがあります。本物技術は世のため人のためだけに
使う覚悟を持って実用化に臨まなければいけないのだと思うのです。

 どこまで本物技術なのかはともかく、舩井☆ SAKIGAKEフォーラムに集まって
くださる有意の人たちがそれを見て、どんな世の中を想造したいと思うのか、
それが私たちのミロクの世の創り方になるのだと思うのです。

今月のにんげんクラブ ~10月号~

10月号千葉銚子.jpg
千葉支部主催 舩井勝仁講演会にて(8月10日銚子)


 11月1日㈯、2日㈰に舩井☆SAKIGAKEフォーラム2014を開催させていただきます。
にんげんクラブの皆様には、万難を排して、すばらしいミロクの世の中を作るために
ぜひ横浜までお集まりいただきたいと思っています。

 にんげんクラブ恒例の懇親会は今回、初日の映画の上映会がある関係でお店の予約
が難しいため、ちょっと遠くなりますが東京の四谷の船井セミナールームで時間無制限の
寄合をしたいと思っています。ミロクの世を作るために私たちは何を為すべきかについて、
思いっきりこの懇親会で語り合いましょう。

 さて、このことはさまざまなところで何度か書いたり話したりしていますが、開催が決まっ
た当初 、舩井☆SAKIGAKEフォーラム2014は舩井幸雄を懐かしむ大会にしようと思っ
ていました。だから、いつも出演していただく先生や、最近はご縁が遠くなっていましたが
舩井幸雄がかつてとてもお世話になっていた先生方に総出演していただき、イメージで
いうと懐メロのような企画でいいと安易に考えていたのです。

 しかし、3月上旬の舩井☆SAKIGAKEフォーラム2014のためのキックオフミーティング
があるその日の朝、父が夢枕に立って、「そんなつまらんことはやめろ!」と言ったのです。
正確に言うと、私は早く目が覚めたときは1時間から1時間半の瞑想をします。こんなに長
時間の瞑想をするのは、心のクリーニングをしたいと思っているからなのですが、この日
はほとんど父との対話をしていました。

 その自問自答の中で父が言っていたのは、①おれは昔を振り返るのは嫌いだから、お
れのことを懐かしむのは必要最低限にしろ、②あの世に来てみてますます世の中の変化
を加速させていかなければいけないことが分かったので、あえて今までお世話になった
先生に頼らないことで、気づきを加速させるようなイベントにしろ、③おまえはリーダーに
なるのを嫌がるが、組織にはリーダーが必要だ。必要なことは粛々とやっていけ、という
ことでした。

 そこで、①父の死の直前の今年1月11日に開催した「舩井幸雄先生に愛と感謝を送る
会」の発起人代表を務めてくださった江本勝先生と自他共に認める舩井幸雄の一番弟子
である佐藤芳直先生をお呼びして、舩井幸雄の思い出について語るイベントを初日の午
前中にコンパクトにまとめて開催することにしました。

 ②不思議なことに私がここに来て出会わせていただいている今までとは違う超プロであ
る、例えば、Kan.先生、増川いづみ先生、はせくらみゆき先生、それに神田昌典先生を
中心にキャストさせていただき、船井幸雄オープンワールドには絶対外せなかった中矢
伸一先生や副島隆彦先生には、あえてお声をかけませんでした。そして、佐野浩一社長
が知り合った超プロの先生の中から投票により大ホールで講演をしていただく方を選ば
せていただき、皆様の総意で作り上げていく舩井☆ SAKIGAKE フォーラム2014にした
いと考えました。③さらに、舩井☆ SAKIGAKE フォーラム2014は父が船井幸雄オープ
ンワールドでやっていたように私が全責任を負い、運営していく覚悟をしました。そして今、
命懸けでイベントを運営していく意味について考え続けているのです。

 船井オープンワールドは1994 年から始まったイベントです。当時の船井総研にプロジェ
クト本部という部署があり、そこのたった3人のチームがこのイベントを立ち上げました。
そのときの責任者であったT さんとは今でも友人ですが、これだけのイベントを一から創
造するのは本当に大変なことだったのだと思います。当時のT さんはいつもピリピリして
いて、具体的な内容までは覚えていませんが、私の心ない一言に激昂して胸倉を掴まれ
て殴られそうになったことがあったほどです。

 T さんをはじめとする3人は、毎年オープンワールドの半年前ぐらいから休みどころか
ほとんど寝る暇もないぐらいの勢いでイベントを作り上げていました。その最高傑作となっ
たのが1997 年の船井オープンワールドなのですが、このときネイティブ・アメリカン、アル
ガギン族の長老であるウィリアム・コマンダさんに講演してもらったからかもしれませんが、
イベントが終わると天地がひっくり返るような雷鳴とともに大雨が降り出しました。

 このときのことは、はからずも2012 年の最後の船井幸雄オープンワールドの講師をして
くださった天外伺朗先生から「舩井さんのイベントは怪しいものが多いが、あのときのオー
プンワールドは私の人生を変えたと言ってもいいぐらいのインパクトがあった」とおっしゃっ
ていただきました。また、私の魂の友人である佐々木重人さんはこのオープンワールドが
きっかけで大手商社から船井総研に出向してくることになり、さらにはその後本質的な人生
を生きる決意をすることになったのです。

 余計なことを少し書くと、私が『チェンジ・マネー』に書いたように1997 年は折からの世界
金融危機と重なって船井総研が黒字倒産するかもしれないという時期と重なっていました。
そのときに限ってというか、17年後のいまだから言えることですがそのときだからこそ、この
ときの船井オープンワールドはとても大きな赤字を計上することになりました。これだけの
イベントをするためには船井総研も舩井幸雄も、それだけの犠牲を払う必要があったのだ
ろうと感じます。

 幸いにも、船井総研は倒産の危機を回避して、その後はその教訓もあって目覚ましい業
績回復で今日に至っていますし、船井総研から離れた船井幸雄オープンワールドも、より
舩井幸雄の意志に近い形での運営を続けてくることができました。

 今朝早く、最近はあまり夢の中にもやってこなくなっていた父と、久しぶりにゆっくり自問
自答の中で会話をしました。あのときのTさんのような死に物狂いの力を振り絞って舩井☆
SAKIGAKEフォーラム2014を作らなくてもいいというアドバイスが今日の主な内容でした。
舩井幸雄は自分がかかわったすべてのコンサルティング案件に命懸けで取り組んできた
ことを自負していましたが、ほとんど死に物狂いにはならなかったというのです。

 その代わり、父は愛で包み込むような気持ちですべての案件にかかわってきました。そし
て、船井幸雄オープンワールドに対しても、力まずに愛をもって講師の先生方や参加してく
ださる皆様、そして私たちスタッフを包み込んでいたというのです。

 父の愛には全然かないませんが、私もより大きな愛を持てるように切磋琢磨して舩井☆
SAKIGAKEフォーラム2014に臨みたいと思っています。私の愛と皆様の愛が一緒になっ
て作っていくイベントを楽しんでいただいて、それによってミロクの世が生まれてくることを
実感したいと思っています。横浜でお会いできることを楽しみにしております。


今月のにんげんクラブ ~9月号~

先日、にんげんクラブ愛知支部の皆様とご一緒に、恵那(えな)市の笠置山に行って
来ました。ピラミッドのような巨石や磐座(いわくら)がゴロゴロある不思議な山で、な
んだか宇宙人たちが集まってこれからの地球の統治について話し合っているような、
ちょっと不思議な感覚がありました。そこで私は、「これからは地球人である私たちが
自分たちでいい世の中を創っていきますのでどうぞ見守ってくださいね」と独立を宣言
してきました。


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笠置山ツアーには、「富士夢祭り」を主催している大志さんも参加されていました。彼
は、愛ある夢を広げようと、毎年旧暦の七夕の日に世界中の人々に夢を書いてもらっ
た「夢ハンカチ」を持って富士山に登り、それを山頂から日本中、世界中にバラ撒こう
という活動をしています。私も5年前に一度参加して、初めて富士山に登りました。最
後は膝が笑ってしまって大変でしたが、100 人の仲間と登った富士登山は忘れられ
ない一生の思い出になりました。
 
最近は富士山が世界遺産に登録されたことや大志さんご自身のパワーアップもあり、
参加者の数がかなり増えているようです。彼の得意技は元気玉を天に向けて発射す
ることです。元気玉というのは、鳥山明さんの『ドラゴンボール』という世界的に大ヒット
した漫画の主人公孫悟空が、地球中の人の元気や勇気を少しずつ分けてもらって使
う武器です。孫悟空はこの元気玉を、みんなの恐怖が集まってできた魔人を倒すため
に使うのです。
 
富士山の頂上で大勢の人が輪になって元気玉を発射するのを、神様視点で上空から
見てみると、きっと美しい花火が打ち上がったように見えるのだと思います。彼が主導
して打ち上げた元気玉がドンドン広がっていき、みんなのポジティブな思いで地球が包
まれることを想像すると楽しくなってきます。いまは、まずみんなからポジティブな元気
玉を集める段階ですが、目指している方向性はにんげんクラブと同じだと感じますの
で、今後もいろいろ情報交換をさせていただきたいと思っています。
 
さて、ここで少し冷静になって振り返ってみると、大志さんがとても大事な活動をやって
いること、そしてそれがにんげんクラブの方向性と一致していることは、実は富士山に
一緒に登った5年前にはもう分かっていることでした。ところが、このご縁がその時限り
になってしまったのは、もちろん大志さんから見てにんげんクラブの活動が怪しく見え
たからという可能性もありますが、やはり私の中で彼がやっていることに対しての理解
が足りなかったというのが、本当の理由のように感じます。
 
当時の私は、車が欲しいとか、豪邸に住みたいとかいうような夢を持つということに疑
問を感じていたのです。だから、夢ハンカチのプロジェクトを進めている彼の活動が本
質的には好きになれなかったのかもしれません。
 
古い話で恐縮ですが、やはり5年ぐらい前に参加したワークショップで、私はある女性
に出会いました。当時、女子大生だった彼女は、小学校の時にとてもステキな先生に
出会い、その先生に憧れて小学校の先生になることが夢になったそうです。その後、
両親の理解も得て本人もしっかりと努力して教育大学に行き、教員採用試験に対する
万全の準備も整えて、後は試験を受けるだけ。
 
ところが、十年以上に渡って夢見てきたことがまさに実現しようとしていたその時、なん
と何かの勘違いで採用試験願書の締め切りの日付を間違えてしまい、願書を出すこ
とができなかったのです。
 
本来ならこれは大きな悲劇なのですが、この時彼女は小学校の先生になるという夢に
縛られていた自分に気づいたのだと話していました。小学校低学年のころから周りにも
認めてもらえるような夢をひたすら追い続けてきたので、いつの間にかそれが本心から
の夢なのか、それとも小学校の先生になるのだという既定事実が出来上がっているの
で、何も考えずにただひたすら突き進んできただけだったのかの区別がつかなくなって
いたことに気がついたのです。
 
そして、突然その夢が崩れたことで、自分にはその他にもやりたいことがいっぱいあるし、
それを進めていくことに心底ワクワクすることに気がついたと言います。小学校の先生
にならないのなら、こんなこともしたい、あんなこともしたいということがいっぱいあって、
自分の可能性が急速に拡がっていくことにウキウキしてきたそうです。
 
結局、彼女は青年海外協力隊に入り、アフリカの国に赴く道を選んだと言っていました。
幼いころからの夢が崩れた時に、自分の今の状態を直視したことによって、彼女は小さ
な夢の後ろに隠れていた、より大きな夢の存在に気がついたというわけです。このエピ
ソードが決定的になって私は本質的に生きていくためには、夢を持つよりもいろいろな
可能性に対して心をオープンにしておく方がいいのだ、という結論に達していたのです。
 
しかし、今回大志さんとお話ができたことで、私は夢を持つことの大切さについて誤解し
ていたことが分かりました。大志さんは、車や家が欲しいという夢は恐怖から来る夢で、
彼がみんなに持ったほうがいいと伝えているのはそうではなく「愛ある夢」だと言うので
す。前述の女子大生の場合、本人は恐怖から小学校の先生になりたいと思ったわけで
はありませんが、周りは学校の先生になれば生活が安定するからいいという恐怖感か
らの夢だと感じていた人もいるのかもしれません。
 
やっぱり、キーワードは「愛」のようです。夢も愛、つまり自分の魂の底から湧いてくる純
粋な思いに基づくものであれば、それは人生をキラキラ輝かせて、自分の持つ可能性が
最大限に発揮できるすばらしいものになります。この愛という定義を理解するのはなか
なか難しいのですが、恐怖に基づいているという概念は分かりやすいので、夢の動機が
恐怖かどうかを見ていくと分かりやすいかもしれません。
 
ただし、恐怖という側面から見ている限り、恐怖を超えることはできないので、最後は愛
を信じること、自分を信じること、この世の中を創っている大いなる存在を信じることが何
より大切になるのだと思います。
 
今回の旅で、慈愛に基づく愛ある夢をすべての人が持って、自分をキラキラと輝かせる
ことができる世の中になれば、争いのない、いい世の中が来るという大志さんの想いが
しっかりと理解できました。そのことによって、やっぱり最初に宣言したとおり、宇宙人た
ちにある程度の幸せを保障してもらう代わりに、恐怖を受け入れていくような時代は、そ
ろそろ終わりにしたいとあらためて感じたのです。

今月のにんげんクラブ ~8月号~

 にんげんクラブは不思議な団体です。その目的は、ともにいい世の中を作ることです。
そのために、まず私たち自らがともに学び、世の中の構造と人間の正しい在り方を知る
有意の人となって、その集合意識の力でみんなが平和を謳歌し豊かに生きられる理想
の世の中を作るという方法論で、これまではやって来ました。そして、これからは一人ひ
とりがそれぞれの学びを活かし、実際に行動していく「SAKIGAKE-BITO」となっていこ
うというのが、いま私たちが皆様にお伝えしているメッセージです。

8月号.jpg
  6月14日 生体エネルギー体験寄合(山形支部)


 
 「いい世の中をつくること」を目的とする団体は、あまり他にはないようです。いい世の
中を作るためにコンセプトを作り、それに共鳴してくれる人たちを集めるというのが一般
的なやり方のようで、その考え方でいくと、これまでのにんげんクラブは「有意の人」、
これからは「SAKIGAKE-BITO」がコンセプトということになるのでしょうが、自分で言う
のも何ですが、これらはあまり強い、つまり人を集めるために有効なコンセプトとは言え
ません。しかし、実は私はそれでいい、むしろ本当はコンセプトがない方がいいと感じて
います。
 
 舩井幸雄もコンセプト作りがあまり好きではありませんでした。「すなお、プラス発想、
勉強好き」「必要、必然、ベスト」「包み込み」等々、ネーミングは本当に上手かったので
すが、船井総研の経営理念と言われると私も覚えていないほどです。初期の頃は主な
お客様だった流通業の皆様のために、上場した後は必然的に命懸けの立場になる中小
企業の経営者のためになる存在たれ、というのが大きな考えで、それ以上の明確なコン
セプトは作らなかったような気もします。
 
 船井総研で仕事をしていた時も、舩井幸雄の業績を説明するのは簡単なのですが、
肝心の船井総研がどんなコンサルティング・サービスをする会社なのかということにな
ると、なかなか分かってもらえずに何度も歯痒い思いをしたものです。でも、船井総研を
離れたいまになって考えてみると、それが船井総研の強さの秘密であり、小山前社長、
高嶋現社長の時代にそのポテンシャルが花開いたのだと思います。
 
 コンセプトがないということは、すなわちそれを推進するリーダーもいないということで
す。船井総研の場合は、小山・高嶋両社長が会長のやり方を少し崩して強力なリーダー
シップを発揮したので会社が飛躍しました。しかし、にんげんクラブの場合はそのコンセ
プトのなさにさらに磨きをかけていきたいと思っています。みんながリーダーになり、好き
勝手なことを言っているのですが、そこに善悪の判断を持ち込まないことによって、お互
いのことを心から認め合うことができるようになりたい、というのが私の理想なのです。
 
 コンセプトがないのでタブーもありません。みんなが気持ち良く集える場となるように、
批判はしないようにしようと提案しています。また、日本人はあまり議論が上手くないの
で、反対意見もできるだけ言わずお互いの意見を認めあうことから始めてほしいと思っ
ています。そして、善悪を決めずにすべてを受け入れながら、ともに高いステージに進
歩していくようなイメージを持っているのです。
 
 タブーがないので、不可思議なことを言う人も仲間になります。スピリチュアルなことが
大好きな人が集まれば、普段はなかなか言えない話題でも思う存分みんなで楽しみます。
でも、たとえば私のようにそんな話にあまりついていけない人もそこにいて、分からないか
らといって嫌がるのではなく、ニコニコ楽しくみんなの話を聞いているのです。
 
 ただ、宗教を否定するわけではありませんが、特定の神やメシアやサムシング・グレート
を崇拝する活動は、にんげんクラブではやりたくないと思っています。これまでサムシング・
グレートと私たちの仲立ちをし、私たちを守ってくれてきた宗教指導者たちに感謝しつつ、
これからは一人ひとりが自分を磨いていきながら、誰もが当たり前に神を理解し、徐々に
神に近づいていけるような世の中を作っていくことが大切です。カリスマ性を持った神が出
てくるのではなく、これからは人間がサムシング・グレートに直接つながって生きていく時代
だと思うのです。
 
 本当のサムシング・グレートは決して崇拝されることを望んでいないと思います。おそらく、
私たちすべての存在は彼の分身です。自分の分身に崇拝されて、はたして嬉しいでしょうか。
崇拝を要求するのは完全に自他同一であることが分かっていないからであり、そのレベルに
とどまっている神様と付き合うのはナンセンスだと思うのです。ただし、これについても批判
することなく、やりたい人はやりたいようにやればいいというのが結論です。
 
 このように、分かりにくいにんげんクラブですが、これからの具体的な動きとしては愛を伝
えていくのがいいと思っています。この辺りは昨年出版させていただいた『にんげんクラブか
らのメッセージ 舩井幸雄が一番伝えたかった事
』(きれい・ねっと)に書きましたが、特に愛
がなかなか分からない私のようなおじさんたちに、愛を伝えていきたいと思っているのです。
 
 ある知り合いの女性からは、「いままであなたたちおじさんは、さんざん私たち女性を抑圧し
て、それで自分たちだけいい目にあってきた。時代が変わって、愛が分からなければ生きに
くい時代なったら、手のひらを返すように『今度は俺たちに愛を教えろ』と言われても、そんな
都合のいい話にはついていけない」と怒られてしまいました。
 
 もしかすると女性を敵に回してしまったかもしれませんが、『チェンジ・マネー お金の価値を
変えるのは日本だ!
』に書いたように、たしかにいまのおじさんたちの力では心が豊かな時代
はやってきませんが、逆にあるべき未来をイメージ化できつつある女性たちだけでも、現実は
なかなか変わらないのだと思います。
 
 本当の意味でいい世の中を作るためには、両者の共通項であるマネーを介して手を結ぶの
が最も有効だと思っています。詳細は本書に譲りますが、お金が恐れではなく本来のシンプル
なエネルギーになっていくと、実はどんな自己主張も包み込んでいく潤滑油のような役割にな
ると思うのです。
 
 いずれにしても、急に同じステージには立てないかもしれませんが、女性の皆さんにはぜひ
寛大な心を持って、心も豊か、ものも豊かな社会、いい世の中を作るために、特にいまお金を
動かしているおじさんたちに愛を教えていただければと思います。もちろん、おじさんである私
自身も愛を理解し伝えていくように引き続き努力していきますので、どうぞよろしくお願いします。

今月のにんげんクラブ ~7月号~

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4/26 千葉支部寄合                  5/13 飯田勉強会


おかげさまで、私はいままで共著を含めて7冊の本を出させていただいています。ありがたい
話だと思います。最新の本は、はせくらみゆきさんとの共著で『チェンジ・マネー お金の価値を変えるのは日本だ!』(きれい・ねっと)です。はせくらさんとの共著ということもあり、いままで
の私だったら絶対に書けない本ですので、新境地を開いたと言ってもいいと思います。

昔、野坂昭如さんや加藤登紀子さんが歌った「黒の舟唄」というヒット曲があります。父は戦争
中に近くで焼夷弾が爆発したことがあり、それ以来、音楽を楽しく味わう感性がなくなったのか、
音楽はあまり好きではありませんでした。唯一の例外が、憧れの旧第三高等学校の寮歌「琵
琶湖周航の歌」でした。加藤登紀子さんがそれをカバーしたアルバムに「黒の舟唄」も入って
いて、珍しく父が歌謡曲を聞いていたという思い出もあいまって、「男と女の間には、深くて暗
い川がある......」という印象的な歌詞が、子供だった私の心に刻まれているのです。

歌謡曲と言えば、敬虔なクリスチャンの人には怒られるかもしれませんが、4月の初めにイス
ラエルに行った時、教会で一緒に行ったツアーのメンバー24人で、「故郷」を歌いました。最後
に団長の赤塚高仁さんが「アーメン」と言ったので、何となくみんなもそれに従うと、賛美歌を
歌ったと思われた神父さんが、赤塚さんにすばらしいとわざわざ言いに来ていました。赤塚さ
んいわく、アーメンは「まったくその意見に同意する」という意味で、日本の歌謡曲でもいい歌
はみんな賛美歌になる資格があるとのことでした。

だからというわけではありませんが、「男と女の間には深くて暗い川がある」という歌詞は、な
ぜか子ども心に響いているし、50歳になったいまでも女性のことはよく分からないというのが
正直な実感ですので、テーマはともかく「黒の舟唄」は賛美歌級のいい歌なのだと思います。

今回はせくらさんとお金をテーマに本を書こうと思ったのは、はせくらさんが代表している、目
に見えない本質的なものの存在を大事にしている人たちと、父や私が代表している、直感力
や想造力の大事さは知っているが、それよりも現実的な企業経営、もっとぶっちゃけて言って
しまうと金儲けが大事だと思っている経営者の間には、やっぱり越えがたい河が流れている
ことに気がついたからです。

はせくら陣営にいる方は女性が多いのですが、お金に対して警戒感、もしかしたら軽蔑感を
持っているのかもしれません。だから、お金は大事にはするのですが、どちらかと言うとあま
り関わりを持たないように気をつけて暮らしているようです。一方、私たち経営者は、父と一緒
に勉強してきたこともあり、三次元的で物質的なものの見方だけではこれからの世の中の変
化に対応することは難しいという知識はありますが、現実に経営を進めるに当たっては利益を
出して会社を存続させることと、超自然的なことがリンクしていません。いわば、趣味として舩
井幸雄のもとで、直感力の研究をしてきたという感じが正直なところではないかと思います。

この本を著していく中で、私はにんげんクラブの現状の問題も、このギャップにあるような気が
してきました。いい世の中を作るためにはお金にこだわっていてはダメだという意見の人から
は、にんげんクラブを株式会社にした時にクレームをいただきました。父や私にすれば、いま
の世の中で一番制約がない組織が株式会社であり、きちんと適切な利益を出して払うべき税
金を納めていれば、後は結構自由度が高いことが株式会社という形態を選んだ理由です。
でも、やっぱり株式会社の本来の目的は利潤の追求にあるわけですから、そこに違和感を覚
えるのがにんげんクラブの会員なのだと思います。

はせくらさんと合意したのは、「こころ」を大事にするにんげんクラブの会員の皆様も、「もの」を
大事に思う経営者の皆様も、どちらも正しくて間違っているということです。本当は「こころ」と
「もの」は比例して豊かになるものであり、本当に豊かでみんなが幸せに暮らせる世の中を作
るためには、「こころ」も「もの」もどちらも豊かにしなければならないということでした。そして、
それを実現する方法は勇気を持ってこの越えがたい河を渡っていくことだということが、読んで
いただくと実感として分かっていただける本になったと思います。

実は、7冊の本の中で私が一番好きなのは、もう3年前の本になりますが、『未来から考える
新しい生き方
』(海竜社)です。当時、父から「お前のいままでの本は俺の名前に傷をつける本
だったが、これは俺にもプラスになるいい本だ」と、厳しい言い方の中で最大級の賛辞をもらい
ました。

しかし、本の中で「父の呪い」と書いたことについては怒られました。心理学的に両親の思いを
乗り越えていかないと、いい人生は送れないという文脈で書いたので、真意は理解してもらった
と思いますが、それでも当時の私の、「にんげんクラブは父の従来のやり方ではダメで、お金儲
けではなく世のため人のためでなくてはならない」という思いが父に伝わり、それは違うのでは
ないかということを伝えたかったという父の思いが、いまになって理解できるようになりました。

その時父は、伝統芸能を受け継いで行くのは「守破離」だと言いました。まずは、徹底的に師匠
の技を真似てそれを守ることが先決だ。それが完璧にできるようになってはじめて、師匠の技を
破って自分の特徴を出し、またそれが完璧にできるようになってから師匠の技から離れて自分
独自の技を生み出して名人になっていくのだという教えです。

いまさら遅いかもしれませんが、父の死後、私は「守」を徹底的にやっています。あるにんげん
クラブの集まりで講演した時、出席されている方から、「お父さんの話はもういいので、自分の話
をした方がいいと思うよ」と言われるほどでした。

正直に告白すると、父の死後、夢枕に立ってくれる父の教え通りに原稿を書いて、講演をし、経
営を進めていました。そして、そう言えば最近、あまり父がやって来ないことに気が付いたので
す。どうも、「俺はこちらでも忙しいのだから、何でも相談に来るな」と言われているように感じて
います。不思議なもので先日、人生の大事なタイミングで相談に乗ってくれるある師匠から、
「守破離は途絶えているのではなく、連続していることを知れ」と諭されました。
連続性を意識しながらですが、そろそろ徹底的な守から次のステージに行くべき時が来たのか
もしれないと感じています。


今月のにんげんクラブ ~6月号~

6月号巻頭言.jpg 


いま、イスラエルでこの原稿を書いています。私にとっては二度目のイスラエル訪問に
なります。前回は三泊四日の忙しい旅でしたが、エルサレムでイエス・キリストや聖母
マリアを感じたり、世界で唯一女性にも徴兵制度があり国民皆兵を実行している、イス
ラエル新兵の入隊式を行うマサダの遺跡も訪れることができました。そういった意味で、
イスラエルに来て最低限必要なことは感じることができたと思っていました。
 
今回の旅行は、この会報誌に「ヤマト人への手紙」を連載してくださっている赤塚高仁
さんを中心とした「聖書を体感するイスラエル10日間の旅」です。赤塚さんは故・糸川
英夫博士の意志を引き継いで、日本テクニオン協会の会長を務められ、25年前に糸
川博士とともに初めてイスラエルを訪れてから今回で12回目のイスラエルになるとい
う、日本で最もイスラエルのことを熟知している一人だと思います。
 
糸川博士といえば、戦前の一式戦闘機「隼(はやぶさ)」の設計者であり、戦後はロケッ
ト工学や組織工学の分野でご活躍された世界を代表する科学者のお一人です。そんな
糸川博士は世界中の大学の教壇に立つうちに、優秀な学生がほとんどユダヤ人である
ことに気付き、イスラエルに関心を持つようになりました。そして、そんなユダヤの強さの
秘密を探ろうと、イザヤ・ベンダサンというペンネームで『日本人とユダヤ人』(角川文庫
ソフィア)という名著を著された山本七平先生と、舩井幸雄も大変尊敬していた評論家の
小室直樹先生と三人でイスラエルを訪れたそうです。
 
日本の頭脳と言ってもいいような三人がイスラエルを研究するためにやってきたというの
ですから、最初は警戒されて当局の取り調べを受けたこともあったそうですが、日本とイ
スラエルが手を結ぶことが二度と世界戦争を起こさないために一番重要なことであると
いう信念を持たれた糸川博士は、やがてイスラエルの人々に心から尊敬されるようにな
りました。
 
さて、今回イスラエルに来て一番印象に残ったのはヤド・ヴァシェム(ホロコースト記念館)
です。命のビザを発給して6千人のユダヤ人を救った杉原千畝さんがヤド・ヴァシェムから
顕彰されており、日本人としてはそういう人が一人でもいたことにホッとした思いを抱きま
したが、ホロコーストの悲劇がイスラエルという国を1900 年の時を経て建国する大きな
きっかけになったことは間違いないと思います。
 
ヤド・ヴァシェムの展示は1948 年5月14日に初代首相ダヴィッド・ベングリオンが独立宣
言を読み上げている映像と、子どもたちがイスラエル国歌、ハティクヴァを歌っている映像
で締めくくられています。ホロコーストの悲劇を二度と繰り返さないために、彼らは自分た
ちのこの国家を造り上げたのです。ベングリオンが最愛の妻でありシオニスト運動の同志
でもあったポーラと共に眠る墓前で、ツアー参加者皆でハティクヴァと君が代を歌いました。
なぜか涙がこみ上げて止まりませんでした。
 
別途訪れたマサダの砦は、紀元後73年、イエス・キリストの死から約40年後にユダヤ民
族が国を失うという悲しい出来事の舞台となった遺跡です。何があっても自殺を認めない
ユダヤ民族にも関わらず、ローマの奴隷となるよりは死を選ぶという選択をし、女性2人、
子供5人を除く1000 人近い人がお互いを殺し合うというかたちでの自決を選びました。
この壮絶な古代ユダヤ国家の最期が、2000 年後のいまも続いているシオニズム運動の
原点となっています。
 
ここで私が感じたことは、いまの日本が国際社会で置かれている立場が、イエスの時代の
ユダヤのそれと似ているのではないかということです。強力なローマの属国として生きる
道を選んだユダヤは、その約1000 年前のダビデ王、ソロモン王の時代に最盛期を迎えて
いました。ユダヤ教という排他的な側面を持つ宗教を大事にしながら、長い間独自の文化
を保ってきたのですが、イエスの時代には頭の固い律法学者や自分のことばかり考える
政治家が生み出す矛盾に耐え切れなくなっていました。
 
イエスはそんなユダヤに訪れるであろう未来が全部分かっていた、もしかすると、2000 年
後の現在にイスラエルが国家として再建することまで見抜いていたのかもしれません。
そのうえで、神の子である自分が十字架にかかり人類の贖罪をすることで、今日まで社会
を存続させることを選んだのではないかと思うのです。一方、日本も神武天皇が即位して
皇紀2674 年という輝かしい文化を誇っています。しかし、明治維新から敗戦に至り、その
後実質的にはアメリカの属国であるという立場を選びながら謳歌しているいまの繁栄は、
実は砂上の楼閣でかなり危ういものなのかもしれません。
 
今回の旅は聖書を感じる旅でした。旧約聖書のダビデや預言者たち、それに新約聖書の
イエスや聖母マリア、それにペテロやパウロなどの使徒たちが、聖人としてではなく、悩み
もし裏切りもし怒りもする人間としていきいきと描かれて、それを実際に彼らが行動した地
で感じることのできる、本当に楽しい旅になりました。
 
イエスの時代には彼自身が犠牲になることや、最後はホロコーストの悲劇にまで至るよう
な悲しい歴史を必要としました。しかし、同じような運命の時を迎えているいまのヤマト民
族は、戦うことを選ぶのではなく、日本人の良い意味でのおおらかさ、いい加減さを駆使し
て、世界平和を作り上げることで民族の歴史を守りぬいていかなければならないのではな
いかと感じています。そしてヤマトの民が世界の歴史において、初めて本当の意味での
戦いのない真の平和を築きあげることができれば、それは世界中に拡がり、人類は大き
な進化を果たすことができるのではないでしょうか。
 
ベングリオンの最大の功績はイスラエルの国土の60%を占めるネゲブ砂漠の緑化に挑
戦したことです。私は中東やパレスチナに関する政治的なことについては不勉強ですが、
イスラエルが対立しているアラブ諸国はほとんどが砂漠の民です。一滴の水のために殺
し合いをしなければ生きていけないような過酷な自然の中で暮らす彼らが、本当の意味で
平和を手にするためには、砂漠を緑に変えていくしかない、これがベングリオンの信念だっ
たのです。
 
砂漠を緑にしていくことをアラブ諸国に拡げていく時に、闘争心の塊のようなユダヤ民族
とアラブ民族だけではうまくいかないことは目に見えており、そこで良い意味でいい加減な
ヤマト民族が必要となるのです。そして同時に、それをやり切ることがヤマト民族を滅びか
ら救える唯一の方法だという糸川博士の確信に触れることができたことが、この旅の最大
の収穫でした。

今月のにんげんクラブ ~5月号~

花作家・花育家 森直子さんの作品と一緒に。.jpg        (花作家・花育家 森直子さんの作品と一緒に)
     

 この原稿は3月10日に書き始めました。春の兆しを感じ始める時期ですが、今日は
東京大空襲の日、明日は東日本大震災が起こった日だということを思うと、日本人に
とって春の始まりというのは、暖かな季節を前に、先人の思いを大事にしなければなら
ない大切な時期なのかもしれません。

 先日、私は久しぶりに靖国神社に参拝してきました。あわせて渋谷のNHKの前、渋
谷税務署の横にある二・二六事件の慰霊碑にもお参りをしてきました。政治的な問題
を考えると、私は総理大臣や閣僚が靖国神社に参拝することには反対なのですが、
国のために亡くなっていかれた英霊に私たち一般国民がお参りするのは正しいことだ
と思うので、皆さまもお近くに行かれた時にはぜひ靖国に行ってみていただければと
思います。

 最近私は、二・二六事件の総括ができていないことが、靖国問題をはじめ日本が中
途半端な状態にある大きな原因のような気がしています。私たちは戦前のことは、あ
まり楽しい事柄ではないのでしっかりと直視しないようにしていますが、三島由紀夫の
小説で、二・二六事件をテーマにした『英霊の聲』には、筆舌に尽くしがたい無念の想
いが描かれています。遠い昔の出来事のようですが、実はこの事件は1936(昭和11)
年、つまりたった78年前の出来事なのです。

 そして、冒頭述べた東京大空襲は1945(昭和20)年ですので、こちらはたった69年
前の出来事です。この先人たちの苦しみを見ないようにして蓋をしていては、私たちは
いつまでたってもここから先に進めず、先に進めなければ日本はいつまでたっても「普
通の国」にはなれないのではないかと、私は思っています。「普通の国」と言うと小沢一
郎さんが思い浮かぶかもしれませんし、軍国主義化を目指すととらえられてしまうかも
しれませんが、決してそうではなく、反省するものは反省し、主張するべきところは主張
する、そんな「普通の国」になりたいと私は思うのです。

 戦後の日本は、現実を直視せず経済だけに特化して、世界に冠たる経済大国になり
ました。バブル崩壊の後、失われた20年を越えて30年に向かってしまっている状況下
にはあるものの、それでも日本はとても豊かですし、東日本大震災のようなとてつもな
い災害に際しても、助け合いの精神を発揮して世界の人たちを感動させるだけの精神
的なすばらしさをまだ残しています。

 ただ、前述のとおり、おそらく1936 年頃から私たち国民は、現実を直視しないで進ん
できてしまいました。いま戦後の現実を作ってきた絶対条件である、圧倒的なアメリカの
力が相対的には随分弱くなってきたことを考えると、これまで現実を抑圧してきたことの
ツケが噴き出してくることは容易に想像できます。

 日本が「普通の国」であれば、総理が国内の神社に参拝に行くことが問題になることは
まず考えられませんが、日本は敗戦国であり、ポツダム宣言や東京裁判を受け入れて
戦後体制をスタートしています。いかなる事態も、マクロにはミロクの世の方に向かって
いるので構わないのですが、もしここで日本も感情的に反発して中国や韓国だけではな
く、アメリカをも敵に回してしまうようなことになれば、日本はまた1945 年のような悲劇に
見舞われしまう可能性が高くなります。

 にんげんクラブの会員の皆さまのような意識の高い人は、大丈夫な確率が高いと思う
のですが、私たちの親しい人がそんな目に遭うかもしれないと分かっていて、それを黙っ
て見ているのは、私は嫌です。回避するためにできることは、何でもやりたいと思います。
辛い作業ですが、現実を直視することができれば、そんな戦争は避けることができるかも
しれませんし、本当に集合意識を力強く使うことができれば、天変地異であっても避ける
ことができるかもしれません。私は今後、そのような活動をしていきたいと思っています。

 父が亡くなった直後は、今年のにんげんクラブの活動は、舩井幸雄を偲ぶというテーマ
で進めていこうと思っていたのですが、父がそんなつまらんことはやめて、もっと前向きな
テーマで進めていけとアドバイスをくれているように感じています。舩井幸雄を偲ぶのも
いいのですが、それならそれが前記のように、本当の意味でミロクの世を作るための活
動につながっていくことをやらなければならないのだと思います。

 例えば、11月1日、2日に開催させていただくことになった、舩井☆SAKIGAKEフォーラム
では、ご参加いただいた皆さまから「私の人生を変えた(舩井幸雄の)1冊」を募集したいと
思っています。それを集めていくと、皆さまが舩井幸雄からどのような影響を受けたのかが、
明らかになります。そして、それを総合していくことで、皆さんの力で何をすればミロクの世
ができていくかが明らかになると思うからです。

 また、ボトムアップの舩井☆ SAKIGAKEフォーラムにしたいので、講師の自薦他薦を皆
さまからいただき、私たちだけでは思いつきもしないイベントに昇華させていきたいとも考え
ています。

 舩井幸雄はいろいろな本物の先生を世の中にPR していくことに天才的な能力を持ってい
ました。それを今後は佐野浩一や私が担っていかなければならないのですが、正直に言うと
ふたりともまだまだ力不足です。そこで、このイベントそのものにその機能を担わせてしまお
うと思っているのです。

 具体的には、WEB上で講師を推薦していただく機能を作って、その人たちを選挙で選ばせ
ていただくことにチャレンジしていきたいと思っています。ただ、やはり舩井幸雄の想いを伝え
るという意味でも、佐野浩一や私の主観も大事にさせていただきたいのです。
ですから、パシフィコ横浜で講演をしたいと思う方は、ぜひ非公式な形で私たちに繋がるツテ
を探してみてください。

 世の中を動かしているのは人と人とのつながり、人脈です。信用する方からの紹介で、私た
ちは人脈を広げて行くもので、それは舩井幸雄も同じでした。紹介するというのは大変な責任
を伴うので、紹介者があなたのことを信用していなければ、いい紹介はしてくれませんし、だか
らこそ紹介の力はとても大きいのです。にんげんクラブの支部代表や本物研究所の地域の代
理店の人を通じて、ぜひ私たちにアプローチしてみてください。

 選挙と言っても私たち運営側は決して上から目線になることなく、謙虚さを忘れず皆さんと
同じ立場で良い世の中づくりをしていくことを、肝に銘じたいと思っています。難しいチャレンジ
ですが、それでもいま始めていかなければ、あまり良い未来はやってこないと感じています。
心して進めていきますので、ぜひご協力をよろしくお願いいたします。

今月のにんげんクラブ ~4月号~

      巻頭言右写真.jpg

左01.jpeg  左ページ02.jpeg
   沖縄・御神崎

舩井幸雄が永眠して、これからのにんげんクラブは一体どうなるのか、本来ならば
真剣に心配しなければならないところなのですが、なぜか全然心配になりません。
 
私は2011 年の舩井幸雄オープンワールドの時に、父がお集まりいただいた有意の
人の集合意識を使って、世の中を良い方向に変えたことを確信しています。
また、2012年の舩井幸雄オープンワールドで、やはりお集まりいただいた有意の人に、
父が「今度は皆さんが有意の人を1万人ずつ作ってください」をお願いしたことが、
皆さんの気持ちに十分届いていることが確信できているからです。
 
舩井幸雄が残した事業のうち、船井総研はもうすでに舩井幸雄がビジネスにタッチしなく
なって10年以上が経過しています。もちろん、舩井幸雄のDNA は船井総研にしっかりと
引き継がれていて、その強みがますます磨かれているからですが、舩井幸雄の死が
船井総研のビジネスに影響をもたらすことはほとんど考えられません。
 
後は、舩井幸雄グループで、これからは船井本社グループになっていくと思いますが、
父が船井総研を引退した後、真剣に取り組んだビジネスとしては㈱船井メディアと
㈱本物研究所の事業が上げられます。いま、その2社はどちらも佐野浩一が社長として
引っ張っていますが、こちらは船井総研と違って、舩井幸雄が物理的にいなくなった
損失は計り知れないものがあります。でも、船井メディアにはしっかりと利益を出して
いこうというDNAが、本物研究所には何があっても赤字にはしないというDNAが、
しっかり受け継がれていますので、私はこれがある限り、何とかなると実は楽観視して
います。
 
しばらくは大変なことが多くあるとは思いますが、逆に今度は新しいTOP である
佐野浩一のカラーがはっきりと全面に出てくるので、少し長い目で見るといままでよりも
いい会社になるかもしれないなあ、と思っているのです。
 
そして、船井本社は私がやっていくことになりますが、父が見守ってくれていることが
実感できますし、何よりもとてもツイてると感じていますので、いまのままの体制で
自然の流れに乗って行きたいと思っているのです。
 
そして、さっきと違う話になってしまいますが、問題はにんげんクラブです。
にんげんクラブは正直に言うと、舩井幸雄が行き詰まってしまった資本主義社会を
何とかするために、もう少し丁寧に言うと、人間が何とかしなくても超自然的な力が
何とかするのは明らかなのですが、それでは人間が大変な目に遭ってしまうので、
人間の力で百匹目の猿現象を起こして、その変革に伴う大難を小難にして、小難を
無難にして、無難を無事にするべく作った勉強会です。
 
これを事業として何とか辻つまを合わせてきたのは、舩井幸雄の凄いところですし、
その凄さに甘えてしばらくはこのままの体制を続けさせていただこうと思っていますが、
やはり凡人である私にとって、にんげんクラブを事業として継続することには無理が
あると思っています。だから、何とか船井本社が他の収益を上げて、それで
にんげんクラブの赤字を補填する体制を組んでいく必要があると、大きな流れでは
考えているのです。
 
ただ、面白いものでそう割り切ってしまうと、最近は東京のJR 四ツ谷駅近くの
船井セミナールームができて、そこでにんげんクラブのセミナーができるようになって、
すばらしい先生方からいままで以上に深い内容のセミナーを開催していただけるように
なりました。にんげんクラブ価格でやっているので、それほど大きい収益は生まれませんが、
その代わり赤字にはならないように気をつけてやっており、これらの新しい流れが、
会員の皆様に新しいシンクロを起こしはじめて、にんげんクラブのうずが新次元に到達して
いくことを、実感しています。
 
ただ、これが分かっていただけるのは本当にレベルの高い有意の人になるので、
舩井幸雄の最も根本的な考え方の原点である、「来るもの拒まず、去るもの追わず」の
原則を徹底しようと思うと、やっぱりいまよりも多くの(お金を払ってくださる)会員様を
集めることに注力するよりは、その奥の深い会員様を中心にして、その方たちが引っ張る形で、
有意の人の裾野を広げていく活動を中心にした方がいいと思います。そして、それは各地の
支部の中心メンバーが日々の活動の中でやっていただいていることとも、整合性が取れていると
感じるのです。
 
だから、これもとても逆説的なお願いになるのですが、いま私の巻頭言を読んでいただいている
深いレベルの有意の人である、にんげんクラブの現会員の皆様にはできる限り、にんげんクラブの
会員であり続けていただきたいと思っています。論理的な説得はできませんが、にんげんクラブの
会員であり続けていただくと、不思議なことに皆様の人生が好転していくと思います。そして、
私たちにんげんクラブに集うものの気持ちが純粋に、世界中の子どもたちが幸せに暮らせるような
ミロクの社会をつくること、になればなるほど、私たちの幸せ度合いは深くなっていくからです。
 
はっきり言うと、にんげんクラブは会員の皆様の善意に支えてもらうしか、続けていく方法は
ありません。別に、にんげんクラブがなくなっても、世の中の変革は必ず起こるので心配することは
ないのですが、やっぱりにんげんクラブが存在したほうが、変革に伴うハードランディングが少しでも
ソフトランディングに変わっていく可能性は確実に高くなっていくのです。だから、ぜひ、一緒に、
にんげんクラブを続けて行きましょう。私も、損得抜きで日本中の皆様の元にこれからも参りますので、
皆様が有意の人の輪を広げていく企画をどんどん形にしていただいて、それが新次元に到達して、
もっともっと楽しくなっていくイメージを一緒に持てたらと思っています。
 
そして、それが少しずつ実現していけば、損得抜きで一生懸命にやった皆様や私たちが一番に
幸せを感じられるようになるのは、間違いないと思います。
 
どうぞ、これからもにんげんクラブをよろしくお願いいたします。


今月のにんげんクラブ ~3月号~

 ご存じの方も多いかもしれませんが、舩井幸雄が平成26年1月19日午後10時1分、
熱海の海がきれいに見える病室で永眠いたしました。81歳でした。危ない状態であ
ることは本人も認識しており、自分なりの死生観もできていたのだろうと思いますので、
納得の上での大往生でした。でも、残された家族にとってはあまりにも早いお別れに
なり、なんとも言えない不思議な気持ちがしております。

 以下の文は、他界する前にそんなことは思いもしない時に書いたものですが、ザワ
ザワの主な原因はもちろん父の入院でしたので、少しおかしいところはありますが、
そのまま掲載させていただきます。

 また、この場をお借りしてにんげんクラブの皆様から、故人にいただいた生前のご厚
誼に対して熱く御礼を申し上げ、謹んでお知らせさせていただきたいと存じます。

 先々月の巻頭言でアセンションは起こったという私の意見を書きました。舩井幸雄も
同じ意見ですが、やっぱりそれでもというか、それだからというかどちらにしても世の中
はますますザワザワしているように思います。

 お金のことをメインテーマにしている福本伸行さんの『賭博黙示録カイジ』というコミッ
クがあります。実写版の映画にもなりましたのでご存知の方も多いと思いますが、私は
コミックをほとんど読まないのですが、船井という登場人物がいるので随分前からこの
コミックのことは知っていました。そして、主人公がとてもまずい状況になってくると漫画
特有ですが、ザワザワという言葉が擬態語で使われて、それが分かるように工夫され
ています。

 いま、私が感じているのはこのコミックで主人公が感じているようなザワザワという感
じなのです。スピリチュアルなことを遠慮なく話せる友人から昨日(1月の初旬のことで
す)電話がかかってきて、「精神世界で大地震のような大きな揺れを感じている。地震
で言うと横ではなく縦揺れで、あと7、8日続く様に感じる」と教えてくれました。

 こういう状況になると、新しい世の中に対応するための準備がまだできていない私た
ちにとっては、とても大変な現象がいっぱい起こることが予想されます。対処法は起こっ
た現象に一喜一憂することなく、どっしりと構えていることだと友人は教えてくれました。
この巻頭言を皆様が読んでいる頃には、彼女が言った縦揺れはもう収まっていますが、
今年はこんな現象が繰り返すことが予想されるので、なるべくジタバタせずに慌てない
ことが大切だと思います。
そして、それぞれの現象はとっても大変なものが多いと思いますが、マクロに見ればい
い方向に向かっている現象だということも言えるのだと思います。

 実際に私の周りでも、個別に見るといろいろ大変な現象が、年が開けてから続けて
起こっています。友人から電話をもらう直前まで、いちいち反応して疲れてしまっていた
のですが、やっと開き直れて大きく受け止めようと思うことができたタイミングだったの
で、とても心に響きました。有意の人である、読者の皆様にもきっと私に起こったような
一見大変なことが頻発する(している)可能性が高いと思いますが、大きくどっしりと受
け止めていただければ、乗り切れない試練はやってこないので、安心していただけれ
ばと思います。

 話は変わりますが、昨年のにんげんクラブ関西大会の時に出版した私の著書『舩井
幸雄が一番伝えたかった事
』(きれい・ねっと)で困ったおじさんに愛を理解してもらう
のが私の役割だと思うということをあとがきに書きました。もちろん、私もその困ったお
じさんのひとりなのですが、おじさんにはおじさんの良さがあることに、いま思いが至っ
ています。それは、おじさんたちが一生懸命働いて、現実的な経済活動を進めてきて
くれたおかげで、いまの私たちの豊かな暮らしが築かれたという当たり前のことです。

 お正月休みにビジネス本やお金に関する本を随分読みました。一番、心に響いたの
がウォルター・アイザックソン著『スティーブ・ジョブズ』(講談社)です。私は1988 年に
アメリカに留学した時にはレポートを提出するためのワープロとしてマッキントッシュを
使っていました。中古のもので、プリンターまで付けて1000ドルぐらいだったような気
がしていますが、いまから比べるととてもシンプルなゲームがついていて、いつもそれ
で遊んでいたのを思い出します。
 日本に帰ってきてからは、PC は仕事でしか使っていませんのでWindowsですし、
スマホもあんまりよくわかっていませんが、ずっとdocomoユーザーですのでアンドロ
イドを使っています。また、音楽は要らない生活なのでipodも使っていませんので、そ
れ以来アップルの製品は使っていませんでした。

 また、資本主義はもうすぐ終わると思って生きていますので、資本主義の最先端を
走っているスティーブ・ジョブズの生き方はほとんど関心がなく、この本も気になっては
いましたが、愛を考えるにんげんクラブのテーマからは離れていると思って読んでいま
せんでした。でも、読み始めると、あっという間に引き込まれてしまって、食事をするの
ももどかしいぐらい集中して読みました。

 舩井幸雄は、スティーブ・ジョブズは偉大な人物だが電磁波の問題があるIT 機器を
普及させてしまい、そのカルマのために彼自身が病気になって早逝することになった
のではないかという意見を持っています。それはそうかもしれませんが、ここ5年ぐらい
の間に彼が創りだしたものが、私たちの暮らしを大きく変革させたのは間違いのない
事実で、これはもう後戻りできないのだと思います。そして、そうだとするならば電磁波
の問題を解決して、私たちは明るい未来を考えていかなければいけないのだと思いま
した。

 スティーブ・ジョブズが私たちにスマホを残してくれたように、舩井幸雄は私たちの意
識の力があれば、電磁波の問題も含めて解決が難しいと思われている問題が実は何
とかなるのだということを残していったのだと思います。意識の力はものすごく、それが
集まった集合意識を正しい方向に向けることができればどんなことでも可能になるのだ
と思います。

 舩井幸雄はにんげんクラブの皆様が回しはじめていただいているうずを、あちらから
ニコニコと見守っているに違いないと思います。
ワクワク楽しみながら、皆様と一緒に活動を続けられることに、いつも心から感謝いたし
ております。


今月のにんげんクラブ ~2月号~

          関西勝仁さん.JPG
            にんげんクラブ関西大会


11月30日のにんげんクラブ関西大会で、にんげんクラブは新しいステージに
移行できたのではないかと感じています。

関西2.JPG   関西.JPG
  にんげんクラブ関西大会           フィナーレ


 
4月の名古屋で開催したミロクフェスティバルに続いて、支部の有意の人たちで
作り上げていくにんげんクラブ大会が大成功裡に開催できましたし、特にはせくら
みゆきさんの講演のときには明らかに時間がゆっくり流れていることを300人弱
の人たちが一緒に体験できたことは、ヒマラヤ聖者の奇跡の世界が日常になる
予感を感じさせてくれるものでした。
 
私の『舩井幸雄が一番伝えたかった事』(きれい・ねっと)も、先月の巻頭言に
書いたように、私のような中高年のおじさんに愛を伝えていくためにはとても
有効な本になったと思いますが、それと同時に出版された、川田薫・はせくら
みゆき・山内尚子著『新生地球の歩き方 愛の星へのパスポート(きれい・
ねっと)』は本当に素晴らしい本で、にんげんクラブの皆様にはぜひお読みいた
だきたいと思います。
 
本を読んでいらっしゃらない人のために、この本の一番のポイントをあげると、
以下の宣言文(マントラ)を川田さん(本当は先生と書きたいのですが、先生と
言うと罰金だとあとがきに書いてあるのでこの敬称にさせていただきます)の
意見では1日に100 回唱えればいいそうです。100 回は大変だと思いますが、
川田さんは20分ぐらいで唱えられますよ、と言っていました。感性が強い女性
は回数にこだわる必要はありませんが、理屈が大好きな男性は100 回に挑戦
すると早い人なら1ヶ月ぐらいで超能力が身についた自分を発見することになる
と思います。
 
「心と魂の扉が完全に開きましたので、すべての存在物との対話が自由にでき
るようになりました」この状態を私は選択します。
 
この本の中で川田さんは、心はハートのところにあり、魂はみぞおちの奥の辺り
にあり両者の違いを明確に意識できるようになればいいと書いてあります。
これもポイントですね。そして、私たちはいままでの競争社会の中で心と魂が開
いてしまえば、とても生きにくいと思い込んでいましたので、大体は扉を閉めて
いますし、ひどい目にたくさんあって疑り深くなっている人の中には厳重に鍵を
かけている人もたくさんいます。
 
でも、先月号に書いたように意識の世界では確実にアセンションが起こり、地球
の環境が激変しているいまでは、心と魂の扉を開くことで直感力をつけて生きて
いくことが必要となってきましたので、鍵をあけて扉を開く努力をしなければ、こ
れからの世の中では逆に生きにくくなってしまいます。そして、この扉を開くため
にはいままでは上手く使うと有効な面もあったトラウマやカルマをすべて手放し
て、素の自分で生きていく決心をしなければならないのです。
 
話は変わりますが、先日広島福山支部の田邉由利花さんが開催してくれている
彼女のお店café SEEZ で大体月に2回のペースで開かれているオールナイト
の寄合に参加してきました。こちらは私がいままで参加した中でも一番不思議な
話が飛び交っていた超スピリチュアル寄合で、乾杯をする前から宇宙語が飛び
交っていました。日本人だけが集まっているのだから、日本語を話せばいいと
思うのですが、宇宙語でなければ伝えられないニュアンスもあるそうで魂の扉
が開いたら、宇宙語の意味が分かるようになるのかもしれません。
 
最近の私はスピリチュアルも大好きになりましたが、一方では現実的なことを
大事にすることの大切さも強く感じています。田邉さんには明石のにんげんク
ラブ関西大会でもお会いしましたし、本当にいろいろなイベントに参加して下さ
り、さらに自分たちでもにんげんクラブ以外のいろいろなイベントを企画していて、
お仕事は大丈夫ですかと心配になってしまうのですが、不思議なことにご商売は
とても順調だと話してくれます。
 
にんげんクラブの支部代表をやって世のため人のために生きていくことを選択す
ると、人生が好循環するようになるようで、たとえばこだまゆうこさんはどちらかと
いうと苦手な寄合の集まりを熱海でやってみたら、ずっと願っていた赤ちゃんが
授かったと私の本のまえがきに書いてくれました。スピリチュアルなことに興味が
わいてきたら、田邉さんやこだまさんのように、人生が好循環をしているのかを
チェックしてみればいいと思います。そして、そうでない場合はバランスが悪くなっ
ていることが考えられるので、もう一度自分の生き方を現実的に直視してみれば
いいのだと思います。
 
スピリチュアルと言えば、この原稿を書いているのは12月12日ですので明後日
「宇宙からの黙示録(ソラからのアポカリプス)」がいよいよ開催されます。これは、
小川雅弘社長がにんげんクラブの社長を引き受けてくれるときにどうしてもやり
たいと思っていた企画です。小川社長のオリジナルのアイデアは紅白歌合戦の
ように、スピリチュアルな能力に優れている人に翌年はどんな年になるのかを
予測しあってもらおうというものですが、昨年よりもさらにパワーアップした宇宙
人大会になったと喜んでいます。
 
年末のこのイベントは毎年続けていきたいと思っていますが、2013年いっぱいで
小川社長はにんげんクラブの社長を退任して、私が社長になることになりました。
 
小川社長のおかげで、全国に支部が立ち上がり、支部の方の力でいろいろな
イベントが各地で開催されていくようになりました。にんげんクラブの活動は、先
生たちの話を受け身で聞くことから、自分たちの力でうずを回すことに変化して
いきました。これが小川社長の一番の功績だと思います。
 
小川さんにはこれからも取締役として、にんげんクラブの活動に関わっていただ
けることになっていますし、何よりも親友というか私の道先案内をしてくれる魂の
お兄さんだと思っていますので、これからも甘えるところは甘えていこうと思って
います。みなさんもいままで以上にP ちゃんに会いに高知までお出かけいただけ
ればと思います。心と魂の扉が完全に開いたら、P ちゃんとも対話ができるように
なりますから、きっとすばらしいメッセージがいただけると思います。

今月のにんげんクラブ ~1月号~

アセンションが起こったのかどうかというテーマを最近は考えるようになりました。
そして、同時に「人間の性格は変わるのか」、「嫌いな人(苦手な人)を好きになる
ことができるのか」というようなことを考えるようにもなってきました。きっかけは
『舩井幸雄が一番伝えたかったこと にんげんクラブからのメッセージ』(きれい・
ねっと)という本を書いたことでした。


関西大会準備寄合11_6.jpg   寄合カフェ.jpg
関西大会準備寄合(11/6)              寄合カフェ101(10/28・福岡)
 
異論があるかもしれませんが、私はアセンションは起こったと思っています。もちろ
ん、物理的に宇宙人が来て準備ができた人を宇宙船に引き上げてくれて、その間
に地球はノアの箱舟のときのように生物が住めないような状況になってしまうこと
はありませんでしたし、そこまでいかなくても大地震が起こって東京に人が住めなく
なることや富士山が爆発して首都圏から政治経済の機能が他の地域に移ってしま
うこともありませんでした。
 
経済的に国債が暴落して紙くずになってしまうことや銀行が破綻して流通が機能し
なくなり、農村には作物が余っているのに、首都圏では餓死する人が出てしまうよう
なこともありませんでした。激しい変化を期待していた人にとってはアセンションは
起こらずにだまされた、という感じを持っている人もいるかもしれませんが、実は私
たちの精神的な側面では多くの人の意識が確実に変容を始めているのだと思って
います。
   
青森懇親会の写真915.jpg   大阪02.jpg
青森寄合懇親会(9/15)               大阪寄合(9/12)   

 
私たちの心が変容してきたので、それが集合的無意識に反映されるようになって、
そこから物理的な現実もだんだんと変わっていくのだと思っているのです。そして、
次に大切なのは、この世をリードしてきた中高年の男性の思いが変わっていくこと
です。それは、アセンションで心の有り様が変化したのは大半が女性や若い人で
あり、社会の中心になっている中高年の男性の気持ちはほとんど変化しなかった
ように感じているからでもあります。
 
しかし、残念ながら世の中を動かしているのは中高年の男性です。
 
彼らが変わらない限り、私たちの暮らし方は根本的には変わりません。私たちが
アセンションによって気がついた変化を彼らにも分かってもらう必要があるのです。
そして、彼らに分かってもらわなければいけない基本概念を一言で表すと「愛」と
いうことになります。そして、ご主人やお父さん、会社の上司や地域のボスなど皆
様の周りにいる中高年の男性を思い浮かべていただいて、その人たちに「愛」を
伝えて行くことは、絶望的に難しいと思ってしまうのではないでしょうか。
 
ここまでは、私は自分が中高年の男性ではなくまるで愛が分かっているような書
き方をしてきましたが、もちろん私も中高年の男性であり残念ながら愛について分
かっていません。しかし、おかげさまでにんげんクラブという愛がなければ運営して
いけない活動の主宰者をさせていただいていることで、「愛」をごく当たり前のこと
として受け止めて日々の生活に活かしている元気な女性たちの気持ちが分かる
ようになってきて、同年代の男性に比べれば「愛」が分かってくるようになりました。
 
また、当然ですが絶望的に愛が分からないお父さんたちの気持ちももちろんよく分
かっています。そこで、気がついてしまったのは、当たり前のように「愛」が分かって
いる女性や若者たちと、絶望的に「愛」が分からない中高年男性の橋渡しをするの
がにんげんクラブの主宰者である私の役割のようです。


大阪03.jpg   大阪05.jpg
大阪寄合(9/12)                  大阪寄合(9/12)

 
にんげんクラブの創設時のメンバーとして上記の本のまえがきをこだまゆうこさん
にお願いしました。私が本気で本音の原稿を書いたので、それに呼応してくれて
こだまさんも本気で本音のまえがきを書いてくれました。少し、長いまえがきになっ
たので編集されてしまうと思いますが、それは本当にそれだけでも小冊子にして
別に販売したいと編集者が言ったほど素晴らしいまえがきになっていました。
 
そこには、私がこだまさんと個人面談をしたときにこだまさんのことを「最も苦手な
人」と言った話や、スピリチュアルが大好きであまりお金を使おうとしないにんげん
クラブの会員の人たちのことを私がバカにしているように感じていたことなどが本
音で書かれていました。そう言われると反省しきりなのですが、確かにこだまさん
に対して私は苦手意識を持っていたことなどを思い出してびっくりしてしまいました。
というのは、いまの私はこだまさんに対して苦手意識どころかもっとも信頼している
人の一人だと感じているからです。これは、私がそれだけ大きく変化したことの証で、
もしかしたら私は性格すらも変わってしまうことができたのかもしれないと思っている
のです。
 
そして、スピリチュアルなことが大好きなにんげんクラブの小川雅弘社長のような人
のことも小川社長は例外ですが、確かに私は苦手としていましたが、もしかしたら私
はいまのにんげんクラブの中で誰よりもスピリチュアルなことが大好きになったのか
なと感じるぐらい変わったと思います。
 
私はいまでも実は苦手な人が何人かいます。その筆頭が絶対に頭が上がらない
舩井幸雄なのですが、最近は舩井幸雄の気持ちになり切って代わりに原稿を書く
機会が増えてきました。苦手意識を克服できたら、にんげんクラブは新しいステージ
に行けるのかもしれないと、とても個人的なことだと反省しつつ真剣に考えています。
 
にんげんクラブはこれから舩井幸雄という原点に帰っていこうと思います。舩井幸雄
は不思議な人で普通なら「舩井幸雄を語る」というような企画は本人が亡くなってか
らやるものですが、本人もとても嬉しそうにその報告を聞いていました。本人が嬉し
いのなら遠慮することはないので、それぞれの会員様の舩井幸雄像を語るような
寄合をやってもらえばいいと思っているのです。
 
そして、それを通じてにんげんクラブがこれからどういう方向に向かうのかが確認
できるようになり、今度は舩井幸雄離れをしていけばそれこそが舩井幸雄の本望
だと感じています。さあ、まずは皆様の舩井幸雄像を考えてください。そして、それ
を寄合等の場でにんげんクラブの仲間たちと語っていただくことがアセンションに
つながっていくのだと思います。よろしくお願いいたします。

今月のにんげんクラブ ~12月号~


               PA050464 .jpg  

          「Kukai&Ryoumaガイアセミナーin高知」(10/5~7)ご参加の皆さま

PA060479.jpg   PA060486.jpg

  「加尾の庭」にて、不思議な光の柱も        「P-chan」とともに


先月号で予告しましたように11月30日のにんげんクラブ関西大会に向けての
にんげんクラブの本の執筆にようやく取り組み始めました。直感で本の構想は
10月になってから考えたほうがいいと思いましたので、9月まではインプットの
時期に当てていました。
 
本のタイトルは仮題ですが「舩井幸雄が伝えたかったこと~にんげんクラブから
のメッセージ~」にしたいと思っています。次ページは現在のところのもくじの案
ですが、講演のレジュメのように見ていただくと、私がいま伝えたいことがお分か
りいただけると思いますので、ここで紹介させていただきたいと思います。
 
かなり悩んで、編集者の山内尚子さんと作り上げたもくじですが、私の主張であ
るにんげんクラブがなぜいま必要とされているのかということが、愛というキー
ワードを理解することで私の中で明確になってきた過程をご紹介することで、現
実感を持ってお伝えできるのではないかと思っています。
 
山内さんにはご迷惑をかけることになりますが、ギリギリまで原稿が上がらない
ことが予想されますので、11月30日のにんげんクラブ関西大会での先行販売に
なる可能性が高く、何かピンと来た方は、当日、明石の子午線ホールまで足を
運んでいただいて真っ先に本を読んでいただければと思っています。
ハッキリ言うとそれぐらい自信がある本になりそうです。
 
最近、舩井幸雄の原稿を代筆することがかなり多くなってきました。身体の調子
が悪いこともありますが、それよりも情報を発信し続けることを少しお休みにして、
自分の人生を振り返ることをじっくりやっていかなければならないことに気がつい
た父に代わって、気持ちを代弁して原稿を書いています。
 
瞑想や心の垢を取るデトックスの作業が進んだこともあり、かなりストレートに父
の気持ちが分かるようになってきました。そして、例えばなぜ父がアベノミクスの
ことをあれだけ大々的に批判するのかがよく分かるようになってきました。
 
舩井幸雄の気持ちが分かるようになってきたら、7年前に舩井幸雄がなぜ、にん
げんクラブを作ったのかが理解できるようになりましたし、これからどういうふうに
にんげんクラブを運営したらいいのかも見えるようになってきたのです。
 
長い間、お待たせして申し訳ありませんでしたが、ミロクの世を作るためのにん
げんクラブの活動がいよいよ本格的に始まります。
 
皆さんもワクワクしながら一緒ににんげんクラブを盛り上げていっていただきたい
と思っています。どうぞ、よろしくお願いいたします。

 
「 舩井幸雄が伝えたかったこと~にんげんクラブからのメッセージ~」(仮題)

もくじ案

はじめに いまこそ、にんげんクラブが必要なとき

序 章  寄合の輪が拡がっている

第一章 舩井幸雄はなぜにんげんクラブをつくったのか

①「必要・必然・ベスト」は舩井幸雄の人生観を表現する言葉
②リーダーは命がけ
③神様が理解できないとコンサルタントはできない
④「にんげん」としての人間
⑤究極の理想はヒマラヤ聖者の生き方
⑥舩井幸雄が描いている「ミロクの社会」とは
⑦有意の人をつくろう

第二章 いままでの社会の仕組み

①断末魔の資本主義 アベノミクスの行方
②金融制度を変えない限り、人間は幸せにならない
③理想的な経済運営のあり方
④民主主義や資本主義の成り立ちを考える
⑤男性社会を超えて
⑥感情の罠と既成概念からの開放
⑦愛による自然、宇宙の摂理に従う

第三章 愛による統合社会へ

①愛とはなにか
②女性が虐げられてきた理由
③封印されてきた男女の愛のかたちの再構築
④鎧を外すことから始める
⑤愛が実感できた瞬間
⑥愛によって二元社会が統合されていく
⑦対立社会を超えて

第四章 にんげんクラブが、「ミロクの社会」への渦を巻き起こす

①民が神になる時代
②統合されゆく社会を上手に生きていくために
③ドンドン本音で自己主張をしよう
④誰も他人の話を聞いていなかった寄合
⑤にんげんクラブのリーダーは包み込み型世話人
⑥ピラミッド型で搾取型の組織から逆三角形で支援型の組織へ
⑦にんげんクラブが「ミロクの社会」への渦を巻き起こす

あとがき


今月のにんげんクラブ ~11月号~

 これからのにんげんクラブの方向性について考える機会が多くなってきました。
きっかけはこの会報誌にもチラシが入ると思いますが、11月30日に開催する
にんげんクラブ関西大会です。これは、兵庫支部代表の山内尚子さんが4月に
名古屋で行われたミロクフェスティバルをみて、これに続くイベントを誰かがやら
なければならないという危機感を感じてくれて、千賀一生さんの「ガイアの法則」
で次の文明の中心になると明示された東経135 度にある明石市の子午線ホー
ルでやってくれることになりました。
 
 7月に山内さんが主催してくれた佐々木重人さんの『マトリックスの真実』の出版
記念講演会を神戸で開催したときに、子午線ホールの下見に行ったのですが、
私が調子に乗って山内さんに「次は1万人規模のイベントをにんげんクラブの本
部が考えるのではなく、山内さんが中心になって考えて実行しましょうね」と提案
しました。成り行きと言えば成り行きですが、とても自然な流れでその言葉が出
てきて、その瞬間から山内さんの頭がすごい勢いで回転を始めたのが分かりま
した。

神山さん.jpg   関東支部寄合.jpg

関東支部大寄合の進行を努めた神山邦広さん   関東支部大寄合(9/7開催)


巻頭言ボードPH.jpg   千葉の杵鞭さん.jpg

魔方陣(3方陣と9方陣)                深田剛史先生から「数霊」も紹介いただきました

 
 そして、明石から神戸に移動する電車の中で、今度は山内さんから「にんげん
クラブは一体どういうことをする会なのか、はっきりと書いた本を勝仁さんが書い
てください」と逆襲されてしまったのです。でも、これもまったく必然の流れから出
てきた発言で、「にんげんクラブの活動イメージを明確にする時が来ている」とい
うことを確信した瞬間でした。
 
 
 でも、正直に言うとにんげんクラブで私が何をしたいかということを言語化する
のはとても難しいということに気付き始めていたときで、その時点では不思議な
ことに山内さんが私の気持ちを一番深く理解していてくれていると感じていまし
た。個人的にもいろいろ大変なことがあった山内さんがミロクフェスティバルや
『マトリックスの真実』を通じて、本当の私の気持ちの深いところを理解してくれ
たようです。
 
 当時は、船井幸雄が2006 年ににんげんクラブを作った時点のにんげんクラブ
のあり方に原点回帰する程度しか言葉としては考えていなかったのですが、そ
れではまったく不十分で、にんげんクラブはやっぱりミロクの世を作るために大事
な役割を果たさなければならない存在ですので、もっと明確ににんげんクラブの
あり方を明示していくことが必要です。
 
 ただ、私は誰かがカリスマになってリーダーシップを発揮していくやり方がもう
すぐ終わり、直接民主主義でみんなの意見が湧き上がってくるようなやり方で
組織を運営していくイメージをにんげんクラブに対して持っており、船井幸雄も
だから船井という冠を付けないにんげんクラブを始めたのです。それなのに、私
がにんげんクラブの方向性を明示し、その理念を明らかにするような本を書くこ
とはとても矛盾した行為になってしまいます。
 
 これはただ単に本を書くというような簡単な問題ではなく、にんげんクラブの行
く末を左右する大きな出来事になるという直感がして、それから真剣に考え始め
たというわけです。ちょうど、インドに行って瞑想する時間が多く取れることになっ
ていましたので、自分の内面を見つめて余計な荷物を下ろすことから始まって、
これからの私の人生の大半の活動になるにんげんクラブのあり方についてゆっ
くり考えることにしました。
 
 難しいのは、カリスマになってはいけない私が理念を考えなければならないと
いう矛盾を解決するためには、理念を考えるという直接的なアプローチで突き進
むだけでは答えは出てこないということです。それを克服するには矛盾を包み込
むというか、ヘーゲルの弁証法で言うところアウフヘーベン(止揚:古いものが否
定されて新しいものが現れる際、古いものが全面的に捨て去られるのではなく、
古いものが持っている中で新しく蘇(よみがえ)っていくべき優れたものがより高い
段階に昇華していくこと)が必要だということです。
 
 このアウフヘーベンの作業を遂行するためには、人間の力だけでは不十分で
神の恩恵を与えられなければ到達し得ないのだと思います。話は少し脱線します
が、民主主義にしても資本主義にしても現在の私たちの生活の基本をなしている
システムができあがっていく過程には必ずキリスト教の神の恩寵(おんちょう)と
いう考えが深く関与しています。これが分からないと民主主義や資本主義が本当
に分かったことにはならないので、大半の日本人はキリスト教を理解していませ
んので、両方とも分かっていません。
 
 少し前までは、だから日本はダメなんだと思っていましたが、最近は中途半端に
民主主義も資本主義も理解できていなくて、だからその本質的な運営ができてい
ないから、日本が新しい世の中を想造していく可能性が高いのかなと思ったりして
います。マルクスは社会主義革命は資本主義が最も進んだ国で起きることを想定
していましたが、実際はロシアや中国などの当時の発展途上国で実現したのと同
じ理屈だと考えればいいのだと思います。
 
 にんげんクラブで言うと、船井幸雄の考え方を否定するのではなく、それをアウフ
ヘーベンさせていくことで、万人に受け入れられる考え方に昇華させていきたいと
思うのです。そしてそのためには唯一絶対神だけを信じているキリスト教やユダヤ
教、イスラム教の考え方を否定するのではなく、それを八百万(やおよろず)の神々
を信仰している日本的な宗教観と融合させていって、そんな新しい神の恩寵をい
ただきながら考えていけばいいのではないでしょうか。
 
 インドは西洋の唯一絶対神的な考え方と日本の八百万の神々的な考え方の中
間点にあってその双方の原点に当たるポジションを占めているかもしれないと考
えたとき、インドの神々の懐で瞑想する機会を持てたことはにんげんクラブの行く
末を考えるに当たっては必要、必然だったのかもしれません。
 
 西洋近代主義や、伝統的な大和(やまと)の価値観、さらにはインドの宗教的な
感性が日常的に受け入れられている環境、そして船井幸雄が作り上げてきた日
本的なスピリチュアルなどをすべてアウフヘーベンした世界観を、これからにんげ
んクラブの寄合などを通じて皆様と一緒に作り上げていきたいと思っています。
どうぞ、よろしくお願いいたします。


今月のにんげんクラブ ~10月号~

 今月はいつも私が言っていることと矛盾してしまうのですが、私の自己主張を
書かせていただきたいと思います。
もちろん、にんげんクラブの皆様に私の意見を押し付けるつもりはありませんし、
皆様の寄合いでの話題を提供できればいいというぐらいの軽い気持ちで書き
ますが、いま現在の私の気持ちをなるべく正直に書いていこうと思います。

 この原稿はインドに出かける予定があるのでいつもより少し早めの7月下旬に
書き始めました。つまり参議院議員選挙が終わって10日ぐらい経っている時点
での私の意見だと考えていただければと思います。

 私は昨年12月の総選挙の結果には衝撃を受けましたが、今回の参議院選挙
は予想通りの結果だと軽く受け止めてしまいました。そして、その自分の気持ち
に結構衝撃を受けています。選挙が終わって1週間も経たないタイミングで株式
会社アノンの野沢高一社長と二人でお会いさせていただく機会をいただきまし
た。そして、そこでこれから3年間は大きな選挙がないという事実を改めて確認
しました。つまり、私たちはいまの政治体制を受け入れるとすると3年間は変化の
チャンスがないということになります。

 ちなみに野沢社長は選挙のプロです。自民党でも民主党でもみんなの党でも
志が高く見どころのある政治家であれば支援をして高い確率で当選のお手伝い
をしてきました。野沢社長は船井幸雄とも大変親しくしていただいています。前職
の会社で年間に何十回も船井幸雄の講演会を主催してくださり、その担当として
お付き合いしてくださった野沢社長は4、5年前までは最も船井幸雄と接触頻度
の高い人だったのです。

 だから船井幸雄の経営感覚をよくご存じの野沢社長は3年間選挙がないことを
事前に見越して、その間は売り上げがなくてもつぶれないでやっていける準備を
整えています。そして、この期間を情報のインプットにあてることを決心してにん
げんクラブに入会したいということを伝えるためにわざわざお尋ねくださったとい
うわけなのです。

 あまり詳しいことは書けませんが、株式会社アノンは選挙関係の世論調査の仕
事もされています。いまでは多くのノウハウが蓄積されており、投票が締め切られ
た直後にすぐに当確が出るのを訝(いぶか)しく思うことがありますが、ほとんど事
前の世論調査と投票率をみれば実は選挙の開票前におおよその当選者が分かっ
てしまうというところまで、現在は世論調査の精度が上がっているのです。だから、
あんなに早く結果が分かるのは不正選挙だと考えるのは短絡的な考えのようです。

 野沢社長はそれほど選挙の技術が進んでいて、やりようによっては政策や政治
に対する思いなんかとはまったく関係なくテクニックだけで政治家になれてしまう
現状に危機感を持っていて、政治家にとって本当に必要な条件は何かを考え、
それをしっかりとバックボーンにしながら選挙の仕事を続けていこうとされている
ように思いました。

 私は大分先のことになると思いますが、選挙のない民主主義をするにはどうすれ
ばいいかを考えていかなければいけないと感じています。昨年の総選挙と今回の
参議院選挙をみていて、いまの選挙システムが民意を反映しないシステムになっ
てしまったのは明らかだと感じるようになりましたし、どんなに選挙制度の改革をし
てもそれであるべき理想の政治システムが確立されることはあり得ないだろうと
思うからです。

 そして、選挙のない民主主義システムの雛形(ひながた)が「寄合い」だと思って
います。もちろん、まだまだにんげんクラブでやっている「寄合い」はシステムとして
は全然完成していません。それに、これは政治のシステムだけではなくお金に関す
る経済や通貨のシステムの変革ともリンクしていかなければいけないと思っている
ので、そう考えるとじっくりと取り組んでいくべきテーマだと感じます。でも3年間も
じっくりと考えるチャンスはめったに来ないので、いまこそ考えるときだと思うのです。

難波神社-S.jpg   7月10日岡崎寄合1.jpg
難波神社                       7月10日岡崎寄り合い


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7月19日大宮寄り合い               7月25日大阪寄り合い


 少し話が変わりますが、私がやらなければいけないと思っているテーマは日本が
真にアメリカから独立することです。でも、アメリカと対立して力ずくの独立を勝ち取
るというイメージではなく、アメリカと話し合って利害を調整しながらアメリカの利益
をいかに維持するかという論点も考えながら、独立を果たしていくことを考えるとい
うやり方なのです。

 明治の政治家は不平等条約を改正するために命を懸けて欧米列強諸国との交渉
に当たりました。それと同じ気概を持って、まず日本が実は独立を果たしていなくて
アメリカの属国であるという事実から目をそむけることなく、それを直視しながら新し
い境地を切り開いていく覚悟をすることから始めなければいけないのだと思います。
そして、多くの国民が独立を真剣に果たしたいと思うようになって、
その民意が反映されるようなシステムができて初めて、独立が果たせるのだと
思っているのです。

 そのためには、まずにんげんクラブにタブーを作ってはいけないのだと思っていま
す。例えば、原発の問題を考えるときに頭から何も考えずに「ノー」だけではいけな
いのではないでしょうか。もちろん、私も原発には絶対反対ですし、なるべく早く原発
のない社会を世界中で実現すべきだと思っていますが、放射能の危険性についても
頭から議論を許さないような姿勢は間違っていると思うのです。

 具体的に言うと、副島隆彦先生や中矢伸一先生の言う「いまの福島の放射能の
レベルならかえって健康にいいぐらいのレベルなのかもしれない」という議論にも耳を
傾けるようなにんげんクラブでありたいと思っています。それが、アメリカのやり方なら
すべてを否定するような考えでは、上記のような直接民主主義が絶対に成功しない
ということと同じように、真の原発問題の解決につながる姿勢だと思うからなのです。

 もちろん、放射能は絶対に安全だからという考えに無条件に与(くみ)するわけでも
なく、お互いにタブーを作らず相手の話を冷静に聞くことができ、それでいて洗脳も
されない立場の取り方をみなさんと一緒に突き詰めていきたいと思っているのです。

 タブーがなくても安全が守られて、自由に本音をぶつけ合えるようになることが
理想的な政治システムではないでしょうか。


今月のにんげんクラブ ~9月号~

 先月号でにんげんクラブは変革期に来たということを書きました。

 これは4年前に川島伸介さんを代表会員に迎えて、にんげんクラブが
会員さんの中に飛び込んでいくという大変革をしたことや、昨年小川社長に
就任していただいて足が地についたスピリチュアルなことを積極的に取り入れて、
にんげんクラブの場でなければ話せないようなことを語り合える場としての寄合を
活動の中心にしたぐらいの大変革をまた目指してということです。

 それは船井幸雄が皆様の前に出て行くことがいよいよ難しくなったという危機感
から来ていますので、次の改革のテーマは「原点回帰」です。

 兒玉裕子さんに先日、「なぜ、船井会長はにんげんクラブを作ったのですか」と
聞いてみました。にんげんクラブができたときは、私は船井本社に参加しておらず、
創設の精神を知らないことに今さらながら気がついたのです。
だから、創設メンバーである兒玉さんに改めて聞いてみたのです。

 兒玉さんの答えは、「日月神示にある『三千の足場づくり』が会長の目的だったと
思います」というものでした。3000人から5000人の有意の人の集まりである
にんげんクラブをつくり、それを神がミロクの世づくりのために顕現する足場にしよう
というのが、にんげんクラブの本来の目的なのです。
船井幸雄が日月神示と「百匹目の猿現象」の精神を合わせたものを形にしたら、
にんげんクラブになったというわけです。

 そして、有意の人というキーワードを持って来ました。船井幸雄の2008年の著書
有意の人』(徳間書店)のあとがきから引用してみます。

 
「有意の人」という言葉の説明は、本書中でも何回も述べましたが
「自分やお金や目先のことも大事だが、それとともに
"世の中の構造やルール" "人間の正しいあり方"などを知り、
正しく考え、正しく生きよう......と気づき、
勉強に取り組みはじめようとしている人か、
すでに取り組んで実行している人たちのこと」だと言っていいと思っています。

 川島伸介さんがにんげんクラブの改革をはじめてくれたころに兒玉さんから
「にんげんクラブが変わってしまうのは少し悲しい」と言われたことがありました。
会長の世界を私なりに発展させていこうと思っていた当時の私には兒玉さんの
気持ちがよく分からなかったのですが、にんげんクラブができたときの思いを
理解せずに新しいやり方をがむしゃらに進めてしまったということを反省しなけ
ればいけないことを、いまならよく分かります。

 小川社長の株式会社にんげんクラブの集大成として、12月14日に予定されて
いる「宇宙からの黙示」(私はにんげんクラブ宇宙人大会と呼んでいます)という
イベントを開催します。このイベントは小川社長の地に足がついたスピリチュアル
路線に共鳴する方はとても喜んでくださっていますが、船井幸雄なら絶対にこの
ようなイベントはやらないと思います。

 少し長くなりますが4月15日付けの船井幸雄.comの「船井幸雄のいま知らせ
たいこと」のページを掲載させていただきたいと思います。


 私は40~50年セミナーとか催し物にかかわってきたその道の超プロです。
 その私がはじめて見た企画がこれから紹介する4月27日に名古屋で
 行なわれる(株)にんげんクラブ主催のミロクフェスティバルです。
 にんげんクラブは私が創ったのですが、この種の催しをここが行なうとは
 まったく思いませんでした。
(中略)
 私のセミナーの常識は講師1人に、1・5 ~2時間はゆっくり話してもらう
 というタイプです。1日なら多くて3~5人、そして聴講料5~6万円です。
 それが1日で講師だけで32人(?)も出演、のべ35~40も催しがある
 もようですから、それこそ私の行なってきたセミナーの逆を行くものです。
 どんな効果があるか、私には分かりません。私にも分からないのです。
 好奇心の強い方、話題を求めたい方は、ぜひ御参加、今後のために
 結果や感想をおきかせください。
 「ワクワク」「笑う」「聴く」「観る」「学ぶ」「動く」とテーマが書かれていますが、
 1人でも2人でも講師中にすばらしい仲のよい知人ができたら、全会場に
 参加できる前売りの5000円、当日の6000円はお安いでしょう。
 しかも講師の名前と顔ぶれを見ますと、私の知人が20人以上もいます。
 ともかくそういう意味でびっくりしました。


 創設者の思いをいま、もう一度見つめ直したいと思います。言い訳になって
しまいますが、有意の人の集合意識で良い世の中を想造していくという船井
幸雄のにんげんクラブの原点と会社経営として利益を上げていくということを
矛盾なくやっていくにはカリスマ性が必要なのだと思います。いい世の中を
つくりたいと思ってボランティアで活動をしていただいている各支部の皆様の
思いと株式会社として利益を上げていくという目的は凡人にはなかなか両立
させていくことができません。


伊勢懇親会.jpeg
(伊勢懇親会  撮影:田島さん)


 実際にミロクフェスティバルは集客に大苦戦して関係者にとても迷惑をかけて
しまいましたが、支部の人たちの思いを中心に、にんげんクラブ活動を続けて
いくという方向性はこれからも続けていこうと思っています。もちろん収支はあう
ようにしていきますが、利潤をにんげんクラブの活動で出すことは目的にしない
でおきたいと思っています。ただ、それにプラスして「有意の人」の集まりが
にんげんクラブだという原点回帰にこれからは入っていこうと思っているのです。

 そして、有意の人が「勉強に取り組みはじめる」ところから、「すでに取り組んで
実行している人たち」つまり各支部で積極的に活動を推進している人たちの
ステージに進化していこうというのがこれからのにんげんクラブのあり方なので
はと感じています。これなら、いままでの流れを引き継ぎながら無理なく原点
回帰ができると思います。

 これからも機会があれば各地の支部に行きますので、皆様の率直なご意見を
いただければと思っています。よろしくお願いいたします。

今月のにんげんクラブ ~8月号~

 にんげんクラブとは何なのだろうと考えることがあります。

 きっかけは昨年の夏、台湾に李登輝(りとうき)元総統のお見舞いにうかがった
時に、李登輝元総統が株式会社にんげんクラブの名刺を見て、「にんげんクラブ? 
にんげんクラブかあ! にんげんクラブなぁー」とおっしゃったことでした。
いままであまり気が付きませんでしたが、よく考えたらとんでもないすごい名前です
よね。

 にんげんクラブの原点は船井幸雄の有意の人の集合意識の力で、あるべき理想
の世の中であるミロクの世の中を作ろうという思いです。この原稿を書いているの
は6月の初旬ですが、5月末にも仙台と広島の寄合に参加させていただきました。
特にその時の懇親会で皆様の思いを聞かせていただくことを楽しみにしているの
ですが、多くの方から10年前、20年前から「船井先生の本を読んできました。
先生の本に出会って私の人生が変わりました」とおっしゃっていただけます。

宮城よりあい.jpg
(仙台 寄合)


 船井幸雄は、世の中は私たち人間の思いが作っていることをずっと説明してきま
した。多くの人の集合意識が競争や策略に基づく「今だけ、お金だけ、自分だけ」の
世界から、助け合いや与え合うことを基本とするミロクの世の中を選択すれば、
それだけで理想の世の中が実現することを20年近くにわたって著書や講演などで
訴え続けて来たのだと思います。

 その思いに共鳴していただき、この世には目に見える世界と目に見えない世界が
あり、本当は目に見えない世界の方が重要であるということを共に学んでいただい
た同志の方が集まっていただいているのが、にんげんクラブの原点です。
端的に言えば、船井幸雄ファンクラブです。

 船井幸雄ファンの皆様の悩みは、自分では目に見えない世界のことを勉強して
気がついているのですが、それがなかなか周りの人に受け入れられないことです。
つい、職場や家庭で本音を話すと周りから頭がおかしくなったのではないかと思わ
れてしまい、自分が学んできたことを共有する場がなかなかありません。最近、
全国各地で寄合をするようになり、そんな思いを共有する場があることを喜んで
いるコアな会員の皆様が活発に活動をしてくれるようになってきました。

 できれば目に見えない世界があることを知っている船井幸雄ファンでない人とも
コラボレーションができないかなとも考えています。
私は野球が好きですが、大阪で生まれたので阪神ファンでありアンチ巨人ファン
です。でも、野球が好きなことは確かですし、強い巨人に立ち向かっていく阪神を
含む弱小球団ががんばっている姿を見るのが好きなので、巨人の試合もテレビで
楽しく見ています。つまり、アンチ巨人ファンも少しマクロに見れば巨人ファンの一種
だと言えるのだと思っています。


 それと同様に目に見えない世界のことを認めている人は、船井幸雄に関心がなく
ても、極端に言うと船井幸雄が嫌いな人でもマクロに見ると同じ考え方を持っている
仲間だと言えるのではないかと思っています。そういう人たちとのコラボレーションを
しようと思って、メキキの会やトータルヘルスデザインのバンクシア・フィットネス、
さらにそれを元に同社の近藤洋一会長が考えている「大還暦の会」等との協力関係
を作っていこうと思っています。

 小川雅弘社長はエドガー・ケイシーが好きで王家の谷を発掘したハワード・カーター
のように、伝説だと思われているアトランティスの叡智や前世でコマンダーとして
地球までやってきた宇宙船を発掘したいと本気で考えています。そんな小川さんの
思いに共鳴している精神世界に興味が深い会員さんたちも小川さんと語るために
積極的に参加していただくようになりました。

 私は足が地についていない精神世界は問題が多いと思っているのですが、
小川さんは高知を代表するような経営者の一人で盛和塾にも入っていて、稲盛和夫
会長から表彰されるようなしっかりとした経営を長年にわたって続けてきた人です。

 そして、そのバックボーンになっているのは会報誌で兒玉裕子さんが連載してくれ
ている安岡正篤先生が説いた『陰隲録(いんしつろく)』にありますので、この辺りは
中村天風先生に共鳴していた船井幸雄の考え方とも相容れる点が多くあります。
経営を上手くやっていくという視点で目に見えない世界のことを認めるという
アプローチをしている人たちとも一緒にやっていけるのではないかと思っています。

 広島の寄合の時は兒玉裕子さんが同行してくれたのですが、たくさんの兒玉ファン
が参加してくれていました。船井幸雄が育てた、書くという才能にあふれている兒玉
さんですが、話をすることには苦手意識があるようですが、寄合という形なら、自分
をあまり主張せずに相手の言い分をじっくり聞くという兒玉さんのいいところが活か
せるので、これからは兒玉さんにも積極的に寄合に参加してもらおうと思っています。


広島よりあい.jpg     ケーキ.jpg
(広島 寄合)


 船井幸雄のファンクラブ的なところからはじまったにんげんクラブですが、いろいろ
な人が関与していく中で、いろいろな思いを持っている人が集まってきています。
意見や方法論が違う人たちがお互いを認め合いながら、世のため人のために生きて
いこうという思いを共有する会になっていけばいいと感じているのです。

 にんげんクラブはまた変革期に来たのではないかと感じています。
いまは、創造と破壊を繰り返すような時流にありますので、にんげんクラブのあり方も
私の考えにとらわれることなく、いろいろな人の思いを取り込んでいきながら、その時
その時のあるべき方向に参加している人たちの集合意識に従って動いていけばいい
のだと感じるのです。

 支部の寄合や映画の自主上映や、少し問題はありましたが愛知支部が取り組んで
くれたミロクフェスティバルのような機会をどんどん作っていくことで、皆様の思いを
発露させる場面をたくさん作って行きたいと思っています。もちろん、失敗から学ぶこと
が大切なので、私を含めて、思いと違って上手く行かなかったこともきちんと認めて、
その現実を直視しながら一歩一歩先に進んでいければいいのではないかと思ってい
ます。

 変革期のいまがチャンスですので、皆様の考え方が取り入れられたにんげんクラブ
を一緒に作っていければと思っています。よろしくお願いいたします。
もちろん船井幸雄の思いを大切にしていくことが大前提条件ですので、船井幸雄ファン
の方も安心してお付き合いいただければと思います。


今月のにんげんクラブ ~7月号~

 4月27日にワクワクミロクフェスティバル(にんげんクラブ愛知大会)が無事終了
しました。残念ながら集客に苦戦して、関係者の皆様には多大なご迷惑やご心労を
かけてしまったこと、責任者として心よりお詫わびさせていただきます。私の思いの
中では絶対に失敗しない枠組みを決めてスタートしたのですが、皆さんの強烈な
思いの調整にもっともっと私自身が関与させていただかなければならなかったと
反省しております。反省はしなければいけませんが、愛知支部のみなさんがつくり
上げてくださったイベントなので、これを次に活かすための新しい活動につながって
いけばとも思っています。例えば、参加してくれた兵庫支部の山内尚子代表は11月
末に、千賀一生先生の「ガイアの法則」によるとこれから文明の中心になる東経
135 度にある兵庫県の明石でイベントを組みたいという考えを表明してくれました。
イベントの規模ではなく、リーダーたちの思いが実現していく活動をコツコツと続けて
いければと思っています。
 
 また、5月12日には高知の小川社長が3月から始めたレストラン「加尾の庭」で
定員をオーバーして新高知支部の立ち上げのイベントを行いました。小川社長の
思いを大事にして行ったイベントには愛媛や広島県福山、それに京都支部の方々
も参加していただいて、新しいにんげんクラブの形を提案していただきました。
P ちゃんをはじめとする、いろいろなパワーグッズの力を体験していただき、小川
社長自慢の土佐養生膳を参加者の皆様に堪能していただきました。さらに、瞑想
等のワークショップを通じて、より本質的な世界に共同でふれていただく機会を
持っていただけたのではと思っています。
 
 私は今年になってトータルヘルスデザインさんが開催されているバンクシア・
フィットネスのベーシック、アドバンス、マスターコースをすべて受講させていただき
ました。これからは本質的な世界に触れてもらうための手法として、バンクシア・
フィットネスのインストラクターに、にんげんクラブの活動へ参加してもらえるように
同社の近藤洋一会長とお話を進めています。
 
 また、小川社長に専務理事をお願いし私が理事長をしている協同組合企業福祉
共済会とのタイアップ事業として長野県飯田市で9月から地元経営者向けの
にんげんクラブ支部の立ち上げをします。これは沖縄でもやりたいと思っており、
5月中旬にプレセミナーをやはり小川社長にも参加してもらって行いました。業績
アップに即効性があるわけではありませんが、拙著『未来から考える経営』の中で
主張させていただいた、新しい経営のあり方を一緒に討議する支部活動にして
いきたいと思っているのです。

 企業福祉共済会は一種の保険商品ですので、正直に言うと最初は営業活動を
するのに大きな戸惑いがありました。しかし、小川さんが自分の親しい会社に
どんどん営業してくれるのを見て、別に給料をもらっているわけではないので、
ここで保険の営業をしているという気後れを感じる必要がないことに気が付き
ました。この共済会は実質的に船井総研のやっている共済会ですが、すでに
23年間の実績があり、その間ほとんど船井総研には業績的な寄与はしていま
せん。実質的な創業者である三上元(みかみはじめ)現静岡県湖西市長の思い
で、本当に中小企業のためのCSR(企業の社会的責任)活動のために創業して
存続しているのです。
 
 この共済会は船井総研のクライアントのようなきちんと利益を出している中小
企業にとっては経営者にも従業員にも、とても有利な商品の提供を、理事や
実質的な親会社である船井総研がお金を取らないことで実現できている組織
なのです。そして、ご理解をいただいてその地域である程度まとまってこの
共済会にご加入していただくことができたら、それらの会社の経営者や思いを
同じくする経営者を対象にした勉強会を開催していくこともにんげんクラブの
活動にしていきたいと感じています。
 
 このように小川さんや私の思いもどんどん新しい活動として実現していきます
が、それ以上に皆さんの思いも実現化していきたいと感じています。経験値を
積んで試行錯誤を繰り返していくことで成功パターンというか、失敗しないための
方法論を確立していきたいのです。
 
 大事なのは、無理のない範囲、自分がしんどくない範囲、自分がやりたい範囲
で何か自分の主張を発信していただくことです。自分の思いを発信すればそれが
いまは確実に、それも速やかに現実化します。ワクワクミロクフェスティバルでは
いろいろな制約がある中でも、愛知支部の人の思いは見事に現実化しました。
もちろん反省点はしっかりと踏まえながらも、その種は確実に全国に拡がって
いくのだとも感じています。
 
 話は変わりますが、ウガンダ・エチオピア旅行に小川さんと一緒に行った
K さんから誘われて長野県伊那市にある日本一のパワースポット分杭峠
(ぶんぐいとうげ)に行ってきました。5月の新月の日に勝仁さんと行く必要が
あるからというメッセージをK さんが受け取って、私もスケジュールの調整が
できたのです。分杭峠でK さんが私に伝えたかったことは、世間体を気に
したり人と比べることをやめて、すなおに自分がやるべきだと感じたことを
感じたままに躊躇なくやることでした。
 
 自分の考えを持つことはとても大事なことですが、自己主張ができるように
なると、今度はその考えを手放すステージに行くことを目指すのです。分杭峠
でK さんが私に求めたのは、私が一番やりたくないと思っていること、それも
私の自己主張の一種でした。あえてそれをやらせることで私がやりたくないと
思っている本当の理由を逃げることなく見つめる機会を与えてくれたのです。
それは、しんどくてつらいことでしたが、おかげさまでこだわりと恐れを手放す
ことができました。
 
 そして、翌日高知の室戸岬の弘法大師の聖地でもそれを実行することができ、
私も確実に一歩先に進むことができたと感じています。いつも言っていることの
繰り返しになりますが、いまは手放して一歩下がって自分を見つめるときです。
それができなければいまの時代の変化についていけません。常識や成功体験を
手放すことは怖いことですが、それができるためのにんげんクラブ活動を
これからも続けていきたいと感じています。恐れを手放してどんどん手を上げて
いただきたいと思っています。どうぞ、よろしくお願いいたします。


                (にんげんクラブ会報誌 7月号より)

今月のにんげんクラブ

 船井幸雄.comで4月から「船井勝仁の"直感"のすすめ」というコラムを書き
始めました。時代はいよいよ本格的な非常時に突入しました。こういうときは
常識や既成概念やタブーにとらわれて、過去の延長線上だけに生きていると
幸せに生きることはできません。

この時代を上手く生きていくためには直感力を磨き、その直感に従って大胆に
生きていくことが絶対必要になります。

 そこで、3月に(株)船井本社に入社したスピリチュアルの知識はまったくありま
せんが、すなおでステキな新入社員K君に、スピリチュアルな話を教えていくと
いう形で月に2回のペースで連載をすることになりました。4月15日にアップ
した2回目の原稿からは、K君にまず私が話した内容をまとめてもらい、それに
私がコメントするという形で連載を進めていくことにしました。
 
1回目は、私が1人で原稿を書くと絶対に気が付かないことをK君のレポートで
感じることができ、私の世界も拡がっていくことが実感できて、とても楽しく
原稿を書くことができました。これも直感力を発揮するための一つの方法論だと
思いますが、どんな内容をK君が書いてくれるかがまったく予想できませんので、
余計な知識を持たずにK君の原稿を読んですなおにそのとき感じたことを原稿に
まとめることができます。

 実は直感力とは何かを体系立てて説明しようかというふうに考えていました。
正直に言うと下心があって、その連載が本になればいいなと思っていたのです。
しかし、それならすでに1987年に父がウィリアム・カウツ博士との共著
『ビジネスに活かす直感力の研究』(PHP 研究所)に書いてあり、それと同じ
物をいまさら書いてもまったく意味がありません。しかし、スピリチュアル
初心者のK君の思ってもいない反応に応えて書くのならば、とても意味がある
ことだと思ったのです。

 できればレクチャーの形でK君に話すのではなく、普段の仕事の会話の中で
直感力に関係する話が出てきたことを中心にまとめてもらえばいいのではと
思っています。そして、この直感を大事にするということは、これからの
にんげんクラブの活動にとってもとても大事なことになると思っています。

 この会報誌では、今月から2回に渡って、2月下旬ににんげんクラブの小川
社長と一緒に行ってきたウガンダ、エチオピア旅行の様子をまとめて書かせて
いただくことになりました。この旅行に行った経緯は本文を読んでいただければ
いいのですが、小川さんの直感力がすべてです。普通に考えると、ただでさえ
忙しい小川さんや私が明確な目的もなしに日本から一番遠いアフリカにわざわざ
出かける必要は何もありません。ちなみに小川さんはやはり、一番遠いチリの
イースター島へも3月に出かけて来ました。

 どんなに合理的な理由がなくても、行かなければいけないものは行かなければ
いけないのです。それを直感できちんと捉える力がまずは必要になります。また、
途上国に個人旅行で行くと、それこそ直感に頼って行動しなければいけない場面に
何度も遭遇します。そのときに、きちんとした判断ができることがとても大切に
なります。
小川さんはその動物の勘的な能力をいっぱい持っています。

 そんな小川さんが社長になったにんげんクラブはまさにいま直感に従った行動を
してもらう会になっていきたいと思っているのです。この会報誌が皆様のお手元に
届くころには開催が無事に成功裡に終わっていることと思いますが、4月27日の
ミロクフェスティバル(にんげんクラブ愛知大会)は、いままでの常識を覆す
ような面白いイベントになりました。ある面、オープンワールドの考え方を
はるかに凌駕するオープンワールドが実現したのです。

 あれだけ好評だった「船井幸雄オープンワールド」を昨年で終了したのも、あの
まま私たちが主催してオープンワールドの開催を続けていても、予想される範囲を
超えるようなイベントは開催できません。それこそ、過去の延長線上のオープン
ワールドになってしまいます。私たちがやっていたオープンワールドはある意味
バーチャルにミロクの世を実現している催しでした。そこに参加している目に見え
ない世界があることを知っているスピリチュアルな人にとっては理想の未来を実感
できる2日間だったのです。私はそれがオープンワールドが人気があった一番大きな
原因だろうと思っています。

 しかし、やっぱりバーチャルの枠を超えることはできませんでした。会場の外に
一歩出てしまえば、そこは何も変わらない普通の3次元で資本主義の社会が歴然と
存在しています。また、翌日会社に出かけて行っても実は何も変化していません。
オープンワールドを始めた当初は目に見えない世界があることを理解してもらう
という社会的な意義があったのだと思いますが、最近の参加者はほとんどそのことは
すでに知っている人たちです。そうだとすると、いま大切なのは新たな知識を得ること
ではなく、その知識を行動に変えて実践していくことなのです。

 そういった意味では、各地の支部で始まっているファミレス寄合なども、私たち
が絶対に思いつかないものです。たった数人しか集まらなくても、その寄合の積み
重ねが、映画「祈り」の自主上映会やミロクフェスティバルに繋がっているのは
間違いのない事実なのです。そして、寄合の積み重ねでできた自主上映会やミロク
フェスティバルはバーチャルで終わらずに、実際に会員の皆様がスタッフとしてと
いうか主催者としてイベントに関わることで、確実に自分を中心にして世界がリアル
にも変わって行くことになります。
 
 エチオピアのラリベラという原始キリスト教の聖地で、満月の前日に沈みゆく
太陽と、昇ってくるほぼ真ん丸の月を同時に見られるというシチュエーションに
遭遇することができました。太陽を中心にした男性原理の時代が終わり、月を中心に
した女性原理の時代が始まるように私には感じられました。しかし、私がそれを
誌面でいくら伝えてもそれはバーチャルで現実は何も変わりません。しかし、それを
会員の皆様が行動によって実感していただければ、それがきっかけで世の中が確実に
変化していくことになるのです。

 変化を実際に起こすにんげんクラブの活動を、皆様の直感力を基にして具体的な
活動を行うことでこれからは現実にしていきたいと思っています。どうぞ、よろしく
お願いいたします。

今月のにんげんクラブ

 いま、にんげんクラブ茨城支部の寄合を取手で開催するために乗っている
常磐線の快速の中でこの原稿を書き始めました。

 一昨日は横浜で神奈川支部の、そして昨日は千葉支部の寄合に参加しました
ので3日続けての新支部の立ち上げに参加させていただくことになりました。
 そして、明日は宮崎で映画「祈り」の上映会に参加します。日本中で自らが
行動して「うず」を作っていく動きがだんだん本格化して来ました。

  関東の3支部の代表をお願いしたのは本物研究所の販売店をしていただいて
いる神奈川県小田原市の勝俣工一さん、千葉市の長嶋等さん、そして茨城県土浦
市の加登谷寿美子さんです。
 本物研究所は今年で10周年を迎える会社です。佐野浩一社長や南方幸一専務
の下、おかげさまで毎年黒字経営を続けさせていただいています。

 船井幸雄はずいぶん昔から本物商品が大好きで、船井総研の子会社を作って
何度も販売に取り組んできました。しかし、ほとんどすべての子会社が大きな
赤字を作って清算することになりました。

 そして、船井幸雄の直接の意志で作った会社としては本物研究所がはじめて
成功することができたのです。私はこの原因に昨年ようやく気がつきました。
 それは、佐野社長が教員出身で経営者ではなかったので利益を追求する
ことももちろん大切にして来ましたが、それよりも社員や取引先そして何よりも
お客様に幸せになっていただき、いきいきワクワクとみんなで楽しく事業を進めて
いくことを大切にしていく学級経営をしてきたからなのです。

 私は本物研究所の非常勤取締役をさせていただいているので、取締役会には
いつも参加しています。そこで佐野社長の「我社の経営方法は学級経営です」
というコメントを聞いて目からウロコが落ちました。

 本物商品を扱う会社はいまだけ、自分だけ、お金だけの資本主義社会の
商品を扱っているわけではないので、新しい世の中の価値観に従って経営
をしていかなければならないようです。

 それに気がついたヒントは、ヘンプ(大麻)の普及に取り組んでいる
中山康直さんが「フリーエネルギーは私たちが珪素ボディにならなければ
使いこなせない」と講演で話しているのを聞いたことでした。

 完全に理解できたわけではありませんが、炭素が主体でできている
いまの私たちの文明ではフリーエネルギーは使いこなせず、イメージでいうと
半霊半物質のような珪素主体の身体を持つように進化しなければ実用化
できないという意味だと私なりに理解しました。

 よく考えて見れば、フリーエネルギーが実用化されたら、それはとても危険
なことかもしれません。無尽蔵のエネルギーをほとんど無料で使えるわけ
ですから、それを戦争などのいままでの私たち人類が犯してきた様々な
過ちに使ってしまったら、それこそ地球や銀河、宇宙などのレベルで大き
な悪い影響を与えてしまうかもしれないのです。

 私たちの思いが世の中を作っていると考えるのなら、私たちがいま犯
しているそんな過ちを考えることもできないレベルにならなければ実用化
しないのだと思います。

 フリーエネルギーほどでないにしても本物商品もいままでの資本主義の
社会の価値観で扱える商品ではありません。利潤を最大化することを目的
としている従来の株式会社のあり方で本物商品を扱う会社を経営しても上
手くいかないよ、というのが神様のメッセージなのではないでしょうか。

 佐野社長は株式会社の経営をするという経験がないまま本物研究所の
社長になりましたので、会社を経営するための暗黙知がなかったのがとて
もよかったのだと思います。

 もちろん、大切な暗黙知がないまま経営をしていくというのはとても大変
だったのではないかと思います。しかし、どうしたらみんなが協力してひと
つの目的に向かって行くかという学校の先生としての経験値が豊富だった
ので、それに一番に取り組んだことで結果的にすばらしい経営を続けて
来ることができたのだと思います。

 取手の寄合はすばらしいものになりましたが、私はちょっと疲れが溜まって
きているのと、仕事の上での小さなトラブルを抱えていて感情のコントロール
ができていなくて、いつものようにスムーズに講演で話すことができなかった
と感じています。

 例えば、ブレーン・ストーミング(ブレスト)という言葉が出てこずにそれを
思い出すために無駄な時間を使ってしまったりしていました。
 でも、結果的にはそれで良かったことに気がつきました。寄合と言いながら
いつもほとんど私が話してしまうのですが、そんな調子だったので出席されて
いる皆さんから自己紹介といま私が一番大切に思っているテーマ
「考えるな、感じろ」についてお話をしてもらうことにしたのです。
 そして、支部代表の加登谷寿美子さんが最初にとてもすてきなお話をして
くださったので、それに触発されて皆さんが本当に本音でとてもいいお話を次々
と披露してくださったからです。

 「考えるな、感じろ」は2月の下旬にアフリカ旅行に行った時にずっと私に課題
として与えられたメッセージでした。ウガンダとエチオピアを訪ねたアフリカ旅行
に関しては来月号と再来月号で、器用に考えて面白くまとめるのではなく、感じた
体験をそのままなるべく伝わるように報告をさせていただこうと思っております
ので、そちらを楽しみにしてください。

 このテーマに関してはいろいろなシンクロが起こっています。
 まず、保江邦夫先生の『人を見たら神様と思え』(風雲舎)を献本していただいた
のですが、その本の主要テーマのひとつが「考えるな、感じろ」でした。
 この本は本当にすばらしい内容の本です。拙い解説を船井幸雄.comの私の
コラムで書かせていただいていますので、よかったら参考にしていただきたいと
思います。

 そして、取手の懇親会の時に「『考えるな、感じろ』だったらブルース・リー
ですね」と教えてもらいました。グーグルで「考えるな、感じろ」を検索すると
ブルース・リーの「燃えよドラゴン」の中での有名なセリフのことが最初の方に
出てくるのです。
 このようにあまり考えないようにしていると次々とメッセージをもらえるように
なるから本当に楽しくなってきます。

 いまは、宮崎に向かう飛行機の中ですが、スクリーンのフライト地図をみて
いると ちょうど足摺岬の上を飛んでいるようです。唐人駄場という私が大好きな
縄文遺跡の上を飛んでいるようなので、この巻頭言も神様から合格をもらえた
サインなのだと思います。

香川よりあい.JPG
香川よりあい


よりあい千葉にて.jpg
千葉よりあい


横浜:写真.jpg
横浜よりあい

今月のにんげんクラブ

 にんげんクラブに集まっていただいている皆様は有意の人です。
 いまだけ、自分だけ、お金だけの資本主義的な考え方を脱皮して、助け合い、
譲り合い、ギブしあいながらお互いに成長していかなければ、私たちの未来は
明るいものにはならないことを知っている人たちの集まりです。
 
 にんげんクラブは(株)にんげんクラブのものではなくて、全国の会員に
よって運営されていくべきものだと考えています。
 小川社長は全都道府県ににんげんクラブの支部を作りたいと考えています。
会員の皆様が気軽に参加できるような支部の「よりあい」が各都道府県に1つ
はあってほしいと思っているのです。
 
 全国の「よりあい」に出席させていただいて懇親会に参加すると、職場や家
庭ではこんな話をわかってくれる人がいないので、今日はいっぱい話ができて
楽しかったという声を聞きます。特に、小川社長のP ちゃんの話から始まる
スピリチュアルな話に触発されて、不思議な見えない世界の話が大好きな方が
集まりますので、普段のご近所付き合いなどでは頭がおかしくなったのかと思
われるので話せないことを思いっ切り話せるのがとても楽しいようです。
 
 地に足を着ける必要はありますが、物理的に目に見える世界だけで私たちは
暮らしているわけではありません。そういう不思議な世界のことが少しずつ理解
できていくことが、これからの大激変期をうまく乗り切っていくためにはどうしても
必要なことです。
 
 いままでは船井幸雄オープンワールドなどのイベントに参加していただいて、
そこで先生方の話を聞いて、「今日はいい話を聞いたなあ」と帰ればよかったの
ですが、これからは自ら発信していただいて、日常の暮らしの中で世の中の変
化のための実践をしていただかなければいけない時代になったと考えています。
 
 最初は小川社長や私が参加させていただきますが、その後は皆様自身で
「よりあい」を運営していただき、運営にも積極的に関与していっていただいて、
お互いの良い世の中づくりのためにやっていることのシェアをしていってほしい
と思っているのです。
 
 これからの時代は、少数のカリスマによって引っ張っていってもらう時代で
はないと思います。私たち一人ひとりが責任を持って自分の役割を果たしてい
かなければいけない時代なのです。だから、小さいことには構わないで、自分の
日常を良い方向に少しずつ変えていくことが大切なのです。


 (株)本物研究所の販売店の皆様に支部を運営していただく試みも積極的に
進めていこうと思います。
 昨年、台湾に行ったときに李登輝元総統が兒玉裕子さんの(株)にんげん
クラブの名刺を見て「にんげんクラブ?にんげんクラブなあ、にんげんクラブ
かあ!」とつぶやいておられました。よく考えてみればにんげんクラブというの
はすごい名前ですよね。
 
 こんな名称をつけるのは船井幸雄の真骨頂だと思いますが、もうひとつすごい
のは本物研究所という会社名です。本物を研究するのですから、すごい大きな役
割を持っているのだと思いますし、にんげんクラブと本物研究所は絶対に何が
あっても大切にしなければいけないと大勢の人から言われています。それが船井
幸雄の気持ちを引き継いで仕事をする私たちにとってはとても大切なことだから
です。

 
__ 5.JPG


 写真は先日岐阜で行われた支部よりあいの風景です。岐阜は「王様の手」と
いうタッピングの技術を(株)本物研究所とタイアップして運営している会社の
本部での開催になりました。社長さんが行きつけの居酒屋さんから手作りの
料理を運んでいただき、とてもアットホームな雰囲気で「よりあい」が進んで
いきました。
 
 日本中の支部代表さんがそれぞれ自分のやり方で「よりあい」を運営してい
るのですから当然かもしれませんが、それぞれの地域の個性があってそれは
本当に楽しいものです。阿波踊りではありませんが、「踊る阿呆に見る阿呆、
同じ阿呆なら踊らにゃ損々」ですので、会員として「よりあい」に参加するだけ
ではなく「よりあい」の運営側に回ったら100 倍ぐらい楽しくなると思います。

 少し誤解されるかもしれませんが、何もボランティアに徹していただく必要は
ないのだとも思っています。本物研の販売店であれば、売っている商品の宣伝を
していただいても結構ですし、営業マンであれば自社商品のアピールをしていた
だいてもいいのだと思います。
 ただし、商売だけが優先した会にするつもりはありませんので、いい世の中を
つくるという大前提がしっかりとしていることは条件になると思います。
 
 また、これも各支部の個性が出て構わないと思っています。絶対に商売禁止の
支部があってもいいと思うし、ゆるやかにそれぞれの営業をすることを認める支部
があってもいいと思っています。どういうふうに運営していくのかのガイドライン
のようなものはできればつくりたくないと思っています。
 
 それも上から強制されるのではなく、会員の皆様でつくり上げていただきたい
と思っているのです。今のところ、支部活動については愛知県が一番先行してい
ると思います。昨年の11月には映画「祈り」の上映会を成功させて、それが全国に
広がっていますし、今年の4月27日にはにんげんクラブ愛知大会を手づくりで開催
してもらうことになっています。
 
 できれば、全国の支部代表の皆様に交通費の一部を支給させていただいて名古屋
までその様子を見にきていただきたいと考えています。自分たちの手で大きなイベン
トをつくり上げていく、それがまずにんげんクラブとしての当面の活動になっていけば
いいと思います。そして、そのイベントは私たちがびっくりして想像もつかないもの
として実現していき、それでそれに刺激された他の支部がまた独自のびっくりするよう
なイベントを行っていくという善循環ができることを期待しているのです。
 もっともっと一人ひとりの会員の皆様がにんげんクラブの支部活動に積極的に参加
していただくことを期待しています。よろしくお願いいたします。

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